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ハリアーシリーズで質問です。 ハリアーはV/STOL機という表現をされていましたが、短距離または通常の着陸できるのでしょうか? ノズル故障時など、VL以外の着陸方法を強いられるケースがあると思うのですが、あの脚配置はグランドループを起こしそうで不安です。 GEN |
- ハリアーの通常着陸は禁止されています。
V/STOL機というのは、要はVTOL機STOL機の総称です。
対して(おそらく質問者の念頭にあったであろう)STOVLというのは、短距離離陸垂直着陸という運用形態を指してます。
ハリアーが実用化した後、実際に運用してみるとこの運用形態が軍用攻撃機として大きなメリットが有る事が判り、
その後のAV-8B・JSFなどはこの運用を念頭に設計され、STOVL機という呼び方もされるようになりました。
グリーネマイヤ智久
- 確かに公式又は規定上は垂直着陸でない短距離着陸(short landing)は禁止されていたようですが、下の記事によると、初期のハリアー(GR1など)ではパイロットは垂直着陸可能な場合でも、しばしば短距離着陸を好んだようです。垂直着陸の場合における地上の異物や埃がエンジンに吸い込まれる危険を回避することができるからだそうで。
http://www.vectorsite.net/avav82.html
Actually, although landings could be performed vertically if stores had been expended, Harrier pilots often preferred a a short landing roll. This was a useful practice in field environments since it avoided sucking dust and debris into the engine.
ただ、最近のハリアー(GR7)ではベクタード・スラストの改良により、短距離着陸からの運用も可能になったとあります。
http://www.raf.mod.uk/rafcottesmore/harspec.html
The unique feature about the Harrier is its ability to vector its Pegasus engine thrust. This vectored thrust enables it to operate from short landing surfaces and to take off and land vertically.
アリエフ
- 後の方の文章は、「それ(=ハリアー)は推力変向によって
短い着陸場(=滑走路)で運用でき
垂直に離着陸できる。」
と解釈すべきではないでしょうか?
便利少尉
- >3 確かにご指摘のとおりで、したがって2のレスの後半は無視して下さい。
アリエフ
- >2
確かにRAFの演習映像かなにかで、結構な前進速度を残して(ノズルは下向いてるが)着陸してそのままタキシングしているのを見た記憶がありますね。
グリーネマイヤ智久