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たぶん、既出なんですが… 航続距離が短く、洋上航法も不得手な陸軍戦闘機を、東部ニューギニアなど南方遠くへ進出させるには、どのような方法を使ったのでしょう? 「熊野丸」などちょっと調べてみましたが、あまり大量には送れそうにないですし。 ねのひ |
- 台湾、仏印、タイ、シンガポール、インドネシアなどを経由し、太平洋の沿岸部に沿って移動します。
このことについては、中央公論新社、谷甲州、覇者の戦塵1943 ダンピール海峡航空戦(上)の後半部分で触れられています。小説ですが考証が行き届いており参考になるかと思います。
中島
- 変な言い方ですが、海軍にも空母はありました。
瑞鶴などまでが使われています。
内地、または南西方面から空母でトラックへ。
トラックからラバウル、ニューギニア方面への航法は、海軍陸攻が誘導機についたりもします。
片
- ありがとうございます。
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陸軍機が空母の離発着をやっていたということなのでしょうか?
降着装置もないのに大変そう…
ねのひ
- 空母というより単に航空機輸送艦としての行動ですから、クレーンで積み降ろしです。
片
- 陸軍の戦闘部隊以外の輸送(補充)は、重爆の左右に三機づつ付いて渡洋してました(帰りは重爆のお客様)
工場でテストされ受領された機体は、輸送隊ごとに一旦九州の基地に集合。早朝九州出発して沖縄→台湾泊 翌朝フィリピンに出発の予定ですが、実際は各駅臨時停車状態だったそうで、足の短いこともありますが、それ以上に機体の故障の頻発と戦場にあまり先を急ぎたくないと言う隊員の心理があったようです。修理が長引く場合は後続部隊に臨時編入しろと命じられたそうです。 台湾からは実弾を装備しましたが、戦闘訓練は受けてないので敵には出会ったら運を天にまかせて逃げるか(逃げた後どっちに飛んでいいのか分からない)撃たれるかだった様です。
なお輸送隊員は民間人でしたが、末期にはいつの間にか兵隊に編入されてたそうです
秋