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キ六一飛燕が前線で専用機とも思われる大幅改造されたことがあったと本で読んだのですが、同様な事例はよくあったことなのでしょうか? kyo |
- その本は、「秘めたる空戦」ではないでしょうか?アレは、フィクションだと言う話だそうですけど・・・・
キリン
- >同様な事例はよくあったことなのでしょうか?
エンジンや機体構造まで弄るような改造を「現地独断」で行うようなことは、原則としてあり得ないと考えたほうがよいです。またそのような重改造は、最前線の格納庫で一担当者がこなせるような作業量ではないと思います。
ささき
- 読んだ本はキリンさんの言ったとおりのものです。一応NF文庫ということで私もはじめはささきさんの言っておられるようにかなり難しいし事だと思っていましたが、あまりにも具体的に改造箇所等が挙げられていたのでほかにも行われていた事例があったのかなと。あれがフィクションだったとは・・・
kyo
- 飛燕限定でないのなら、ラバウルのゼロ戦(本HPトップから国立博物館蔵のもので見れます)が有名ですけど。
特例ではあるでしょうが。
キック
- 昔読んだ物(丸とか航空雑誌の類)に百式司偵二型を戦隊長あたりが独断で翼端を切り落とさせた例があるそうです。
(速度は上がった物の失速しやすくなった)
上級より処分されたそうです。(戒告とか始末書とかその手の意味、内容・程度は覚えていません)
そのさいにもうすぐ三型ができると言われたと有りました。
素人ですが・・・
- 複座の零戦などは、あくまで員数外だから出来たものと思います。現地での独断による軍用機の改造は、一般に重大な結果を招きます。レンタカーを勝手にチューンナップする程度の覚悟では済まないでしょう。
APOC
- 複座の再生零戦が製作できたのは南東方面航空廠の高い技術力、工作能力があればこそでしょう。破損機の再生は軍の命令でもありましたから航空艦隊司令長官レベルの了承はあってのことでしょうし、「このような改造は可能か否か」といった航空本部との電報のやり取りさえ、もしかしたら存在するかもしれません。
BUN
- >7
BUNさん、ありがとうございます。
命令が存在したことは知りませんでした。電報の記録などが出てきたら、上野にあった機体もまた違って見えるかもしれませんね。楽しみです。
APOC
- 電報が交わされたかもしれないというのは、十一航艦から航本へ三二型破損機の百発弾倉を二一型に移植して良いかといった問い合わせのやり取りが残っているからです。時期は違いますが機体の再生は誇って良い活動ですから必ず報告なり問い合わせなりがあったのではないかと思っています。
BUN
- >9
基本的に能力や環境の問題だったということですね。
こういった問い合わせへの対応状況やその内容などとても興味深く、ご研究の成果を拝観できる日をお待ちしております。そのためにも是非、燃料消費量にご配慮の上、ご自愛の程を。
APOC