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設計図見てて不思議に思ったんですが陸軍機には胴体左真ん中辺り(翼の付け根の後)に四角い扉のようなものが有りますが何でしょうか?ほとんどの海軍機には付いてないです。左の図面しか見てないから右に有るのかも?紫電改には位置が微妙に違いますが有ります。 若葉航空ファン |
- 点検口ではないでしょうか。
酸素ボンベの交換はこの点検口から行われてるようで、飛燕戦闘機隊のP80に丁度その様子を写した写真が掲載されています。
無線機も点検口そばに置かれている所を見ると整備用のハッチと思って間違いないと思います。
また、一式戦では転覆時の脱出口となるようです。
しぐれ
- しぐれさんお答えありがとうございます。
横転時の脱出口には小さいような気が・・・
やはり点検口ですか すると、海軍機は右側に有るのでしょうか?
若葉航空ファン
- >横転時の脱出口には小さいような気が・・・
脱出時を考えての構造である旨を書いた書籍を見た記憶があり探してみたのですが見つかりませんでした。
別の資料で、世界の傑作機No65陸軍1式戦闘機「隼」のP86P87内部構造図に非常脱出口とあります。
真実一路の「撃墜王と過ごした晩に」の「質問 防弾装備はどうだったか?」の回答は脱出に関しての裏付けになるかと思います。
ただ、体格によってハッチを利用できない方もいるとは思いますけれど。。。
海軍機に関しては不勉強でお答えできません(^^;
零戦の右舷側にハッチは見当たらないですね。
しぐれ
- > 海軍機のハッチ
紫電/紫電改は胴体中央やや後部よりの下面左寄り(主翼のフィレットの辺り)に点検パネルとなっていて、蓄電池や各種ボンベの交換等に用いられ、雷電は右主翼のフィレット部が取り外し式になっていて、蓄電池点検用のパネルになっています。
因みに、雷電の酸素ボンベは操縦席の左後方に収められていたそうです。
T216
- 隼のハッチ?は、図面「http://www.skynet-1.com/aircraft/haya02.html」よりのスケールアップで、500mm×420mm 程度以上あるようです。
多分、大抵の人は脱出可能と考えます。
理由は、鋼構造物の点検・修理のためのハッチは最小 400mm×600mm で造りますが、私はこのハッチを通り抜け出来なかった人を見ておりません(私の知る限り、全員、通り抜け可能でした。)。
因みに、電車のロングシートの一人分の幅は、43cm で設計して、問題ありません。
工兵隊?
- しぐれさんT216さん工兵隊?さんありがとうございます。
ごめんなさい 疑って書いた訳じゃないんです。狭いコクピットで座席の背もたれの後を通って脱出口には行きにくいんじゃ無いかと それと、図面を見た目だけで判断してました。ちゃんと寸法を把握するべきでした。
陸軍は点検口兼用の横転時脱出口だからほぼ全機に有るんですね
海軍は海の上だから大きい点検口が無い という事ですかね
若葉航空ファン
- 尾輪式の機体では、離着陸時に前につんのめって転倒するいわゆる「逆トンボ」は深刻な脅威でした。尾輪式の機体は滑走路がぬかるんで「足を取られ」たり、ブレーキの「噛み付き」や、タキシング中に背後から突風を受けたりするといとも簡単につんのめってしまうのです。飛行機が転倒すると大量の燃料も流出し、これに出火して閉じ込められたまま焼死する事故も少なくありませんでした。
東西を問わず、多くの機体ではヘッドレスト・防弾板兼用のロールバーを入れて圧死防止とし、地面との隙間から脱出できる配慮がなされていますが、コンクリートならともかく草地滑走路ではヘッドレストごと地面にめり込んでしまい、脱出できなくなることも多かったようです。
米軍の戦記から、転倒して燃料じゃじゃ漏れの P-47 から乗員を救出中、一人の士官が腰から銃を抜いて「火が出たらすぐ頭を撃ち抜いてやる、焼き殺しはさせないから安心しろ」と声をかけていたとの回想を読んだことがあります(ちなみに無事救出されたパイロットは激怒してその士官を追い回したそうです)。また F4F で雪だまりに突っ込み転倒する着陸事故を起こしたパイロットが無我夢中でコクピットから這い出し、後で残骸を見に行って「私が脱出した穴は自分でも驚くほど小さかった。いったいあの小さな穴からどうやって這い出したのか、どう考えても思い出せなかった」という話もあります。
ささき
- >7 日本でも昔、エアロコマンダーがOFF RUNして乗員が脱出したのはサイドウインドウの空気入れくらいにしか使わない小窓でした、脱出したご本人も、どうやってあの小さな穴から出たのか思い出せないと申しておりました。
点火栓
- 紫電改は胴体右側の風防と日の丸の間あたりにもハッチがありますよね。
人が出入り出来るくらいの大きさであると思います。
開けるとアルコール・タンク(プロペラのデ・アイシング用?)の後ろにデンキー(救命浮舟)が収納されているのでデッチングした場合はこのハッチからデンキーを取り出す要領だったのかも。
とく名希望
- > 紫電改の胴体右側の風防と日の丸の間あたりのハッチ
ご推察の通り、救命筏格納孔蓋のようです。
但し、このハッチは初期型からあった訳ではなく、救命筏が第5101号機以降、つまり紫電二一甲型(N1K2-Ja)から追加された装備とされていますので、当然ハッチもそれ以降の機体にしかないということになります(生産の都合上、その通りになっているとは限りませんが)。
T216
- ささきさん 点火栓さん とくめい希望さん T216さんありがとうございます。
着艦は難しいとは想像してましたが、着陸がそんなに危険を伴うとは思っても見ませんでした。
日本機は防弾が薄いとか人命無視のように書かれてる物が多いですけどちゃんと対策が取られてたんですね
みなさんありがとうございました。
若葉航空ファン
- 映画『燃ゆる大空』で、撃墜された友軍機の操縦者を、九七戦が不時着して救出する時に、胴体右主翼の付け根の後方あたりから胴体内に収容する場面が有りました。
roht
- 7>(ちなみに無事救出されたパイロットは激怒してその士官を追い回したそうです)。
これは、両者の喜びと感謝と照れ隠しの成せるところではないでしょうか? 2人の目には涙が? なんてちょっと浪曲調過ぎるでしょうか?(汗)
roht
- >13. いや、銃を構えた士官が純粋に「生きながら焼き殺される地獄よりは、むしろ一瞬の死を」と考えてその行動を取ったことは私も疑いないのですが、ひっくり返った機体のなかでガソリン漬けの宙ぶらりんで一刻も早い救助を望むパイロットの側としては「てめー、人がまだ生きているのに、銃を向けるとは何事だ!そんな暇があったら救出の手伝いでもせんかい!」というのが正直な心情だったのではないでしょうか。
その後二人が「いやー、あの時は悪かった」「いや、俺のほうこそカーッとなっちまって、つい」と、笑顔で酒でも酌み交わしたことを願います(笑)
ささき
- キ-27の座席の背あては後部胴体に向けてはね上げ式になっていました。転覆したときにこれを開けて、胴体のハッチから出るようになっていました。
参考:丸メカ#25 97式戦闘機 pp19 にそのとおりの図と解説があります。
デューク