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九九式以降で陸軍に単発爆撃機がないのはどうしたことでしょうか? 海軍の天山、彗星、瑞雲、流星と比べるとなおさらです。 生産リソースと違って開発リソースの配分は均等ではなかったのでしょうか? はなな |
- あるよ〜。キ119。しかも計画された戦闘機ベースの襲撃機の多くは単発です。
軽爆は双発、という方針が生まれたからですが、それがキ119に行き着くまでの経過も面白いものがあります。
BUN
- キ52、キ71、キ119という例もあるにはあります。
とはいえ、陸軍の単発襲撃機は、方針上では重単座戦闘機の戦闘爆撃機的運用に統合されようとしており、それ自体の存在意義がなくなりつつありました。したがって、それ以外の爆撃機開発の重点は、重爆、遠爆、それに双発戦と機体を共有する双発襲撃機に向かうことになります。要求される爆弾量ペイロードの増大と、飛行性能の高等化を考えるならば、より大馬力、すなわち双発に向かったのは必然だったともいえます。
単座戦闘爆撃機のためには、軽量で大威力の投下弾(タ弾など)が開発されてもいました。
海軍の天山、彗星、流星が艦上機、瑞雲が水上機という、陸軍機に比べれば特殊な立場にあったことにも注意が必要でしょう。海軍でも陸上機は銀河のような形になりますし、為し得るならば艦上攻爆の双発化をも目論mされようとしていました。
片