4655 |
2003年10月21日に三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作小牧南工場より近代化試改修機形態1号機(928号機)が防衛庁に引き渡されましたが、何でAPG-63(V)2やAPG-63(V)3を装備せずAPG-63(V)1を装備したのですか? ジュラ-ブリク |
- 基本的には米空軍のF-15CのMSIPの日本版だからです。
事実上まだ完成しているとはいえないAPG-63(V)2に、大金払ってベータテスターをする必要は特に無く(この場合はレーダーのみならずシステム全体の再構築も想定しないと意味が無いし、そうなったらいつ完成するか判ったもんではない)
この時期までF-15Jの改を待ったのは、比較的楽にAPG-63(V)1が入手できる(米空軍向け生産が終わるので)と、米空軍が基本部分を構築して実績が既にあるMSIP相当を流用できるというのが魅力だった訳です。それでもF-15Jの改修費用は50億円を越えます。APG-63(V)2に新規システムを組んだらもっと金も手間もかかり、実戦化も遅れるでしょう。そっちがトータルで有利だと考えられる根拠は私には無いですし、恐らく防衛庁でもそう考えるでしょう。
SUDO
- どうもありがとうございます!!
ジュラ-ブリク