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世界の傑作機No.16「鍾馗」を読んでいて気になることがあったので質問します。 もと鍾馗パイロットの方の手記に添えて掲載されている「場周離着陸諸元」で、経済巡航・戦闘巡航・全速の諸元が記述されているのですが、これに加えて経済巡航では航法時の諸元、戦闘巡航・全速では会敵予想時の諸元が記述されていました。 どの機体についても、こうした諸元が細かく設定されているのでしょうか? 特に、会敵予想時で別個に諸元を設定しているのは一般的なものだったのでしょうか? 「全速≒最高速のこと」だと思っていたので、平常時と会敵予想時で全速が異なるというのは意外で、気になりました。よろしくお願いします。 諏拿糊麩津 |
- そこに書いてある意味としては、
・経済巡航=航法時
・戦闘巡航=会敵予想時
・全速=空戦
ということですね。
経済巡航の中にさらに「航法時」があるのではなく、航法しながら経済的な燃料消費量で長距離を飛ぶ場合が、すなわち「経済巡航」である、ということです。
それぞれ高度が3700mに指定されているかと思いますが、これがキ44の発動機の二速全開高度です。
この高度の場合、
・ブースト−250mmでは、毎分1900回転、対気速度320〜330km/h
・ブースト +40mmでは、毎分2300回転、対気速度350〜370km/h
・ブースト+150mmでは、毎分2450回転、対気速度480km/h
と、それぞれの場合にはブーストをこれこれに設定しなさい、するとこれこれの速度が発揮されますよ、という意味です。
各状態での「最高速度」というわけではありません。
「どの機体にも」というよりも、それぞれ発動機ごとに経済運転、常用運転、公称運転などの運転諸元が定められているのです。
片
- なるほど、片さん回答ありがとうございました。
誤読していたみたいです。
対気速度の横のカッコで括った数字が、上記の説明に対応するもんだと勘違いして、「カッコないの数字は対地速度」という説明をすっかり見落としてました(恥
諏拿糊麩津