4083 |
戦前戦中の舗装された滑走路には,滑走路の端に円形の広い部分が付属しているのをよく見ます。その円形の部分を当時は何と呼んでいたのですか。また,今の滑走路にそのようなものはないのに,どのような必要性からわざわざ作られたのでしょうか。 宮川 |
- あくまで憶測とお断り申し上げます。
舗装路面との境界に段差があれば、浅い角度で乗り入れるときキャスター式尾輪が段差に沿って振られると思います。任意の方向から支障なく、つまり段差と直角に進入するためではないでしょうか。できれば蒼空様のご意見をお願いします。
APOC
- 宮川さま、何かの研究をなさっているのでしょうか?
お尋ねのものは、調布飛行場の十字型に交差する滑走路の四つの端にある円形の部分のことでしょうか?
http://www5b.biglobe.ne.jp/~s244f/hikojo-1200-3.gif
先に申上げますと名前は存じません。単に着陸した機を今度は離陸するために転回させるための場所じゃないでしょうか?丸いのは回転半径は小さくとも円形が必要だからでは?
ドイツのアウトバーンはヒトラーによる建設着手のころから冷戦の終結まで、迎撃機が離着陸できるように何キロか毎に、上部には送電線が全くない何百メートルかの直線箇所を造り、中央分離帯を着脱式にし、その両端に着陸した迎撃機の転回スペースを設けています。平時には無人のパーキングスペースとして機能してます。
葉隠
- 何処の飛行場のことでしょうか。旧海軍の飛行場でそのような設備は見掛け
ませんでした。また、資料を調べても見当たりませんでした。
蒼空
- 蒼空様、お手数をおかけして大変恐縮です。本件からは外れたようですが、ご経験の中で尾輪が段差等にとられ、進路維持に不具合を生じた事はございませんでしょうか。後学の為是非お伺いしたく存じます。
APOC
- APOC 様
飛行場は平坦で地上滑走が困難な段差などありませんでした。本文にも記載
していますが、館山の掩体壕への誘導路が特異な経験でした。
http://www.warbirds.jp/senri/
蒼空
- 海軍の「滑走路施行基準(草案)」によれば、幅が狭い滑走路の端部に方向転換用として半径50m以上の舗装帯を設置することとされています。この名称は特にありません。
chuukichi
- 蒼空様、貴重な体験談をありがとうございました。学研の零戦2の中で、大分空の21型列線が舗装路を無視して並べられており、問題も無さそうだと思いましたが、次ページに段差らしきものが写っており、気になっておりました。ともあれ、大変なご苦労をなさいましたね。我々がそれに報いていないのが何とも残念です。
APOC
- すみません、切れました。
皆様、良い設問とご回答ありがとうございました。
APOC
- 離着陸機の方向転換用のスペースです。誘導路を持たない飛行場に見られます。
現在はターニング・パッドと呼びます。
例:
稚内空港 http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_kowan/airport/profile/wakkanai.html
宮古空港 http://www.pref.okinawa.jp/airport/index/my/miyako00.htm
AI
- ダメ押しありがとうございます。形は違ってもちゃんとありますね。
APOC