ちょっと気になると夜も眠れない。 艦船関係 Ans.Q どうでも良いことなのに…、誰か助けて! |
1355 |
「艦隊型駆逐艦」という単語について質問です。 護衛駆逐艦または初期の航洋性が低い小型の駆逐艦などへの対比して、この言葉が用いられることが多いと承知していますが、この呼び方は戦後に広がったものでしょうか?それとも戦前戦中においても公式または非公式にこのような呼び方をすることはあったのでしょうか? あるこん |
帝国海軍は排水量で一等二等三等と分けてましたけど大正末期以降は一等しか造らなくなりました
帝国海軍でWW2期の護衛駆逐艦に相当するのは海防艦で一部は旧式駆逐艦が任務に充てられてたと承知してます
> 初期の航洋性が低い小型の駆逐艦
「水雷艇」ですかね
駄レス国務長官
護衛駆逐艦や海防艦などの来歴については私も概略程度であれば、理解しているつもりではありますが、質問の趣旨としては、「艦隊型駆逐艦」なる語句が用いられるようになったのはいつのことか?というものになります。
>「水雷艇」ですかね
ドイツのT22型水雷艇が「Flottentorpedoboot (艦隊水雷艇)」と分類されていたらしいので、このあたりから引用されたのではないか?というのは可能性の一つとして予想しています。
あるこん
帝国海軍でWW2期の護衛駆逐艦に相当するのは海防艦で
↓
帝国海軍でWW2期の護衛駆逐艦に相当するのは丁型(松型)で
>2.
> 「艦隊型駆逐艦」なる語句が用いられるようになったのはいつのことか?
正確な時期は判りかねますがWW2後に世界の艦艇研究界隈で使い始められたんじゃないかと
> ドイツのT22型水雷艇が「Flottentorpedoboot (艦隊水雷艇)」と分類されていたらしいので、
それらは1934年計画のZerstoerer(駆逐艦)より後の計画で排水量も6割程度の小型ですからお尋ねのものとはカテゴリーが違うんじゃないでしょうか
駄レス国務長官
↓
> 帝国海軍でWW2期の護衛駆逐艦に相当するのは丁型(松型)で
(旧式艦艇の転用ではない方の)海防艦は、当初北方海域における漁業権益の保護を目的に整備されたものが後に船団護衛に用いられるようになったのに対し、丁型(松型)は、従来の二等駆逐艦に近い位置づけという認識ですので、個人的にはむしろ訂正前の例えの方が適切ではないか?と考えています。
事実、通商護衛を主任務とする第一、第二海上護衛隊には、海防艦は配備されたものの丁型駆逐艦は配備されていませんし……。
>正確な時期は判りかねますがWW2後に世界の艦艇研究界隈で使い始められたんじゃないかと
私としても、その説は有力ではないか想像してはいるのですが、何か確証に足る情報はないかと思い、こちらで質問させていただきました。
>それらは1934年計画のZerstoerer(駆逐艦)より後の計画で排水量も6割程度の小型ですからお尋ねのものとはカテゴリーが違うんじゃないでしょうか
直接的にFlottentorpedobootが艦隊型駆逐艦の語源になったというよりも、従来より大型高性能の水雷艇を艦隊水雷艇と呼んだことから“転じて”、初期の駆逐艦や護衛駆逐艦よりも大型高性能な駆逐艦を艦隊型駆逐艦と呼ぶケースが出たのではないか?という意図の発言でした。
あるこん
> 丁型(松型)は、従来の二等駆逐艦に近い位置づけという認識ですので
二等(中型)駆逐艦は大正期に昼戦部隊(本隊)用の一等(大型)駆逐艦に対して前進(夜襲)部隊用として計画されたモノでカテゴリー的にはいずれも「艦隊型〜」に属します
対して丁型(松型)はガ島方面の補給輸送作戦に対応して1943.2に改D計画の追加として42隻が要求されたモノでスペック的にも対艦戦闘よか対空・対潜戦闘に適しており世界的に見ても「護衛〜」の範疇に入ります(英独の戦後の研究家も護衛〜に分類)
何によらず建造目的と実際の用法に乖離を生ずるのはよくあるコトで評価判定には留意すべき点でしょう
>1.の繰り返しになりますが「護衛〜」の登場後に在来(普通)の駆逐艦を分類上の便宜より「艦隊型〜」と称するようになったってコトじゃないでしょうか
駄レス国務長官
1354 |
旧日本海軍の海防艦について質問です。 海防艦は御蔵型以降は砲に高角砲を採用していますが、これは砲側照準のみで対空戦闘を行い高射制御装置は搭載されていなかったのでしょうか? 松型駆逐艦は4式高射制御装置が搭載されていますが、色々な資料を見てみても海防艦に4式高射制御装置が搭載されている記述が見当たりませんでした。 高射制御装置なしでは高角砲で対空戦闘ができないのではと思うのですが 搭載されていないのならなぜ搭載しなかったのでしょうか? おでんくん |
●第二二五号海防艦
・四式射撃装置(一組)
https://www.jacar.archives.go.jp/das/image/C08010928800
丁型
●第百九四号海防艦
・四式射撃装置(一組)
https://www.jacar.archives.go.jp/das/image/C08010928300
太助
こんな資料が公開されていたとは
回答ありがとうございます
おでんくん
1353 |
英戦艦「キング・ジョージ5世」(2代)は艦尾両舷に各6個の四角い舷窓を持っており、そこの艦内には司令官公室などが設けられていました。 これは「キング・ジョージ5世」のみの特徴であり、他の4隻の姉妹艦は全艦普通の丸い舷窓でした。 米戦艦「サウス・ダコタ」(BB−57)や独戦艦「フリードリッヒ・デア・グロッセ」のように、「キング・ジョージ5世」は何か他の姉妹艦にはない特殊な設備か役割があったのでしょうか? 宜しくお願いいたします。 Ranchan |
誰か答えて下さい。
1352 |
「大和級戦艦は、副砲砲塔のうち二基を中心軸上に配置したため、ヴァイタルパートが不必要に長くなってしまった。サウスダコタ級は努力をして短くしている。」という論評があります(「世界の艦船」1999年2月号、中川務)。この考えに基づけば、副砲砲塔を2基ずつ左右両舷に配置したほうが良かったと言うことになるでしょうか。武蔵、大和の最後を我々は知っていますので、ヴァイタルパートの長短は結果的には関係はなかったのですが、設計段階ではどちらが良かったか皆様のお考えを知りたいです。 電気戦艦 |
良し悪しと言うより戦術的な要求が大きいのでは。
元自
副砲塔下部の左右には発電機室とか水圧機室とか色々有りますから単に副砲塔を無くせばヴァイタルパートが縮まるとゆうコトはありません
駄レス国務長官
質問者の方は「設計段階」と明記してますので副砲両舷2基配置なら現実の大和型とは別の艦になる、という前提ではないでしょうか?
元自
副砲両舷2基配置なら
1.片舷副砲火力が2/3
2.個々の副砲塔の射界が狭まる(120度位?)…史実首尾線副砲塔は240度位
3.主砲塔を前後一杯に回したときに副砲塔が旋回角を制限する、また主砲爆風の影響度が大(砲口附近に副砲塔が存在)
・・・なので副砲塔の配置は史実の菱型がベストだと思いますけど
駄レス国務長官
大和型戦艦の他に「艦の中心線上に副砲塔を配置した戦艦」と言うと、仏戦艦ダンケルク型・リシュリュー型くらいしか思いつきません。
伊戦艦ヴィットリオ・ヴェネト型は大和型戦艦同様の主砲配置ですが副砲塔は「両舷2基」配置です。
大和型戦艦は条約による排水量制限などなかったので理想的な副砲配置が出来たが、他国戦艦は排水量制限に収める努力の一環として艦の全長増大を避けて敢えて次善の副砲配置とした・・・となるのでしょうか?
Ranchan
大和型は船体幅が広く機関区画長が他国戦艦に比べて短いってのが効いてると思います
・・・
そもそも大和型のヴァイタルパートが長いって見方がおかしくてむしろ短か過ぎてアップデート余裕が無くまたヴァイタルパート内を固め過ぎて前後の非装甲部分が相対的に弱くなったことこそ批判さるべきじゃないでしょうか
あと舷側方向はともかくヴァイタル前後方向の傾斜装甲は考え過ぎで船体構造の連続性を阻害してるのも脆弱性の一因と思われ
駄レス国務長官
なお、蛇足ながら戦艦に対する駆逐艦等の雷撃は、回避を困難にするため極力前方、あるいは斜め前方から行うように為されます。これに対処るるためにも菱形配置は有利と思われます。
読書人
レス有り難うございます。
「大和型戦艦はあれだけの性能なのにコンパクトに出来ている。欧米艦なら1〜2万トン肥大していただろう」とよく「小ささ」を賞賛されますが、軽巡洋艦「夕張」のように「実用性を無視し、無理してコンパクトにしている」ものなのでしょうか・・・。
ただ一つ6.を拝読致しまして
>ヴァイタルパート内を固め過ぎて前後の非装甲部分が相対的に弱くなったことこそ批判さるべき
と仰られていますが、オールオアナッシング式の設計なら致し方ないのでは・・・と愚考いたしました。
Ranchan
> 無理してコンパクトにしている」ものなのでしょうか
そーゆうワケじゃありません
> オールオアナッシング式の設計なら致し方ないのでは
艦の大きさの割に防水区画が少ないとゆうイミです
駄レス国務長官
電気戦艦
> 大和級も副砲なしで、駆逐艦と同じ5インチ砲で良かったと言えないでしょうか。
大和型計画時は前進部隊に配置して敵の偵察部隊を蹴散らす構想でしたから5インチ砲では不足じゃないでしょうか
> 第3次ソロモン海戦では我が比叡は米駆逐艦からの近距離砲撃で大きな損害を受けています。
当該米艦隊は重巡3軽巡2が基幹ですから副砲は有効だったはずでまずは近接を許さないことが必要でした
> いまだから言えるのかもしれないですが、
何でもそうですが後知恵でなく当時の知見をベースに評価を下すべきじゃないでしょうか
駄レス国務長官
ただ重量やスペースの問題が大きく15.5センチ砲で我慢していたのでは。
・・・まあデ・モイン型みたいなバケモノ重巡までいってしまったら、もう主砲の出番のような気もしますが。
Ranchan
突き詰めると、私の、アメリカ海軍の127mm両用砲に対する羨望の感情があるのだとわかりました。大和の舷側にあった副砲を、後になって高角砲に置き変えたりしているので、なんだか無駄をしているなと思うわけです。
電気戦艦
「両用砲」というのは対艦では小口径なので一発の威力が弱く、かといって大口径にすると重量増加により対空に必要な動作速度が阻害される・・・という中途半端なものなのではないでしょうか。
Ranchan
国も年代も違い過ぎて参考にもならないけれど。
元自
1351 |
軽巡五十鈴は大戦中の改装で高射砲や電探、聴音機を多く搭載しましたがこれらはいずれも多くの電力を消費すると思わます。これらの装備を搭載して発電能力は足りたのでしょうか?建造時に想定された消費量を大きく上回ると思うのですが…… 電力不足に苦しんだという話は特に聞かないので建造時にかなり余裕をもって発電能力を確保していたのでしょうか。それとも撤去した砲塔の基部に発電設備を増設したりしたのでしょうか 豆戦車マン |
一般論として重量および占有容積より四半世紀後の兵装増強分を見込むというのはチト考えられません
追加装備品の消費電力も不詳ですけど八九式12.7cm連装高角砲の主電動機はDC220V10HPなので発電機を更新する必要がありますね
駄レス国務長官
艦内の発電機を高出力なものに換装とかとなると改装に時間がかかりそうですし弾薬庫などの砲塔基部に追加とかにしたのでしょうか(できるか分かりませんが)
ですが横須賀への回航から第三十一戦隊の旗艦になるまでに8ヵ月経ってますし時間をかけて改装したのでしょうか。しっかりした資料であれば改装期間も分かるのでしょうが今資料がなくてそのあたりは分からないですが。
豆戦車マン
弾薬庫と補機室では要求機能が全く異なりますので単にスペースが空いたからといって直ちに転用できるとは限りません
資料に当るのであればまず「横須賀海軍工廠史第八巻」「同外史」などは如何でしょうか
駄レス国務長官
豆戦車マン
1350 |
櫓と櫂は小型船を動かすための重要な道具です。世間には、「櫂は三年、櫓は三月」という言葉があり、櫂の習熟には櫓より多くの期間が必要とされています。櫓については特に言うことはありませんが、櫂についてはネット記事を見ても混乱が見られます。櫂はオールであると言う記述が結構あります。オール扱うには体力入りますが、たいした技術はいらないので、櫂をオールとするのは間違いでしょう。私が知る櫂は、せいぜい2mくらいのまっすぐな櫓のようなものを船尾の輪っか(古いベルトを半円状にして船縁に打ち付けたもの)を通して水中に垂直に差し込み、T字型の柄を8の字型にこねくり、船を推進するものです。私は一度だけやろうとしましたが、全く動きませんでした。櫓だと少しは操れたのですが。宮尾登美子の「櫂」がNHKのドラマになっており、最後に川船の映像が出て、櫂らしきものがあったのですが、形がよくわかりませんでした。ちょっと長すぎる感じがしました。 皆様の感想をお伺いしたく存じます。 電気戦艦 |
もう一つはオールを意味するものです。瀧廉太郎作曲の「花」の中で「櫂のしずくも花と散る」とありますのは、オールの先端から水がこぼれる様子をうたっています。この場合は櫂のことです。古代ギリシャの三段櫂船がありますが、これはオールです。
このように整理できますので、この問題は解決されたことにいたしましょう。
電気戦艦
電気戦艦
1349 |
下記質問で思い出したんですけど、ブルーバックスの「なぜ磁石は北を指す」に伊号潜水艦の磁気コンパスの偏差表が載っていました。 1.この様な偏差は進水時に測定するのでしょうか? 2.消磁したり長年の航海で磁化されたりすると偏差が変化すると思われますが、定期的な測定は行われたのでしょうか? (まあ、ジャイロコンパスがあるので磁気コンパスの使用機会は多くないと思われますが……) 安井 賢一 |
・偏差とは、磁北と真北の差なのでは?
つまり磁気コンパスや船の磁化は関係なく、地球上のどの場所かで決まるもの(地殻が経年で移動するように磁北も経年で移動するかと思いますが)
【磁気図】
https://www.gsi.go.jp/buturisokuchi/menu03_magnetic_chart.html
・自差が、磁北と磁気コンパスの指す北との差なのではないかと。
こちらは船の磁化が影響するでしょう。
自差修正(磁気コンパス修正)
http://nishioka-kaiji.com/kgkaiji/compass.html
http://uenishi.on.coocan.jp/m530kaiyoukiki.html
太助
「伊号潜水艦の磁気コンパスの偏差表」とは、磁北と磁気コンパスの指す北との差を船体を各方位(北とか南西とか)に合わせた場合の差を記した表です。
(浮上時に灯台などの目標を使って磁北を判別したものと思われます)
自差と記せば良かったですね。
後、著作内では戦闘機がジュラルミンから鋼鉄製に変わったので、離着陸の衝撃で磁化が変わって磁気コンパスが使い物にならなくなるなんて話がありました。
安井 賢一
参考情報ですが、現在では自差修正は2年に一度は実施するように決められているようです(申し訳ありませんが出典規則までは調べておりません)。
https://www.s.kaiyodai.ac.jp/ship/umitaka/umitaka12/Frame/Reports/Jawa.pdf
https://www.konankaiji.com/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/%E8%87%AA%E5%B7%AE%E4%BF%AE%E6%AD%A3/
太助
1348 |
古い艦船の消磁について調べているのですが、日本海軍がイギリス船を捕獲したとの情報がありました。 In 1942 the Japanese captured a British 5000-ton cargo ship (probably VENNEBIS, re-named SHONAN MARU) which was equipped with M, F, and Q coils. この船の詳細(元の船名、日本名、その後の船歴、その他)を知りたくなったのですが、何方か御教示頂きたく。 よろしくお願いします。 太助 |
太助
http://hush.gooside.com/Text/5h/54He/H49gHenta_.html#anchor5253
http://hush.gooside.com/Text/2S/22Shi/Shounan.html#anchor63844
この船でよろしいでしょうか。
hush
https://www.shipsnostalgia.com/media/bennevis-i-1918-1944.327648/
下記ではBen Nevisとなっていますが、上記、船首の船名表記を見るとBennevisが正しいようです。
https://www.clydeships.co.uk/view.php?a1Page=2174&ref=16145&vessel=BEN+NEVIS
hush
少し疑問点がありますので、(自力でも調べるようにはしますが)判りましたら追加の回答お願いします。
>>2
・川崎汽船貨物船新嘉坡丸を42昭南丸と改名され陸軍が徴用
-----
・ベン・ネヴィスと改名41.12/9水雷艇隼が香港沖で拿捕したイギリス船舶省戦時標準型貨物船ウォー・オーストリッチWar Ostrichを42昭南丸と改名
⇒1942/3/13?(5/13?) アメリカ潜水艦(SS228)ドラムが神子元灯台北東沖で貨物船昭南丸(5356T)を撃沈.
なにか42昭南丸が2隻いるようですが、上が陸軍船で、下が海軍船でしょうか。下の船が目当てのものだと思いますが、実質3ヶ月保たなかったんですね。
と思いきや、追加の回答を頂きましたが、
・沈没日(気になります)
・沈めた潜水艦名(割と気にならない)
に差違があり、現状困惑中。@1942/3/13
A1942/5/13
B1944/11/14
どれが正解でしょうか?
>>3 の上のリンク
5,264 grt
3,205 net
400 x 52 x 28'
Triple expansion, 2,000 ihp by Blair & Co. Ltd., Stockton.
9/1919 Sold to Maritime Shipping & Trading Co. Ltd. (G. C. Gibson, managers) London and renamed CUTCOMBE.
8/1928 Acquired by the Ben Line Steamers of Leith and renamed BENNEVIS.
7/9/1940 Damaged by an air raid while in the Port of London.
9/12/1941 Captured by Japanese forces off Hong Kong, while on passage from Hong Kong to Singapore, and taken to Hainan Island. Later renamed GYOKUYO MARU.
14/11/1944 Torpedoed and sunk by the United States Submarine SPADEFISH East of Shanghai, in position 31.04 E., 123.56 E.
>>3 の下のリンクは別船ですか?
1936 broken up
太助
・イギリス側の記録に玉洋丸と改名され1944.11/14被雷沈没となっているが、同船は43.12/31日本鋼管株式会社鶴見造船所で竣工している.
となると、やはり3ヶ月しか保たなかったのか。
太助
https://www.jacar.archives.go.jp/acv/contents/pub/pdf/C08/C08030317600.c0660402015.04shouhou_043.0847_01.pdf
4,5ヶ月か。
どうもありがとうございました!
太助
はい、そうです。
シンガポールを昭南と改名したので、重複したのでしょう。海防艦にもおります。
>>3 の下のリンクは別船ですか?
ごめんなさい、間違いました。
hush
新嘉坡丸を
1941/11/19 陸軍が徴用
1942/4 昭南丸と改名
1944/9/9 被雷沈没
Bennevisを
1941/12/9 海軍が捕獲
1942/2/15 シンガポール陥落
1942/-/- 昭南丸と改名
1942/5/13 被雷沈没
海防艦昭南
1944/2/23 起工
1944/7/13 竣工
1945/2/25 被雷沈没
勉強になりました。
また何かありましたら宜しくお願いします。
P.S.↓のページで
http://hush.gooside.com/Diary/1942/05/1942_5.html#anchor438394
・The Naval Chronicle.1942.3/1〜
となっている所その他を
・The Naval Chronicle.1942.5/1〜
に変更すれば、より良くなるのではと思いました。あとは/Diary/index.htmlからのリンクですかね。
太助
追伸、ありがとうございます。
御指摘の部分を修正しました。
下手すると10年以上放置されているページですので、他にもいろいろとあると思います。
hush
1347 |
以下の写真に見るように、砲身の一部を白く塗ることが1942年ごろから見られるようになった(新版・連合艦隊華やかなりし頃 (世界の艦船 1994.11.増刊 No.489))そうですが、これは何のためでしょうか。 https://modelwork.pl/uploads/monthly_2024_12/Untitled-1.jpg.a596ad37e1899ef4905ebc744560b7e1.jpg 1943年、山城の127o高角砲 https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/22/Japanese_light_cruiser_Yahagi_under_attack_by_U.S._planes%2C_7_April_1945_%28NH_62583%29.jpg 1945年、坊ノ岬沖海戦時の矢矧の主砲と高角砲 hush |
Ranchan
ありがとうございます。
>夜戦時に砲身を確認しやすいようにするため
私もそれは思ったのですが、誰が確認するのだろうと思うのです。
まず、高射指揮装置から大砲は砲は見えないと思うのですが。
また、山城のように上だけ塗ってあるのでしたら、甲板にいる者からも見えないですよね。
聞かれたのはいいのですが、それで困ってしまって書き込んだような次第です。
hush
ももんが
確認できる写真があればそうでしょうが、それなら、こういう塗り方になるかと悩んでおります。
hush
ありがとうございます。
ごめんなさい、お礼を書くのを忘れておりました。
なんでも、白く塗った写真は他にもあるそうです。実際、「連合艦隊華やかなりし頃」も実物をしまい込んであるので、そちらも見ていませんし。
hush
海外の陸上設置の高射砲ですが、砲身に白っぽい塗装があります。目的は同じかな?
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B0%84%E7%A0%B2
https://www.ww2technik.de/sites/dflak/12,8%20cm%20flak.htm
↓はhushさんが以前質問された際の画像です。海自艦ですね。あやなみ型?
http://hush.gooside.com/Photos/2024/murasame_fuji.jpg
これらリンクをぺたぺた貼り付けたのは、砲身の白色塗装が日本海軍だけの行動ではなくて、国を超え時代を超えた行動である可能性を提起したかったからです。写真によって塗装仕様がかなり違う気もしますが。。
実際のところ理由は不明ですが、個人的には>>1に1票入れます。
これは複数の砲を指揮下におく指揮官が、各砲の指向方向を把握するための目印ではないかと想像。hushさんは高射指揮装置の存在を指摘されていますが、1つ2つの目標を指揮装置で狙う場合ばかりではないかとも思います。例えると、
・第1砲塔は前方の範囲の敵を狙え
・第2砲塔は左方の範囲の敵を狙え
・第3砲塔は後方の範囲の敵を狙え
というように各砲の担当空間を指定して、担当空間内の敵を狙わせる方法もあるのではないかと。それで各砲が指定した範囲方向に砲火指向しているかを指揮官が目視確認するための目印が、砲身の白いマーキングだと考えました。
↓はhushさんが添付された矢矧の写真ですが、砲身がばらばらの方向を指向しているのがマーキングから判ります。この後沈没するので詳細は不明かと思いますが、これ(各砲ばらばらの砲火指向)は指揮官の指示によるものと予想。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/22/Japanese_light_cruiser_Yahagi_under_attack_by_U.S._planes%2C_7_April_1945_%28NH_62583%29.jpg
砲火指向第一法や第二法とかいう言葉もあるようなので参考に記載します。
暇潰しに予想しただけなので、間違っていればごめんなさいですが。
太助
第7巻P17、1944年5月上旬撮影とされる「放水試験中の隼鷹」、右舷最後部と見えますから5番高角砲でしょうか。これの砲身も上記愛宕と同様、1/3ほどが白塗りに。
第6巻のP37、改装後の「最上」”艦橋付近から右舷後方をみた光景”に見える右舷側高角砲ではhushさんが出された「山城」のような、砲身上面に短冊状の白線が見えます。
一方、海人社の「傑作軍艦アーカイブ」をざっと見た限りでは塗られていそうだったり塗られていなさそうだったり、時期的な物もありそうですが、必ずしも統一されていないように見えます。何かそれに関わる戦訓所見、塗った方が良い・塗らなくていいと示した物が見つかると良いのですが。
さわりんX
ももんが
一度、聞かれた方に訊いてみます。
hush
砲の上面を塗装していることから、上からの目を気にしていると思ったんですけどね。で、上にいるのは(小生の認識では)
@お天道様
A飛行機
B偉い人
>>6はBの偉い人を意識した仮説です。
他に@を意識した日光熱対策仮説、Aを意識した対空迷彩や識別塗装仮説も考えましたが、どうもピンとこない。
塗装自体に機能があった仮説も立てられますが、仮に砲身の冷却機能とか保護機能であれば全周塗りそうなものだし。
逆に、何の機能もない(迷信等)にしては事例が多すぎる。
塗装色も白とは限らないし。
何なんでしょうね?
>>8
ありがとうございます。撃墜マークでしたか。
太助
>休憩
すいません、時差の関係で、今日中に返事できないと思います。
hush
太助
質問してくださってありがとうございます。
軍事技術などについて質問できる場所があるとは知りませんでした。
Google翻訳は問題なく機能し、書かれていることはすべて理解できました。
基本的な説明は同じですが、明確な答えはありません。
明らかに元の文書にアクセスする必要があります。
それらの文書が残っているかどうかはわかりません。
興味深いことに、白いストライプは海上自衛隊でも使用されていました。
戦後の使用に関する情報はありますか?
もう一度、ありがとうございます!
とのことでした。
hush
1346 |
東京都新宿区早大通りにあった春日の25p主砲弾はどうなったのでしょうか。 最近、ふと気になって調べてみたのですが、ストリート・ヴューでは見つけられませんでした。 私は2004年に実物を見ていますが、その時にあったビルもなくなっているようです。 ネット上では2010年以降の情報がないようです。 見落としているだけかもしれませんが、撤去された、移転したというものから、何年ごろまであったはずという情報だけでも構いませんので、御教示いただければ幸いです。 砲弾の写真を添えておきますので、よろしくお願いします。 http://hush.gooside.com/name/k/Ka/Kasuga/20040815houdan01.jpg http://hush.gooside.com/name/k/Ka/Kasuga/20040815houdan02.jpg hush |
ご参考まで。2025.02.24
太助
わざわざの御探索感謝申し上げます。
hush
AB
ストリート・ビューで2013年7月には新しいビルになって砲弾は無くなっているのでその間の建て替えの時まであったかと推測します。
AB
ありがとうございます。
ストリート・ヴューって、過去へ遡れたのですね。
また、何か情報があったら御教示ください。
お手数をおかけしました。
hush
1345 |
「傑作軍艦アーカイブ16:英戦艦『キング・ジョージ5世』級」を所持しておりますが、その中に 「ワシントンは・・・基準排水量37,484トン、速力27ノットとキング・ジョージ5世級と同規模の艦であった。しかし、40.6センチ3連装砲3基の対水上火力をはじめ、対空火力、防御力、航続距離などもノース・カロライナ級の方が優れていた。」 との1文があります。 また旋回半径も共に14.5ノット時で850.39 mの「キング・ジョージ5世」に対し525.78 mと「ワシントン」が勝っています。 また同書の「キング・ジョージ5世級のメカニズム 3:機関」中にも 「戦艦に限らぬが、米艦隊は30分の機関部準備で出動できたが、英艦隊は最低4時間の準備が必要だったといわれており、英造機技術の立遅れは明白だった。」ともあります。 後に「ヴァンガード」と「アイオワ」(BB-61)が同行した際、フネとしての安定度は「ヴァンガード」が勝っていた・・・と言われていますが、米新戦艦が英新戦艦を圧倒しているように思えます。 米新戦艦がバケモノ揃いなのは承知しておりますが、英新戦艦が米新戦艦に勝るものは艦の安定度の他に何かないのでしょうか? 宜しくお願いいたします。 Ranchan |
駄レス国務長官
ただし、アメリカ艦はアイスクリームが食べられます。
1935年のKGVの基本計画時、イギリス政府は新戦艦14インチ砲で妥結すると考えていました。したがって、3年ほどの違いですが、15インチ、16インチが当たり前の世界のサウス・ダコタ級と比べるのは酷です。
造りたくても造れなかったのかもしれませんが、ヨーロッパの戦場だと現有戦力で行けるという見通しのよさも光ります。
hush
結局英新戦艦が米新戦艦に勝るところは「フネとしての安定度」以外何もない・・・ということですか。
もしライオン型戦艦が建造されていても、アメリカにはモンタナ型がありますし、恥の上塗りになったのかと思うと残念に思います。
>2
英新戦艦は主砲口径が小さいのでその点や直接防御力での比較は酷かもしれませんが、対水雷防御や対空装備、航続力、機関関係などは比較してもよいのではないでしょうか?
Ranchan
> 機関関係などは比較してもよいのではないでしょうか?
主缶の蒸気性状
英戦艦 400psi (28k/cm2), 華氏700度(371℃)
米戦艦 600psi (42k/cm2), 華氏850度(454℃)
主機
英戦艦 一段減速 低圧タービンシュラウド鋳鋼製・・・重量大
米戦艦 二段減速 低圧タービンシュラウド熔接製・・・重量小
航続力
英戦艦 10ノットで15.600浬(15ノットだと4,600浬程度か)
米戦艦 15ノットで15.000浬
・・・てなトコロでしょうか
駄レス国務長官
太助
それから御免なさい、英戦艦の航続距離は15ノットだと7,000浬程度はいくかと思います。
(15600÷(15÷10)の3乗×(15÷10)≒7000)
どのみち負けてますけど。
太助
一応機関そのものの信頼性は相応に高かったようですが。
元自
なるほど。ただ↓のKGV個艦のWikipediaをみると、
https://en.m.wikipedia.org/wiki/HMS_King_George_V_(41)
However, in practice fuel consumption was much higher, and at 16 knots (30 km/h) the actual range was about 6,300 nautical miles (11,700 km) with a five per cent reserve allowance.
とあり、燃費の計画値と実測値が倍半分も違うというのはどうなのかなと感じました。
ところで、元自さんお持ちの情報では、
>>実測値では10ノット7000海里
は個艦のデータですか?級全体の話ですか?
また、この問題は解決されたのでしょうか?
ご存知なら教えて頂ければ幸いです。
-----
以下は原因が何なのか考えていたメモです。見ての通り前提(事実確認)が詰めきれないので、落書き程度になっていますが。
前提:
・全速時の燃費は計画通り?or悪かった?
・部分負荷で燃費が悪い
@燃料油性状が悪い(特に低位発熱量が低い)
⇒燃焼ガス温度が低い
⇒蒸気エンタルピが出ない
⇒(燃料、空気の追加投入)
⇒燃費の悪化...
-----
A空気比が不適切
⇒燃焼ガス温度が低い
⇒蒸気エンタルピが出ない
⇒(燃料、空気の追加投入)
⇒燃費の悪化...
-----
B空気温度が極端に高い?低い?
-----
C海水温度が高い
⇒復水器真空度が出ない
⇒馬力が出ない
⇒(燃料、空気の追加投入)
⇒燃費の悪化
-----
a. 主缶の部分負荷効率が悪かった
b. 主機の部分負荷効率が悪かった
c. 復水器の部分負荷性能が悪かった?
d. 推進機の部分負荷効率が悪かった
e. 補機動力→影響小さいか?
f. 船体形状が悪かった
太助
KGV個艦でなくクラス全体のWikipediaの方が多少詳しいかも
ちなみに参考文献としては
Battleships: Allied Battleships in World War II
Robert O. Dulin Jr.; William H. Garzke Jr.
・・・あたりが宜しいかと(当方処分済)
> a. 主缶の部分負荷効率が悪かった
→ボイラーは燃焼率が上がるほど効率は下がります
あと巡航時は8基中2缶ほどを使用します
> b. 主機の部分負荷効率が悪かった
→巡航時は巡航タービンを使用します
4軸全部運転するかはモノによりけりです(回さないと抵抗になる)
> c. 復水器の部分負荷性能が悪かった
> d. 推進機の部分負荷効率が悪かった
→ふつうは考えにくいですね
軸馬力当り燃費はまぁ普通なので残るは
> f. 船体形状が悪かった
・・・あたりの可能性が高いんじゃないでしょうか
駄レス国務長官
http://www.warbirds.sakura.ne.jp/ansqn/logs/B001/B0000715.html
根性の無い履帯
ありがとうございます。
過去ログとWikipediaの内容を見比べましたが、かなりデータがぶれてる感じですかね。>>9で紹介頂いた洋書を見るしかないか。
【実績】(合ってそうなデータのみを勝手にチョイス)
・at 10 knots, 5600-7000 nmi
・at 16 knots, 6300 nmi
・at 20 knots, 4450 nmi
at 10 knots, 5600 nmiはドイツ語Wikipediaと整合がとれるかもしれない。(15600÷(6.6÷2.4)=5673nmi at 10knots)
↑の実績を抵抗係数一定と仮定して10ノットに換算すると、
・at 10 knots, 5600-7000 nmi
・at 16 knots, 6300 nmi ⇒ at 10 knots, 16100 nmi
・at 20 knots, 4450 nmi ⇒ at 10 knots, 17800 nmi
【計画】
計画値も抵抗係数一定と仮定して10ノットに換算すると、
・at 10 knots, 15600 nmi
・at 15 knots, 10250 nmi ⇒ at 10 knots, 23000 nmi
・at 25 knots, 4000 nmi ⇒ at 10 knots, 25000 nmi
【実績÷計画 at 10knots換算】
・at 10 knots, 達成率0.36-0.45
・at 15 knots近辺, 達成率0.7
・at 20 knots以上, 達成率0.7
つまり
@全速度域で航続力未達
A10knots域が特に悪い
の両方が言えると思う。
Bあと気になるのが最高速力域での運転状態。
@は>>9で言われたように船体形状が悪かった可能性が高いか(船体抵抗も軸動力も燃料消費も大きな状態)。燃料性状や燃焼状態さえも疑ってしまう。それとも缶やタービンの効率か(船体抵抗はさほど大きくなく、軸動力も大きくなく、燃料消費だけが大きい状態)?。
Aも原因が判らない。巡航タービン効率(抵抗はさほど大きくなく、軸動力も大きくなく、燃料消費だけが大きい状態)?プロペラの空転(抵抗も軸動力も燃料消費も大きな状態)?それとも低速度域に限って船体造波抵抗係数2倍?
軸動力はトルクと回転数から解る、燃料消費も当然判る。で解決が難しかった原因。いずれにせよ複合要因か。自由にデータが見られた人は、問題解決はできずとも原因究明くらいにはいったと思うのに、ネット上には原因の情報がない。やはり>>9で紹介頂いた洋書か。
うーん
以下ソース
-----
>>10の過去ログ
・10ノット/5600浬(「DoY」)〜7000浬(「KGV」)
・20ノット/4,450浬(ハウ試験値)
12〜16ノット前後ではほぼ航続力の差異は生じず(14ノット時で、先に出ている10ノット時と同等の航続力の発揮が可能)、18ノット以降で減少していく
-----
Wikipedia(日本語)
・10ノット / 7,000海里
・20ノット/ 5,700海里
-----
Wikipedia(英語、KGV級)
・15,600 nmi at 10 knots
-----
Wikipedia(英語、KGV個艦)
・at 16 knots (30 km/h) the actual range was about 6,300 nautical miles
KGV個艦のWikipediaで以下記述あり。
Based on the designed fuel consumption, range was: 4,000 nautical miles (7,400 km; 4,600 mi) at 25 knots (46 km/h; 29 mph), 10,250 nautical miles (18,980 km; 11,800 mi) at 15 knots (28 km/h; 17 mph) and 14,400 nautical miles (26,700 km; 16,600 mi) at 10 knots (19 km/h; 12 mph).
However, in practice fuel consumption was much higher, and at 16 knots (30 km/h) the actual range was about 6,300 nautical miles (11,700 km) with a five per cent reserve allowance.
-----
Wikipedia(ドイツ語)
英語翻訳で以下記述あり。
The ships could carry up to 3,830 tonnes of fuel oil, which gave them a range of 15,600 nautical miles (28,891 km) at 10 knots (19 km/h). The calculated consumption was 2.4 tonnes per hour, but in actual operations the fuel consumption increased to 6.6 tonnes per hour, which considerably limited their range.
太助
参考までに大和の公試運転では基準速力(巡航全力)15.91ノットでの燃費が毎時7.7トンでした(当該速度附近での推進効率は59%前後)
10ノットに直すと毎時3.0トン位ですからKGVの大きさで毎時6.6トンてのはかなりポンコツではないでしょうか
駄レス国務長官
確かにかなりポンコツですね。そこは完全に同意します。
結局質問に関連できたのは装甲厚だけか、、また要らんことを書きすぎてしまった。本当はもうちょい書きたいけど、このあたりで自制します。
駄レス国務長官殿、お付き合い頂き感謝です。
太助
>本当はもうちょい書きたいけど
いえ、いろいろとお話を伺えるのでご遠慮なくお書き頂ければw
でも英新戦艦(含「ヴァンガード」)はカタログスペックでは本当に米新戦艦に対する「売り」となるものが無いのですね。
何か「数値では表せない評価点」でもあればいいのですが・・・。
個人的には「動揺が小さいので乗り心地がいい(船酔いしにくい)」くらいなのかなと思いましたが、細長いアイオワ型はともかく、サウス・ダコタ型戦艦ならずんぐりむっくりなので荒天には強そうな気も。
Ranchan
あとキングジョージ五世級に限れば「必要な時に必要な場所に存在する事ができた」というのが一番の「売り」なのではないでしょうか。
元自
仰られることは分かりますしその通りだと思いますが、それは英海軍の用兵・運用の巧みさの評価であり、英戦艦の能力の評価ではないのではないでしょうか
Ranchan
1344 |
既に1334番の質問で議論しましたが、「信濃」の艦底が三重かどうかが問題となりました。これは決着がつかないままになっていると思います。 最近、雑誌 「歴史群像シリーズ 超超弩級艦「大和」建造」(学研) の中で、原勝洋さん、岡田幸和さんの文章見ました。彼らによると、元々の二重底の底板に25mmDS鋼板を2枚付加したのでそこは三重張りになっていたと言います。この三重張りのことが世間では三重底と間違って伝えられたのではないでしょうか。皆様のご判断をお伺いいたします。 電気戦艦 |
痴呆の老人
チト高いですけどここで質疑を繰り返すよか早いでしょう
駄レス国務長官
また、高い本を…
一応、「海軍造船技術概要」は国立国会図書館にあります。
https://dl.ndl.go.jp/search/searchResult?identifierItem=BIBID&identifier=000001862961
デジタル化され、送信サービスで閲覧可能となっています。
もっとも、私、このサーヴィスを使ったことがないのですが。
hush
国会図書館でしたら一度出向いて利用者登録をおススメします
(未登録だと一部館内限定資料がネット閲覧できないと思われ)
駄レス国務長官
そうなんですか、わざわざの御教示ありがとうございます。
しかし、それは面倒なシステムですね。
hush
関西館でも出来るんじゃないでしょうか
駄レス国務長官
ありがとうございます。
来館、オンライン及び郵送で登録できるが、一ヶ月ぐらいかかるそうです。
hush
どうもありがとうございました。「海軍造船技術概要」は自分の近くの図書館にありますので、今度よった時に読んでみます。
電気戦艦
1343 |
艦船の老朽化、について質問します。 例えば戦時中の扶桑山城は艦齢が古く老朽化が著しくて練習任務に従事していた、とか金剛が雷撃を受けたあと浸水に堪えられなかったのは老朽化のため、という表現の記述がされています。 しかしながら船体の鋼材が艦齢二十数年で腐食して本来の強度を保てなくなるとも思えませんしそれなりのメンテナンスもしてるはずです。 思うに、大戦中に扶桑級より艦齢を重ねている金剛級が縦横無尽に活躍できたのは、改装による高速化その他の新技術による搭載機器の更新などによる戦力の更新・充実にあると思います。老朽化という表現によって「器が古くなって使用に堪えない」というイメージにとらわれているのかもしれませんが、イタリア戦艦みたいに改装の仕方によっては極端に言えば器は古くともいつまでも老朽化とは無縁、という言い方もできそうです。 実際のところ老朽化にはどんな事例があるのでしょうか。事例の紹介されてる書籍などあればご紹介ください。 ひでぼん |
扶桑、山城も改修工事を行っています。
にもかかわらず、金剛級のように活躍できなかったのは、速度が出なかったからです。
そして、金剛級のように速度が出るようにするのには、機関室の拡大が必要であると思いますが、そのためには主砲の一部撤去が必要なぐらい余裕はないと思っています。そして、金剛級ですら高速発揮のために艦尾の延長が必要でした。
つまり、船体を改造しても、もともとの設計思想が古いので限界があるのです。
もちろん、金に糸目をつけないのなら何でもできますが、戦間期の砲弾や魚雷とは全然違う威力のものに対応させるだけでも大変ですし、金もかかります。
1941年の時点で日本の軍事費は国家予算の75%を超え、10倍以上のGNPを持つアメリカの半分弱という無茶苦茶な状態です。
イギリスの例を見ますと、ウオースパイトが236.2万、ヴァリアントが280万、リナウンが309万ポンドの改装費がかかったのに対して、KGVの建造費は739.1万ポンドです。
新造の1/3から半分弱の費用が必要なわけです。
建艦休日というものがなければ、あそこまで金をかけられないと思います。
hush
金剛型戦艦が活躍できたのは、「日本戦艦の中で最も高速だが最も旧式・弱体(扶桑型戦艦と比較して速力+6ノット、火力・装甲約2/3)なので使い潰しても構わない」との位置付けだったからというのも大きいと思います。
また、その運用や役割などからも金剛型戦艦は「戦艦」というよりむしろ「巨大巡洋艦」「超甲巡」であり、同じ「戦艦」と名乗っていても扶桑型以降の日本戦艦とは違う種類の艦と考えた方が実体に近いのではないでしょうか。
Ranchan
船舶の寿命に関する基礎考察
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjasnaoe1968/1990/168/1990_168_605/_pdf
によると、船舶に限らず一般の構造物の耐用年数,寿命はその要因別に
@物理寿命
A経済寿命
B機能寿命
に分類できるそうです。
@物理寿命⇒物理的な老朽化
質問者さんのいう”器の古さ”などですが、老朽化により船体構造物は腐食の他に疲労き裂などが進みます。
腐食は犠牲陽極などの防食技術である程度抑制できるはずです。
疲労き裂は、船体が波浪により繰返し応力を受け、応力集中の大きな形状不連続部や溶接止端部などから疲労き裂が発生します。こちらも大事故に至る前に補修すべきですが、運航する以上は老朽化すると考えてよいのではないでしょうか?逆にモスボール保管では船体の疲労き裂は発生しないでしょう。
A経済寿命⇒経済的な老朽化
部品,部材の軽度の損傷による修繕費の増大や稼働率の低下により経済的採算が取れなくなった時点が経済寿命になります。
B機能寿命⇒機能的な老朽化
大戦後の戦艦という艦種などもそうかと思いますが、↑のサイト(PDF)では以下の例示ありです。
”効率的な輸送 ・流通方式によりそれまでの定期貨物船の1/2から1/3とも云われる費用とより一層の短時間輸送で貨物船を(コンテナ船が)駆逐したのは,機能革命により貨物船が寿命に達した例である。”
太助
回答ありがとうございました。
やはり一口に老朽化と言っても、改装で戦力アップできる資金があれば器は使い続けられるもんなんでしょうね。そしてそして戦力はアップするが、もとの設計思想が古ければ対応しきれない部分もあるだろう、とはその通りだと思います。
老朽化という表現の使い方も考えものですね。
ひでぼん
1342 |
今から30年かもっと前の「丸」に空母赤城の特集がありました。その中に、「赤城は巡洋戦艦の船体をもとにしているから、無理が生じている場所があった。ある通路は、天井が端に行くほど低くなり、ついには行き止まりになっていた。」という記述がありました。そのような構造がどうして生じたのか不思議です。お分かりの方、教えてください。 電気戦艦 |
それにより、推進効率の低下が懸念されたために20p副砲を重しも兼ねて搭載して推進器を何とか本来の喫水まで下げたのですが、
艦首には特に細工をしなかったために船体自体が水線から傾いていて、その影響をモロに受けたため通路が傾斜していた…ハズです。
クロロ
航空母艦「赤城」の艦体は、新造時艦尾艦底が艦首艦底より約3m沈下して斜めになっていました。
巡洋戦艦時代は当然水平だったので、その歪みを吸収するため艦内を弄った結果変な甲板が生じてしまったのだと思われます。
Ranchan
補足ありがとうございます。ここでは何度か質問はさせて頂いた事があるのですが回答側に回ったのは初めてなので有難いです。
クロロ
どうもありがとうございました。天井が下がっていたのではなく、船体前後方向の傾きをキャンセルするために、床面に勾配が付けられてた、ということだったのですね。
電気戦艦
1341 |
個人にイタリア海軍の計画案であるプリエーゼ氏の22,000トン空母についての情報を集めているのですが丸 2014年10月号以外でその内容を確認出来る資料,サイトを存じ上げている方がいらっしゃれば教えて頂けないでしょうか。 クロロ |
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%83%A9_(%E7%A9%BA%E6%AF%8D)#%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%AF%8D%E8%89%A6%E8%A8%88%E7%94%BB
にある「プリエーゼ技術大将は14,000トン案と22,000トン案の2タイプの航空母艦の設計案を海軍に提出した」かなと思います。
それで、いくつか調べてみましたが、22000t空母は出てきませんでした。ただ、
https://www.anua.it/files/Corr_Aviat_9-10_2021_WEB.pdf
https://www.treccani.it/enciclopedia/umberto-pugliese_(Dizionario-Biografico)/
に、1935年プリエーゼが15000t級の新造空母では時期的に間に合わないとして、アウグストゥスとローマの改造計画を提出したと書いてあります。そして、これを実際に改造したアクィラとスパルヴィエロの排水量が2万2000t強です。
もしかすると、これのことかなと思うのですが、確証を持っているわけではありません。
hush
なるほど、そう考えてみると時期的にも辻褄が合い、綺麗に納得出来ました。
クロロ
丸の連載内容をまとめたものかと想像しますが書籍が出てますよ。(税込902円)
もし興味がお有りでしたらと思い紹介します。
仏独伊幻の空母建造計画 知られざる欧州三国海軍の画策
瀬名堯彦(著)
潮書房光人新社
参考文献や、丸からの追加記載があるかどうかは未確認。
ご参考まで。
太助
ありがとうございます。
その本は持っているのですが、問題はどこにあるかなのです。
半径5m以内にはあるとは思うのですが、それで、つい、ネットに頼ってしまうのです。
どちらにしろ、お手数をおかけしました。
hush
該当2案の航空母艦の側面図が載っていましたので、何らかの参考文献はあるのでしょう。ただ、本の末尾に参考文献はたくさん載っているのですが、どれが当たりかは判らない。すべてチェックするとなると大変そうですね。
太助
当該書籍を書店で取り寄せて精読してみたいと思います。
これは骨が折れそうだ…。
クロロ