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南雲艦隊を攻撃したミッドウェイ基地航空隊は空襲を受けた基地に無事に着陸できたのでしょうか? 初心質問 |
- 一航艦の空襲翌日の1942年6月7日に事故のため逃げ遅れた三隈に対し、ミッドウェイを発進したB-17とSBDが爆撃を行っていますので、多少の事故はあったかもしれませんが生き残った機は着陸していると思います(攻撃隊指揮官の友永丈市大尉が打撃不足と見て「第二次攻撃ノ要アリ」と打電したのは有名ですし、一航艦の空襲終了から間もなく基地防空にあたっていたVMF-211のF4FとF2Aが着陸していますから、滑走路はそれなりに使用できたと考えた方が自然です)。
T216
- E.H.シムズの「太平洋のエースたち」の記載によると、爆撃後も「滑走路は全く無傷」だったとされています。実際爆撃後も戦闘機隊にせよ爆撃機隊にせよ、発着に全く支障をきたしていないので、滑走路は完全に作戦可能状態にあったと見て良いと思います。
大塚好古
- ちなみに日本側戦闘詳報による戦果。
・赤城艦爆隊 イースタン島飛行場施設爆撃 三ヶ所火災
・加賀艦戦隊 イースタン島飛行場地上敵機銃撃
・蒼龍艦攻隊第一中隊 サンド島高角砲陣地爆撃
・ 〃 第二中隊 イースタン島滑走路爆撃 80番通6発命中
・ 〃 第三中隊 イースタン島滑走路、格納庫爆撃炎上 80番通6発命中
・加賀艦爆隊 サンド島飛行艇基地爆撃 格納庫その他施設炎上
・飛龍艦攻隊 サンド島諸施設爆撃
片
- ミッドウェイ島の基地は事前に日本海軍が持っていた情報と、現実の基地、
滑走路などの数が違っていて航空機隊より攻撃不自由分の報があり、
再度攻撃隊を出す準備中に、米機動部隊発見となっていています。
ミッドウェイ島の滑走路で使用可能な物があったということですので、
多少問題があると思いますが、発着は可能であったと思います。
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