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いつも勉強させていただいています。 質問があるのですが、戦闘機での撃墜王がいるように 対空砲員でも撃墜王がいたのでしょうか? ご教授の方よろしくお願いいたします。 チョチョポリス |
- 米軍のB-17の尾部銃手であったMichael L. Aroothという人が17機撃墜のスコアを記録して、米空軍の銃手としてのトップだそうです。こちらのサイトをご参照ください。
http://members.aol.com/aafcollector/arooth/index.html
ハムサンド
- ハムサンド様、回答ありがとうございます。
ガンナーエースと言うんですね、初耳でした。
しかし17機撃墜とはすごい
やっぱり尾部銃座は危険だけど、スコアも取りやすいと。
けど、一番恐そうな配置ですね。一人ぼっちだし。
チョチョポリス
- 旋回銃による撃墜報告は戦闘機よりも更に誤認が多い(=確認が難しい)ので、17 機という数字を鵜呑みにはしないほうが良いと思います。
ささき
- 英空軍爆撃コマンドにも、ガナーのエースはいました。一例として、102SQから有名な617SQに所属した、トム・マクリーン准尉(最終階級、撃墜公認8機)がいます。
特に、1944年3月15/16日のフランスのWoippyの航空エンジン工場へのミッションで、爆撃自体は天候で中止となりましたが、帰途5トン爆弾を抱えたままのランカスター1機がMe110x3機+Me109x1機と遭遇、コルクスクリュー運動を繰返して、その機の尾部銃手のマクリーン曹長はMe110の全機、上部銃手がMe109を撃墜しています。
夜間爆撃機に対して、ドイツ夜間戦闘機は1機ずつ攻撃するので、その都度片付けたことになります。Me109はランカスターに並行して飛行していて、何らかの誘導をしていたようだ、と報告されています。
地上のフランス人の複数の証言もあり、また1対1であるため、米軍の編隊での交戦と異なり、戦果の重複は考えにくいでしょう。
出典:「617 Squadron」Tom Bennet著、pp37-107
デューク