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今の飛行機は,前輪式で,地上を走行するときに,前輪の方向を変えて舵をきる仕組みになっています。一方,昔の飛行機は尾輪式がほとんどでした。あの小さな尾輪には舵がついていないということですが,地上を走るときには,どのように方向を制御していたのでしょう。 宮川 |
- > 前輪の方向を変えて舵をきる
本当かな?キャスター式のも結構あるぞ。EEライトニングの初期型とか。ステアリング機構付のものでもそれだけで曲がってるわけじゃないですし。
> あの小さな尾輪には舵がついていない
ついているのも散見されますね。ジービーR-1とか。多数派はキャスター式になっていて飛行中や離着陸滑走時にはセンターロックをかける(バネで中立させてるだけのものもある)ものですが。
> どのように方向を制御していたのでしょう。
主車輪のブレーキを左右別系統にして、ラダーペダル上のブレーキペダルを左右別々に踏む、というのが完成形です。方向舵で空力操舵しちゃうこともけっこうありますが。
Schump
- 米軍のマニュアルに、零戦の尾輪はセンターロック機構が無いという注意書きをよく見ます。
逆に言うと、米軍機はセンターロックできるものが多かったということなのでしょうね。
絵塗師
- 旧海軍の飛行機で説明します。我々は飛行術練習生で地上滑走の訓練を
受けます。まず基本操作ではブレーキは使いません。方向舵を旋回する
方向一杯にきり、エンジンを細切れに吹かして旋回します。風向に応じ
て他の舵を補助的に使います。実用機になると重くなるので、ブレーキ
も併用しますが基本操作は同じです。
蒼空