5117 |
先日光人社図解世界の名機第10巻「Bf109/Fw190]を読んだらその中で「Bf109は最高だ。(全備重量)ならどんな飛行機にも負けない…」という記述が複数のドイツパイロット回想として出てきます。 これは「全備重量=残燃料、残弾の心配が無い」状態と解釈してよろしいのでしょうか? 単に機体重量に関して言うなら、程よく消費しておいた方が翼面加重とか 軽くなり空戦性能とかはむしろ向上するのでは… どなたか「全備重量の意味」について教えてください。 備後ピート |
- おそらく原文は「Bf109 can outperform anything in the air when fully loaded」といったニュアンスではないかと思います。「fully loaded(全備重量)」に大して深い意味は無いのではないでしょうか。あえて解釈すれば他の機体が全備状態では鈍重になるのに対し、109 は全備でも軽快に飛べる(逆に言えば携行弾数や燃料が少ないことも意味しますが)という事を強調しているかも知れません。
「どんな飛行機にも負けない」という感想は極めて主観的なもので、具体的な空戦性能を意識したものではなく、パイロットがその機体の癖を完全に把握し自在に乗りこなしている自信の表現だと思っておいたほうが良いでしょう。似たような表現は米陸軍の P-51 や朝鮮戦争時の F-86、米海軍の F4U、日本陸軍の隼パイロットにも見られます。
ささき
- その本の前書き本文に解釈が載せられてるはずですけど。
片
- 確かに前書き本文に「例えば…」以降、重爆を護衛して長距離進行してきたP51を緊急発進したBf109が迎撃する場合の例などが挙げられていますが、どうも記述者がパイロットたちの回想を誤解して書いているいるフシ
があると思えた(全員が全員防空戦を戦ったわけでもないでしょう。少なからず東部戦線の経験談も含まれているはず)のです。
わたしの意見は、まさにささき様の回答の解釈に近いものでしたが、イマイチ確信が無かったので、識者の間のご意見如何とご質問させていただいたしだいです。
備後ピート
- 前書きに書いてあるのも、全備重量の109と全備重量のP51では109の方が軽い、というだけのことです。長距離侵攻、緊急発進云々の実例として書かれているわけではありません。
片
- そこらへんのこと全部ひっくるめて、BUN様個人の「全備重量」の解釈について是非とも(出来ればささき様風に)ご教授ください。
備後ピート
- >5. 回答者を名指しで、しかも解説の風味まで指定して回答を求めるのは、幾ら何でも注文が過ぎるのではないでしょうか?
ささき
- 訂正。大変失礼いたしました。BUN様→片様の誤りでした。
お二人にご迷惑をかけ、まことに申し訳ありません。謹んでお二方にお詫びするとともに、引き続き回答を求めます。
備後ピート
- 全備重量の一般的な定義ならご紹介しますが、個人の解釈などはありません。
回答を求められても答えようがありません。
BUN
- 全備重量の解釈?以前の問題として、「燃料400lで全備重量3t強の109、燃料1000lで全備重量5t強のP−51、これを同一条件として比べる方が無理なのだが、これこれの条件で対戦する場合にはこれにかなり近い条件になる」という日本語を正しくお読みになれるのかどうかの瀬戸際ですよ。備後ピートさんはどこにも書いていないことを質問しておられるのです。
ここに書かれている全備重量は字義通りの全備重量でしょう。そしてまたこの文章で書かれているのは「全備重量の109と全備重量のP51では109の方が軽い、というだけのこと」と繰り返すまでです。
片
- なかなか質問の真意がうまく伝えられず、多数の方々にご迷惑をおかけししているようですみません。
私の言いたかったのは、日本軍のパイロットの回想に例えるなら「零戦(一式戦)は最高だ。巴戦ならどんな飛行機にも負けない」と置き換えることで「巴戦」→「全備重量=残弾・残燃料に不安がない」という解釈でよろしいのでしょうか?という確認?確証が欲しかった訳で…。
備後ピート
- ドイツのパイロットがドイツの戦闘機について語った言葉を、日本のパイロットが日本の戦闘機について語った言葉に置き換えたりしたら、話がますます分からなくなるだけですよ。
便利少尉
- ご指摘有難うございます。言い訳がましいスレッドを延々重ねるのも記録として見苦しいだけなので、この件はこのあたりで打ち切りと…。
備後ピート
- ストレートにあの文章を読むならば、負けが込んできたドイツパイロットの中に「うちの機体は優秀だぜ。但し、相手が全備重量で来てくれたらな」と諧謔を込めて自虐的に語った人がいる、程度のことにしか読み取れません。果たしてそれは一般論化してよいものなのかどうか。
「Me109はとにかく機体規模が小さいのが特徴であった」という本論を引き出すための惹句でしかない「文章の一部」に注目して空想を広げられるのだとしたら、その前に「多くのパイロットがこのように言う」と書かれているのが本当なのかどうか、まずその辺を確かめることから入られるべきなのではないでしょうか。あまりにも土台があやふやな小さな記述から、あまりにも大きな空想を広げておられるように思います。
片