ちょっと気になると夜も眠れない。 艦船関係 Ans.Q どうでも良いことなのに…、誰か助けて! |
1325 |
日本海軍で旧式の三年式12cm砲が高角砲として再設計されていたのは知っているのですが同じく旧式で条約的にも中途半端な口径になってしまっていた三年式14p砲も二次大戦までに高角砲化される計画はあったのでしょうか? 回答宜しくお願いします。 また、先日は野暮な質問をしてしまい申し訳ございませんでした。 クロロ |
平賀譲デジタルアーカイブに、「五十口径14cm連装高角砲Scale1/16」の名前で鉛筆描きの1枚だけ資料がありました。
https://da.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/portal/assets/52d25fe8-97fc-435b-8436-9964ef0abde5?pos=1
ご参考まで。
太助
1324 |
WWII時の英軽巡タウン級の15.2センチMkXXIII3連装砲塔の中央砲が左右砲より一段後退した位置にある理由を教えてください。これは日米仏独伊の15センチ級3連装砲塔には見られないものです。 砲の機関部をオフセットして砲塔バーベット直径を短縮したかったのでしょうか?砲口位置をずらすことによって飛翔する砲弾の相互干渉を防ぐ、一種の発砲遅延装置のようなものだったのでしょうか? 備後ピート |
hush
1323 |
すいません、下記の写真の艦名または級名が分かる方はおられますか。 http://hush.gooside.com/Photos/2024/murasame_fuji.jpg 写真は裏面にMitsubishi photographic paperと書かれ、切手の貼付位置に三菱の社標が描かれた絵葉書からとったものです。 オランダ坂があり艦尾に単装砲塔2基を装備する艦ということでむらさめ級かあきづき級であると思われますが、どちらであるかは不明です。 なお、同時に購入した絵葉書の艦は三菱製造の艦ではないのでMitsubishi photographic paperを使用した絵葉書というだけであろうと思わます。 よろしくお願いします。 hush |
あきづき型、むらさめ型共に52番砲はオランダ坂の上に搭載されているので53番砲との高低差がかなり大きく、砲身がここまで綺麗に並行になるとは考えられません。
恐らく写真の艦はオランダ坂を持ち後部に3インチ連装砲1基を搭載するあやなみ型のあやなみ、いそなみの何れかではないでしょうか。
元自
ありがとうございます。
なるほど、言われてみると連装砲塔ですね。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/ab/Scale_model_of_JS_Ayanami%28DD-103%29_in_JMSDF_1st_Service_School_May_6%2C_2019_02.jpg
の模型の写真を見ながら、なるほど、これはこの部分と思いながら、確認させていただきました。
質問欄に書き込みましたように三菱の建造艦とは限りませんので、あやなみ、いそなみに限らないとは思いますが、御慧眼に感服致しております。
お手数をおかけしました。
hush
1322 |
特別観艦式の動画を見ていて気になった事があります ttps://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%e5%b8%9d%e5%9b%bd%e6%b5%b7%e8%bb%8d&mid=4AC4F2E252D1314F7B0F4AC4F2E252D1314F7B0F&FORM=VIRE (先頭にhをお願いします) 上記動画の1:38の神風の部分ですが 艦尾の部分が気になる点 ・艦尾が不鮮明だがマスト有るので二隻重なってる?(給糧艦?) ・重なってるのが気のせいなら船尾の長さが変 ・そもそも艦尾方向にみえるバラック?二棟はなんだろう? という物になります、有名な写真なのかもしれませんが 気になり始めたら寝れなくなりました・・・宜しくお願いします ももんが |
別俯瞰の写真で確認しました。
三番目のバラックはちょうど後部砲塔二基に重なる形で
据えられてるようにみえるので目的がなんなのか、が疑問点になります。
ももんが
終戦時健在だった「神風」は復員輸送艦となりましたが、旧海防艦「国後」が'46.6/4に座礁したので救難作業中、6/7に自分まで座礁してしまいました。
その後救難作業は失敗し、「神風」「国後」は2隻とも放棄されました。
写真はその時のもので、武装は撤去されています。
Ranchan
教えて頂きありがとうございます。
後方の宿舎に目が行き過ぎて武装撤去してるのすら
気が付かなったですお恥ずかしい。
終戦後の写真だったのですねありがとうございました。
ももんが
1321 |
もしワシントン軍縮会議で日本の戦艦の保有枠がもう少し大きかったとしたら、 主砲の仰角の向上や艦橋のパゴダマスト化などの近代化改修を薩摩型や河内型も受けていたのでしょうか。そしてそれらは有効な戦力足りえたのでしょうか。 歴史にifはないと言いますが回答宜しくお願いします。 クロロ |
88艦隊計画の新造艦建造を進めるでしょう。もっとも、完成時には国家予算の1/3を建造費で占めるというふざけたものですから、どこまで行けたかは疑問ですが。そして、数少ない予算の大半は新造艦のほうへ参りますので、両級のような旧式艦に回すものがあったかというと疑問でありましょう。
ただ、88艦隊計画では24年間という艦齢が定められていますので、1930年代中葉までの保有はあり得るでしょう。うち、河内は爆沈していますので、摂津、薩摩、安芸の3隻が対象となりますが、45口径と50口径の混載の摂津、レシプロ艦の薩摩という使いづらいものばかりですので、そういう改装が行われるとしたら、実験目的以外は、なさそうに思います。
hush
軍縮条約の施行に建造中の88艦隊計画艦が陸奥まで(何なら陸奥も)しか建造が間に合わなかったのでこれを質問した次第です。
とは言え上記の艦の設計が古いのは事実なのでそのまま使い続ける事は無いでしょうし、
薩摩の代艦の起工がギリギリロンドン軍縮会議に間に合うか間に合わないかで、残りの戦艦よりは比叡の保有を優先するでしょうから摂津か安芸が練習戦艦になりそうですね。
余談ですが大和の艦橋のテストを比叡でなくこれらの艦で行ったら扶桑以上の違法建築が出来上がったりして…。
クロロ
若干日本の有利なようになる if を考えた質問ですよね。小生も以下 a) b) c) の3ケースを考えてみましたが、軍縮条約に関わった方々の尽力を考えると、a) が if の可能性として精々かなという感じです。b) c) は会議決裂も同じでしょう。
a) 廃棄戦艦の数が少なくなるケース(保有隻数の増加)
陸奥の件で揉めなければ、摂津が残りそうだったんですよね。役に立つかどうかとのご質問もありましたが、史実日本は弩級戦艦を全廃しているのに対して、史実米国では弩級戦艦(フロリダ級2隻・ワイオミング級2隻)がワシントン海軍軍縮条約後も残っています。で具体的な摂津の役に立ち方としては、
・史実の米国弩級戦艦が辿ったような訓練支援や対地砲撃用途
・↓ワシントン条約抜粋Bの艦齢20年以上で代替艦建造可
とかでしょうか。
(しかし摂津は20,000トンありますからね、扶桑型2隻+伊勢型2隻を長門型4隻に排水量だけ考えればアップグレードできるくらい。この if もかなりデカイが、会議本来の目的を度外視したり、ifのifだったりするよりは有り得るケースかとは思います。)
b) 日本の加賀型・天城型が生き残るケース
このケースは if の重ね掛けで、↓Cの排水量35,000トン制限をも条件緩和することになります。すると35,000トン制限の長門型2隻が現存する日本が不利になりませんかね(他国は新造45,000トン戦艦で揃えてきたりして)。という感じで、日本の不利になる予想があるので=日本が承諾しないのではないかと思いました。
また仮定が過ぎるifのifであって史実からの乖離が大きく、軍縮にも寄与するところ少(金がかかる)為、軍縮条約を結ぶ前提であれば有り得ないケースかもしれません。
c) 35,000トン制限艦の隻数増加
日本は長門型3,4番艦を一から新造する。あまり面白くないですね。これも↑b)同様に有り得ないケースかも。
以上は小生の感想。
以下は調べた結果。
Wikipediaから概要を抜粋します。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ワシントン海軍軍縮条約
----------抜粋----------
5大海軍列強国は建艦競争を抑制するために、戦艦等の建造に厳しい制限を加えることに合意した。
@条約は加盟国それぞれが保有する主力艦の数と、その排水量の合計を制限した。
A計画中あるいは建造中の艦は直ちにキャンセルあるいは廃棄することとした。
B戦艦の新造は条約締結後10年間は凍結することとされ、例外として艦齢20年以上の艦を退役させる代替としてのみ建造を許された。
Cさらにまた、いかなる新造艦も、主砲口径は16インチ(406mm)以下、排水量は35,000トン以下に制限された。
----------終わり----------
ワシントン海軍軍縮条約(1923)での日本戦艦絡みの結果(17隻を廃棄・計画中止)、17隻の内訳は(多分)以下の通り。
廃棄された戦艦5隻(竣工年)
・摂津(1912)
・薩摩(1910)
・安芸(1910)
・香取(1906)
・鹿島(1906)
建造中止戦艦12隻
・加賀型(加賀、土佐 )
・天城型(愛宕、高雄)
・紀伊型(紀伊、尾張、11号艦(駿河)、12号艦(近江))
・十三号型(13号艦、14号艦、15号艦、16号艦)
航空母艦
・(鳳翔:ノーカウント扱い)
・天城:未成巡洋戦艦を改装
・赤城:未成巡洋戦艦を改装
※関東大震災で天城が大破・修理不能となったため、加賀が代わりに改装された。
残った戦艦
・金剛型(金剛、比叡、霧島、榛名)
・扶桑型(扶桑、山城)
・伊勢型(伊勢、日向)
・長門型(長門、陸奥)
太助
やはりa案が現実的ですよね。
また代艦を建造するためだけに敷島型や香取型、薩摩型を保持するのは本末転倒でしょうから摂津の保有が一番ありえそうです。
そして上記のごとく練習戦艦に改装されるのがオチでしょうか。
ただ練習戦艦になるとしても砲数の制限に引っ掛かり変な砲配置になることは避けられないでしょうし、
そもそも背負い式の砲を持っていない艦が練習に適しているのかは疑問ですね。
クロロ
ワシントン軍縮条約での戦艦に対する争点は、第1に日本の戦艦の対米保有率が7割であることです。第2に、陸奥が完成しているか否かです。我が国の保有枠が対米7割であれば、当然摂津の保有が認められます。また、陸奥が未完成とされれば、当然薩摩と安芸の少なくもいずれかは保有が認められることとなります。
質問の趣旨は、この場合主砲の最大仰角の増加や艦橋のパゴマスト化等の改造がなされたか否かです。これに対する回答が無いみたいです。
なお、小生は若しも、たらやればの質問への回答は控えさせていただきます。
失格
1320 |
'44.2.24、戦艦「武蔵」は陸軍兵士や物資を乗せてパラオを出発しましたが途中大暴風雨に会いました。 護衛駆逐艦「白露」「満潮」は海面からスクリューが飛び出るほどで、艦にも波浪による損傷が生じ前進するのがやっとの状態でした。 しかし「武蔵」は平然と航海を続け、丸一日の暴風雨を異常なく抜け「さすが『武蔵』だ」「『武蔵』に乗っていれば安心だ」と乗艦していた将兵から讃えられたそうです。 このような時、特に小型艦では将兵の食事はどうしているのでしょうか? 炊事しようにもそれ自体が困難でしょうし、いつ終わるか分からない暴風雨の間、全員乾パンなど調理のいらない食材で空腹を凌ぐ・・・なんてできるのか?そんな量を搭載しているのか?とも思います。 宜しくお願いいたします。 Ranchan |
失格
みうら型輸送艦に乗艦していた時、三陸沖で時化に遭遇して左右各45度ずつの揺れ+波頭乗り上げによる激しい上下動がほぼ一昼夜続きました。
この状況下でも食事を取り(汁物は流石になかった記憶)風呂に入っていましたので、結局のところ「慣れ」次第なのかなぁと。
元自
ご回答有り難うございます。
荒天下での炊事も食事も「慣れ」で片付くお話なのですか・・・。
>左右各45度ずつの揺れ+波頭乗り上げによる激しい上下動がほぼ一昼夜続き
艦上生活の経験がない私からすれば、この状況下での炊事や食事はまるで曲芸で信じられないものです。
第一、ご飯を炊いたりおかずを配膳するだけでも大仕事ではと。
何か炊事用具や食器に特別な揺れ対策でもあるのでしょうか?
Ranchan
動揺対策としてはテーブルにトレー(テッパン)落下防止用のストッパーがあるくらいでしょうか。
元自
食事がプレート配膳なのは存じていましたが、それほどの荒天下でも少なくと喫食は+ストッパー程度の装備で問題ないんですね。
貴重な経験をお話頂き有り難うございました。
Ranchan
1319 |
艦上で航空機を整備する際、エンジンのような大きな部品の脱着はどのようにしていたのですか? 揺れる艦内でクレーン作業というのも難しい気がしますし、かといって旧海軍の格納庫内の航空機の配置図なんか見ると機体と機体の隙間が小さすぎてリフトのような大きな器具は使えなそうな気もします。 おうる |
hush
あと、横押し車を使用して場所を空けてということもやっていたのではと思っています。
hush
失格
こちらの過去ログによれば吊り上げ格納が検討されたそうです。(一部を吊り上げる方式)
超音速
ありがとうございます。
私は分解の上、格納するイメージだったのですが、それもないのですね。
hush
ということは御神輿みたいに人力で上げ下ろししてたんですかね?
松本零士の『ザ・コックピット』にはジャングルに墜落した機体からエンジンを御神輿みたいに担いで持って帰るエピソードがありますが
おうる
ホイストというのは、上下動に特化したクレーンですので、天井の梁に設置したら、エンジンぐらい持ち上げるのは人力でも可能だと思いますし、 https://livedoor.blogimg.jp/gundamseedd/imgs/6/a/6ac7f561.jpg の写真が加賀の格納庫であるのなら、幾つか天井に設置されているのは天井クレーンではないかと思っています。
誉21型の乾燥重量が830sあることを考えるとかなりの人数が必要であり、滋賀で見つかった飛燕のエンジンは移送途中で台車が潰れたので、通用口の中という不思議な場所に展示されていたことを考えると、頑丈な台車で運んでホイストで持ち上げてというほうがありそうに思います。
hush
https://www.jacar.archives.go.jp/das/image/C05023518600
アジ歴にて「クレーン 航空母艦」で検索しました。空母赤城にて、新規搭載の九○式戦闘機の発動機が大きく重いため、発動機積卸し用のクレーンを改造したいとの事。
↑は倉庫用クレーンがあったというだけですが、他のクレーンの有無も気になります。
本題ですが、
>>揺れる艦内でクレーン作業
現在でもフリゲートの格納庫天井にクレーンがあったりするそうなので、可能といえば可能かと思います。現在のフィンスタビライザ付きの小型艦と、過去の大型艦でどちらの方が揺れるのかは知りません。
また以下のWikipediaでは発動機換装に格納庫高さが必要と書いてあるので、吊ったのかなとイメージしました。魚雷等に運搬台車があったのなら、発動機運搬台車もあるような気もしますが、航空機本体から吊上装置で運搬台車に積み下ろしですかね。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/航空母艦
飛行機の格納庫(Hangar)としては、日本とイギリスでは閉鎖式の2層式(「赤城」と「加賀」では3層式)が用いられていた。この場合、格納庫の高さは、ギリギリで搭載機の発動機換装ができる程度のものとなる[15]。
[15]福井静夫『世界空母物語』光人社〈福井静夫著作集〉、2008年。第八章 航空母艦の特殊装置
一方で、魚雷等が下から積めるのに、発動機は上から吊らなければならない理由を問い詰められたら、よく判りませんとしか・・・発動機と魚雷の設置高さの差かな?横幅が狭く縦に高いものは倒れやすいですね。
p.s.
発動機の積み卸しは、
・場所:決まった場所 vs 格納庫の任意の場所
・頻度:低頻度 vs 高頻度、同時に何台?
・方法:上から吊り上げ vs 下からジャッキアップ?
吊り上げるとしたら、天井から vs 例えば門型クレーン?
・その他(整備条件、廃棄条件など)
等々知らないことばかりです。格納庫を文字通り格納場所と捉えるか、整備場所と考えるか等々も含め、国によっても違うのかな?似たようなものかな??
戦時に複数機が被弾して戻って来る可能性を考えると、任意の場所で整備できるに越したことはないですが、やりたいことが全部できる訳でもないし。
太助
フォロー多謝。
hush
エンジン積み下ろし用のクレーンがあったのは間違いないようです。
揺れる艦内で実際のクレーン作業をどのように行っていたか気になります。
吊り荷にロープを繋いで前後左右から引っ張るなどして揺れを強引に抑えたかと考えるのが妥当そうな気はしますが、1トン近い吊り荷の揺れを本当に人力で抑えられるか疑問が残ります。
もしかしたら、一定程度以上の揺れの時にはクレーン作業を禁止していたとかあるのかもしれません。
外したエンジンの試運転は加賀の場合だと左舷側に試運転専用の場所があったようですね。
現在の米空母は艦尾にあるようです。
おうる
>吊り荷にロープを繋いで前後左右から引っ張るなどして…
ホイストの操作で揺れが止まります。
ホイスト+ノッチで検索をかけてみて下さい。動画もあります。
ブランコで、後ろに動いている時に、前へ漕いだら勢いが弱まるのと同じ原理です。
旧日本海軍のことですので、ホイストの神様みたいな下士官がいたんでしょうね。
hush
ホイストって一方向と上下だけしか動かせないイメージがありますが、横行と走行と両方できるのが空母についてたんですか?
おうる
>玉掛けと床上操作クレーンと小型移動式クレーンの資格持ってます
おお、それは失礼いたしました。
日本の空母にどのようなものがついていたかは存じませんが、それでないといけませんね。ごめんなさい。
hush
隼鷹の発動機調整所は上部格納庫の後端にあり、発動機試運転所はその左舷にあります。公式図にはそれらの上面にホイスト用のレールがあると描かれています。
また隼鷹の格納庫の公式図には、分解した補用機が描かれています。零戦は主翼を含む機体前半と水平尾翼をはずした機体後半に別れて、九九艦爆は垂直尾翼以外の翼をはずした胴体部で描かれています。はずした翼は、下部格納庫の煙路と干渉する部分の補用機格納所に置かれています。
老猿
老猿様
過日はお世話になりました。
実は、加賀かもしれないという写真の天井にあるものも、ちょっと違うかもしれないと思い始めたところです。
わざわざの御教示ありがとうございました。
hush
>『ザ・コックピット』にはジャングルに墜落した機体からエンジンを御神輿みたいに担いで持って帰るエピソードがありますが
「吸血鬼の花束」ですね。実際には墜落してペラが何かに接触したら軸が歪んでしまって使い物にならないんでしょうけど。
かめ
1318 |
英戦艦ネルソン型についてお伺いいたします。 ネルソン型戦艦は基準排水量を条約制限の35,000tに収めるべく四苦八苦した・・・と聞いております。 では、主砲塔配置を日本の妙高・高雄型重巡洋艦の前部主砲塔群や自身の副砲塔群のように第3主砲塔を後ろ向きにした方が、より排水量削減に貢献できたのではないでしょうか? 宜しくお願い致します。 Ranchan |
以下wikiをみた印象では、あまり変わらないかなと思いました。
https://commons.m.wikimedia.org/wiki/File:Nelson_class_battleship_armour_layout.svg
p.s.第3主砲って前方に撃てないんですね、知らなかった。勉強になりました。
太助
それをさせないためには、弾火薬庫同士をできるだけ離すほうが有利ですが、砲塔直下にないときわめて不便です。もし、第三主砲塔を後ろ向きにした場合、ヴァイタル・パートを短くでき排水量削減に貢献できますが、同主砲塔が被弾貫通して爆発した場合、第二主砲塔に誘爆する可能性が増します。
巡洋艦でしたら、そこまでの防御力は求めませんが、戦艦ですからねということでしょう。
hush
何故なら主砲弾庫から機関室までをヴァイタルパートとして保護する必要があり、第3主砲塔は第2主砲塔と機関部の間にあるので後ろ向きにしようが前向きにしようが第2主砲塔と機関室の間隔は短くはならないからです。艦上構造物も煙突と主砲塔の間に置かねばなりませんし・・・
それよりは第3主砲塔を前向きにして少しでも斜め前方への射角を確保する史実通りの配置の方が合理的でしょう。
おうる
「第3主砲塔を後ろ向きにすれば第2主砲塔と第3主砲塔の中心軸の感覚が狭まり、ヴァイタルパートを縮小できたのではないか?」と愚考いたしましたので質問させて頂きました。
ネルソン型戦艦の場合、機械室が通常より前方にあり前部主砲塔群(第3主砲塔は後部主砲ですが)−機械室−缶室とひとかたまりになってしまっている・・・という特異な配置のため第3主砲塔を後ろ向きにしても効果がないとは存じませんでした。
ネルソン型戦艦は外見だけでなく、内部構造もかなり風変わりな艦だったのですね。
Ranchan
どの様な分野でも、制限値に収めるために四苦八苦しています。なお、ネルソン型の完成時の基準排水量は、確か3.4万トン前後の筈です。
あと、16インチ砲9門を一斉射撃した際の爆風の艦橋への悪影響が問題となりました。このため、通常は後方への射角の制限がなされました。なお、大和型は、間に副砲を置いて18インチ砲6門を一斉射撃した際の艦橋への爆風の悪影響を避けているみたいです。
読書家
1317 |
令和6年7月18日付け読売新聞に「日本政府が中国軍の昨年の演習を分析した結果、最短で1週間以内に、地上部隊を台湾に上陸させる能力を有していることがわかった」との記事が載っていました。 ノリマンディーや仁川の上陸作戦の頃とは違って、現代では中国軍の動きは台湾側で即時にわかるので、上陸地点に艦船が到着したら、陸地からミサイルの雨が降ってくるため、上陸作戦は狂気の沙汰だと私は思っていました。 中国軍の台湾上陸は可能なのでしょうか?ご教示願います。 PIAT |
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240718-OYT1T50001/
海軍艦艇が海上を封鎖→ミサイルで台湾の軍事施設を攻撃とありますので、それだけの期間で、地対艦ミサイルや、航空能力を無力化できる可能性があると判断されたということでしょう。
もっとも、台湾侵攻をやればアメリカが黙っていないわけで、可能性は可能性ということになりそうです。
hush
この記事を読み返したのですが、どうも納得できません。
上陸作戦は膨大な資材や人員を艦船に積まねばならないので、奇襲は不可能であり、地対艦ミサイルはHIMARSのようにトラック移動するので、開戦が近づいたら隠れてしまうため、空爆するのは困難だと思います。
上陸地点が判明したら駆けつけるので、移動中は空爆するチャンスですが、地対空ミサイルを随伴しているので、返り討ちに遭うと思うのですが・・・。
私の考えは間違っているでしょうか。
PIAT
御礼多謝。
もしかすると、「地上部隊を台湾に上陸させる能力」というのを、揚陸に必要な日数と考えておられるのではないでしょうか。その辺り、記事の文面が怪しいのか、政府の発表なのかは分かりませんが、制空権、制海権の確保に必要な日数という意味ではないでしょうか。それさえできれば、近いだけに、橋頭堡の確保と揚陸には一週間もかからないでしょう。
もっとも、制空、制海権の確保といいながら、仰るように、全部を制圧するのは困難ですし、ウクライナのようにドローンによる攻撃も考えられる訳ですので、全島の制圧には膨大な時間と犠牲が生じるでしょう。
また、制圧できたとしても、台湾の2000万以上の国民をどう養うのか、占領して何の意味があるのかと考えていくと、世界から孤立する危険を冒す意味はないと思いますが。
hush
一週間で台湾を占領できるという意味ではありませんし、一週間で台湾の防衛力を撃破できるという意味でもありません。
揚陸を開始する前の台湾軍の無力化だとかいう手続きも、揚陸後の作戦展開も、揚陸部隊の兵站も一切無視して、上陸部隊が中国で準備を整えてから台湾のどこかの海岸に取り付くまでに一週間で、その揚陸が成功するかとかは考慮に入っていません。
おうる
記事には「台湾周辺の海上・上空封鎖から大量の地上部隊の上陸までを数日程度で遂行できることが判明した」とありますが、これは「一週間で揚陸を開始できる能力がある」という意味なのでしょうか。
hush
私が説明するよりも元・自衛官が解説している動画がYoutubeに上がっているのでそちらを見ていただいた方がいいかも。私の説明の文章も誤解を招いているかもしれません。
ttps://www.youtube.com/watch?v=AXUHeORK3mg
おうる
1316 |
被雷対策について質問です。 以前はFRP船と言えば20トンに満たないような小型船ばかりでしたが、近年では600トンクラスのコルベットなどにもFRP船体が採用されるようになってきました。 金属船体の場合は船体まるごと導体なので被雷してもそれによって何らかの損傷が生じるということはほとんど無かったようですがFRPは絶縁体です。 多くのFRP船の場合、おそらくマストを避雷針にしてスクリューなどから海中に放電という形になるのでしょうが、小型船ならともかくある程度の大きさになると落雷も必ずマストに落ちるとは限らなくなります。 現代の戦闘艦ともなればレーダーや火器管制装置などの電子機器も多く搭載し、落雷で被害が生じれば一発で戦闘能力を失いかねません。かといってステルス性が重視される戦闘艦で電気を逃がすための導体を船体各地に張り巡らせるのもおかしいような気がします。 昨今増えつつある数百トン規模のFRP艦での落雷対策はどのようになっているのでしょうか? おうる |
ただ、避雷針以外にも落雷対策は実施されているはずです。ですから「電気を逃がすための導体を船体各地に張り巡らせる」ことはしていると思います。というのは、レセプターをFRP等の内部に入れればよいからです。
また、落雷時に主電源から重要電子機器から隔離する絶縁システム、自動的に電源を切るサージ・システム、さらには落雷のエネルギーを分散するように船体形状を考えること(この中には、角を丸くする、表面を滑らかにするというようなスティルス技術に合うものがあります)等が考えられます。
そして、究極的には、雷の発生しやすい現場にいかない、あるいは、雷が発生した場合は、落雷への予防措置をとるということが考えられます。
hush
FRP製艦船にも普及していく(もしくは普及済)と思いますが、添付ファイルには以下の結論が成されていました。
https://www.rakurai-yokusei.jp/shippadd1.pdf
4. FRP/木造船には、避雷針は必須
引下げ導線は船体外側で左右両舷側へ2本を落とす。
電波ステルスに関しては、FRP船体自体がレーダに映るのですから、避雷導線がレーダに映っても影響はわずかかと想像します。(何か工夫はあるのかもしれませんが、手法は存じません。)
太助
地上レーダーは、原則として風雨から守るためにレドームに覆われています。戦闘機の機首のレーダーは、空気抵抗の減少をはかる面からもレドームに覆われています。これらのことから判る様に、FRPを含むプラスチック類は電波、あるいはレーダー波を反射せず、これらは透過します。中国が台湾を監視す飛ばせた風船もこれを利用したものです。勿論、程度問題ですが。
この一方で、近くに在る空中の水滴やごみ、広大な雲や海面は電波を反射します。
従って、レーダー側も種々の処理を行います。船舶用のレーダーであれば、幾本かのビームの反射波の平均値を採り、閾値以下は足切りを行うことにより海面波からの反射波を除く等です。
これらの処理等を考えれば、御質問の避雷針用の電線など、事実上問題にならないと思われます。
読書人
こんにちは。”FRP船体自体がレーダに映る”はよろしくなかったですね。ここはFRP製の艦もレーダに映るのではないか?との趣旨でした。
FRPの性質は>>3で仰る通り電磁波を透過し易いものだと思います。一方で艦内機器はどうでしょうか。想像ですが、金属製の機械やEMP対策でシールドされた機器が多いかと考えました。仮にレーダ波がFRP艦体を透過した場合、上記の機器やシールドがレーダ波を反射するのでは?というのが論拠です。レーダ波長と物体長の関係であったりで、反射する/しないの二元論はよくないのかもしれませんが。
リフレクタ設置が必要なほどに小型民間のFRP船はレーダ映りが悪いとは聞きますが、今回お題の艦艇レベルの軍用大型船ではどうなのか疑問です。”EMPはひどい落雷と同じ”との表現から連想しましたが、当方EMPにも落雷対策にもレーダにも通じておりません。どなたか基本的な所からご教示頂ければ嬉しいです(当然ですが本スレッドへの回答の次に)。よろしくお願い致します。
太助
避雷針の場合、雷電流が通った際に周囲の船体構造物が爆発が起きないかとか、強力な電磁波で艦内設備がやられないか心配です。おそらく重要な電子機器がある部屋は部屋全体を導体で覆ってるのではないかとは思いますが・・・
>>4
参考までにスウェーデンのヴィスビュー級コルベットについてWikipediaの記事を一部引用します。
フランス方面に航海に出た際に「レーダには映っていないのに自動船舶識別装置(AIS)には表示されている」という珍事が発生し、当局が周辺を航行している船舶に注意喚起する事態となったことから、平時は上構後部に4本の円筒形レーダー反射器(リフレクター)を装着して航行している[6]。
おうる
紹介ありがとうございます。
大型FRP船で高いステルス性能をもつ例ですね。
小生も思い違いをしていたのですが、おそらくですが、小型FRP船とはレーダに映り難い理由が異なるのではないかと想像します。
特徴を民用小型FRP船と軍用大型FRP船(ヴィスビュー級コルベット)で整理します。
1)小型FRP船
・GFRP製が多いと思われ。
・GFRPの特徴︰絶縁材料で安価、電波は透過する。
2)ヴィスビュー級コルベット
・CFRP製
・CFRPの特徴︰少し電気が流れる材料で高価。電磁遮蔽特性が優れている。電波透過特性、電波反射特性は金属同様の特性を示す。
https://www.mod.go.jp/atla/research/dts2013/P-12.pdf
以上のように一般的なCFRPはレーダ波を反射する。
⇔
一方でヴィスビュー級コルベットは高い電波ステルス性能をCFRP船体で実現している。
何故か?
@FRP船体とは無関係に、船体形状やRAMの工夫といった従来のステルス対策の影響が大きい。
もしくは
A特殊なCFRPを採用している。
可能性があると思います。
参考@)
電気抵抗値(×(10^-8)Ωm,0℃)
・銅:1.55
・鉄︰8.9
・CFRP:100-1000以上
https://www.m-chemical.co.jp/carbon-fiber/about/performance/
参考A)
海軍の艦船や潜水艦では、CFRP複合材は上部構造に使用するために、金属構造と同様のレーダー反射の問題があります。現代のステルス船はレーダー透明材料(RTM)であるため、GFRP のみを使用します。CFRP はレーダー吸収構造物(RAS)でのみ使用されます。容器の内部区域はよりよい強さおよびそれ故に減らされた重量のための CFRP と作ることができます。ただし、GFRP は CFRP よりもわずかに減衰能力が高く、より硬いです。SONAR ドームは、ハイブリッドファイバーシステムでもガラス繊維またはカーボンファイバーで作ることができます。CFRP は GFRP よりも導電性が高くなります, したがって、トランスデューサアレイを固定するための電気的問題を回避するために、内部層として GFRP を使用することをお勧めします。
https://www.intechopen.com/chapters/79811
p.s.↓のサイトにvisby-class-corvetteの写真があります。何本か天高く突き出た棒がありますが、避雷針でしょうか?
https://www.saab.com/products/visby-class-corvette
太助
それは送受信用ホイップアンテナでは?
元自
なるほどアンテナでしたか、ありがとうございます!
太助
1315 |
最初に長文かつ回りくどく、更に主観・推測・願望が混じった文章の質問になることをお詫びします。 ヤフオクで、こういうものを買いました。 「戦艦長門大将旗■山本五十六時代」 https://x.com/Der_Batu/status/1810600273553072244 説明文抜粋 (前略) ■山本五十六元帥が連合艦隊司令長官として在任中、旗艦であった戦艦長門に掲げられていた大将旗です。終戦後、長門が米軍に接収された際、艦内から記念品として米兵が持帰ったもので、米国からの里帰り品です。25年ほど前、米国カリフォルニア州在住の日本人の手を借りて入手したものです。 ■縫込まれていたロープは上下ともに切断されておりますが、上のロープが取り付けられていた部分に朱色縦書の「大將旗 長門」の文字が左半分だけ残っております。そして、この大将旗には使用感がございます。長門が連合艦隊の旗艦であったのは昭和17年2月までで、その後、連合艦隊司令部は戦艦大和に移っておりますので、以後、長門が大将旗を掲げる機会はございませんでした。したがって、終戦まで長門艦内にあり、なおかつ過去に使用された大将旗ということであれば、山本長官座乗時のものと断定してよいと考えます。 ■寸法は、横400cm、縦266cmで「軍六幅」といわれるものです。将旗としては最大です。素材は耐水効果が強い馬毛で、8条の旭日は「縫合わせ」によって仕立られております。馬毛を使用しているため、全体的に虫食い箇所が点在いたしております。また、当時の使用に伴う染み・汚れ、経年による変色等がございます。それでも70年以上前のものとしては、とても良好なコンディションだと思います。 (後略) 1.日本海軍史上、大将旗を掲げられる「指揮権を有する大将」の役職というと兼任は除いて、連合艦隊(豊田副武)・第一〜三艦隊(第一・小林躋造、第二・近藤信竹、第三・野間口兼雄)・各鎮守府(横須賀・野村直邦、呉・沢本頼雄、佐世保・百武源吾、舞鶴・黒井悌次郎、旅順口・柴山矢八)・支那方面艦隊(近藤信竹)・南西方面艦隊(高須四郎)・海上護衛総司令部(野村直邦)・海軍総隊(豊田副武)の旗が制定された大正3年以降の大将の司令長官といったところで良いでしょうか?(()内は大将で最後の者をあげてみた。ただし旅順口は大将旗の制定以前に廃止。海相には海軍大臣旗(http://www.navyhistory.org/2015/01/ditty-bag-japanese-navy-minister-flag/)があり、軍令部総長は演習統監時などだけに掲げるようなので除外) 2.「長門」の部分なのですが、「門」の簡略字体かもしれませんが「ウ冠の下に縦線」で「長官」にも思えます(長官→連合艦隊司令長官→連合艦隊旗艦→長門、という連想もできますが)。もしくは「六巾」いう字を相当崩して書いてもこうなるかも知れません。更には思い込みで他の文字かも知れません。実際どう書かれているのでしょうか?「大將旗」は間違いないところでしょうが、現在からみて変わった字体だな、とも思います。 3.その他にも気づかれたことや、旗に関する情報(生産体制・発注数・生産数・素材の変遷・当時の価格・定数・取り扱い方法・下の映像の未編集版、よもやま話的なエピソードなど)があればお教えください。DMなどでも結構です。 バツ |
誰か答えて下さい。
1314 |
陽炎型駆逐艦「天津風」についてお伺いします。 彼女は'45 4/10 アモイ島に座礁後自爆処理され生涯を閉じていますが、その残骸はその後どうなったのでしょうか? (駆逐艦「菊月」のように彼女を偲べるものがまだ残っているのでしょうか?) 宜しくお願いいたします。 Ranchan |
In 2012, the wreckage of Amatsukaze was found by a Chinese engineering ship. About 30 tons of the wreckage was salvaged, cut into pieces and sold as scrap metal before the intervention of local relics administration departments. According to Chinese media, a museum will be built to protect the remaining wreckage.(2012年、天津風の残骸が中国の工作船によって発見された。地元の遺跡管理部門の介入前に、約30トンの残骸が引き揚げられ、切断され、金属スクラップとして売却された。中国メディアによると、残りの残骸を保護するために博物館が建設される予定である)
実際に博物館が建てられたかどうかは存じません。
hush
hush
「天津風」の最期は「'45 4/10 離礁に失敗し放棄、爆雷の自爆により爆破処分」と聞いておりましたので、暫くの間は水面上に艦体が残存していたのだと思っていました。
その割には「解体、撤去された」と言う話を聞かないな・・・と思いまして質問させて頂きました。
ご紹介して頂いたHPを拝見すると、写っているのは備品の残骸ばかりなので「天津風」残骸の大きな残存部は波浪で破壊されたか金属ドロにやられたか・・・なんでしょうね。
(翻訳説明文が「人を破って割って、鉄の塊に打ち上げる」なので、何が言いたいのかちょっとよく分からないですが・・・)
Ranchan
>人を破って割って、鉄の塊に打ち上げる
うちのクロームの翻訳機能だとそんな訳は出てこず、「これらのスクラップ金属は、浙江省登録の工作船に雇われた地元以外の船頭のグループによって引き揚げられた。一昨日、船頭たちが偶然砲弾を発見し、すぐに警察に通報した。地元の国境防衛局と文化財局がすぐに介入し、瓦礫の中から多数の砦、砲身、砲弾、日本製の軍事器具を発見した」となります。
https://www.deepl.com/ja/translator あたりで訳しますと「これらの鉄くずは、浙江省のエンジニアリング船に雇われている外国人の船員のグループであり、引き揚げられた。 一昨日、船員が誤って貝殻を発見し、警察に駆け込んだ。 地元の国境警備隊、文化財部門はすぐにこの残骸の山に介入し、大量の砲塔、砲身、砲弾だけでなく、日本製の軍事機器などを発見した」となっており、砲弾が貝殻となっていますが、意味は取れます。
ただ、きちんと読むと、ここで紹介されているのは日本の沈没船らしいものが見つかったであり、天津風と断定されていません。そうしますと、私の早とちりでありまして、申し訳なく思っております。
hush
1313 |
巡洋艦クラスで艦前部に主砲塔三基を搭載するとき、最上スタイルと妙高スタイル それぞれの搭載方法のメリットとデメリットは何でしょう? かめ |
・三砲塔が近接するので防御については妙高スタイルが不利
・二番砲塔のバーベットが高く(重く)なり重心からも遠いためピッチングが酷くなる妙高スタイルが不利
・・・あたりが考えられます
駄レス国務長官
かめ
書き洩らしましたが最上スタイルのほうが二番三番砲塔が後ろ寄りのため艦橋に対する爆風が強いかもです
駄レス国務長官
かめ
メリットデメリットの取捨選択理由は計画主任に訊かないと何とも
駄レス国務長官
老猿
駄レス国務長官
・@防御性能:妙高スタイル≧最上スタイル
・A対艦攻撃能力:妙高スタイル≦最上スタイル
・B対空攻撃能力(主砲):妙高スタイル < 最上スタイル
@>>5でご指摘のように、妙高スタイルは防御範囲割合の短さに利があるかと思いました。また>>1記載のように、近いから一発で複数砲塔アウトのケースもあるかと思いますが、なんとなくですが、このケースへの配慮は少ない気もします。
A妙高スタイルは三番砲塔の艦首方向への指向が難ですよね。これは対艦攻撃でも不利ともいえますが、同じような速度相手の対艦戦闘では”横向いて戦ってね”で済む範囲の優劣かと思います。ただWeb上では”(最上型の)配置は高雄型までの経験に基づき、前方各三〇度以内の射角を広くするため考案されたものである”としているサイトがありましたこと注記します。
Bつぎに主砲による対空戦闘を想定すると、妙高スタイルの三番砲塔は一・二番砲塔との連携が取り難い場合が多いのではないか(対艦戦闘と異なり”横向いて戦ってね”で済ますには航空機は速い)。つまり三番砲塔が無駄になってしまうケースありと考えられた(射撃指揮装置を対空射撃にどの程度有効活用したのか知りませんが、一・二番砲塔はフォローできても【妙高スタイル】の三番砲塔は同時にフォローできる方位が少ない)結果、主砲での対空戦闘を想定した最上型(15.5cm砲)では、主砲配置を【最上スタイル】に改めたのではと考えました。
ちなみに小生の認識は以下の通り。間違っていればゴメンナサイ。
【妙高スタイル】
・妙高:主砲での対空戦闘を想定せず。
・高雄:同上?
・ブルックリン:同上。
【最上スタイル】
・最上(15.5cm砲):主砲での対空戦闘を想定。(対空砲弾用の揚弾設備があるらしい。一方で当てる工夫(射撃指揮装置)はどうであったのか知らないが、これのフォローがないと当たらないはず。対空戦闘に対応していたのか、後日対応の予定だったのか)
・最上(20.3cm砲):主砲での対空戦闘を想定せず。
いろいろ書きましたが、@の理由で妙高スタイルができ、Aの理由(時期的に妙高からのフィードバック?)で最上スタイルになった。Bは考え過ぎかとも思いますが、最上型建造時の防空戦闘への危機意識から(実用的であるかは別として)このような検討もなされたであろうという想像です。
太助
> ”(最上型の)配置は高雄型までの経験に基づき、前方各三〇度以内の射角を広くするため考案されたものである”
これは「海軍造船技術概要」に書かれてますね
ただし公式図を見ますと各砲塔の片舷射界(前方/後方)は
艦型 一番 二番 三番 合計
妙高 90度/60度 90度/70度 60度/60度 240度/190度
最上 90度/65度 70度/55度 90度/60度 250度/180度
と僅差になります
対艦戦闘上は同等とみて良いでしょう
駄レス国務長官
無くなったのは重油タンクですね。
燃費向上による重油積載量減少によるものでしょうか。
妙高型の主砲配置になったのが、防御区画を短くするためなのか、艦内配置の余裕のせいでこの配置にせざるを得なかったのか。
>9
二番砲塔の射界ですが、公式図では確かに前方は70度となっています。
ただ、側面図では12度仰角にて砲塔繋止となっています。
仰角12度以下ではこの射界ですが、それ以上では前方にも射撃できるのではないでしょうか。
そうであるならば「前方各三〇度以内の射角を広くするため」というのも当てはまると思いますが。
老猿
前段
艦型 燃料搭載量 航続力
妙高 2,500トン 14ノット7,000浬
高雄 2,645トン 14ノット7,000浬
最上 2,280トン 14ノット8,000浬
この差は主として蒸気性状が妙高高雄の飽和蒸気より最上の300℃過熱蒸気に向上したことによります
重油槽は石炭庫と違って配置の自由度が高いですから防御上の配慮が優先されたんじゃないでしょうか
後段
仰角12度以上では前方にも射撃できるでしょうが首尾線近くの射界は船体や隣接砲塔への爆風の影響が大のため実戦では首尾線より30度以内はなるたけ避けるべしとされてるようです
駄レス国務長官
ありがとうございます。
海軍造船技術概要に「前方各30度以内の射角は著しく強化されたし」と記載のあるのは「最上(15.5cm砲)」のことですね。
>>10、11
最上(20.3cm砲)が前方射角が強化されたとは判断されていないのでは?
装填角度が固定5度だとしたら、12度(砲塔繋止仰角)以下になりますので、前方への継続射撃は事実上不可能となります(砲を維持したまま装填ができない)。
>>8
自己レスですが、
【妙高スタイル】
・高尾:主砲での対空戦闘を想定。
でした。
太助
・高雄:主砲での対空戦闘を想定。
でした。
太助
ご教示ありがとうございました。
>12
最上型の主砲配置が決定されたのは15.5cm砲の時ですから、それで考える必要がありますね。
その時は仰角制限もありませんでしたので、装填も問題ないですね。
老猿
深い話をありがとうございます。
なんとなく並べているだけじゃなくて色々な要素が検討されているんですね。
かめ
1312 |
LST-1型戦車揚陸艦について質問です。 LST-1型の艦尾の錨は鎖ではなくワイヤーを使っているようです。 船の錨は普通、錨そのものの重さやフックの形状などで船を制止させるのではなく、錨鎖の重みや摩擦で船の逸走を防止していると理解しています。 ワイヤーを使っているのはおそらくビーチング状態から離岸する際の張力が必要なためと想像しますが、だとするとLST-1の艦尾の錨は錨鎖(ワイヤー)の重さではなく錨そのもので海底に踏ん張ってるのですか? あと、ワイヤーって錨よりも錆びやすそうなきがするんですが、通常の鎖に比べてワイヤーを使った場合のメリット。デメリットについて解説していただけると助かります。 おうる |
https://www.navsource.org/archives/10/16/1016001807.jpg
従って、船尾部の錨はビーチング後の離岸に特化したもので、通常の停泊時には船主側の怒りを使用していたものと推測されます。
あるこん
誤:船主側の怒りを→正:船首側の錨を
通常の錨鎖に対するメリットデメリットについてですが、メリットについては格納スペース削減(同じスペースならより長いケーブルを格納できる)、デメリットとしてはご指摘のとおり把駐力の低下が挙げられると考えられます。
あるこん
・重量そのもので船を固定する。
・chain形状の方が曲げ半径が小さくなる。
・頑丈。
等々の理由があると思いました。
一方で、離岸用錨に限定すれば、
・重量は軽い方がよい(重量は必要ない、水に沈めばよい程度?)。
⇒wireでつなぐ方がよいと思います。
一応ChatGPTにも尋ねてみましたが、重い = 悪いという思い込みがあるようです。
質問@)stern anchorをwireでつなぐ利点を列挙して下さい。
ChatGPT
stern anchorをワイヤーでつなぐ利点はいくつかあります:
1. 軽量:ワイヤーはチェーンに比べて軽量であり、取り扱いが容易です。
2. 柔軟性:ワイヤーは柔軟であり、チェーンよりも取り回しが簡単です。
3. 迅速な操作:ワイヤーは迅速に展開・回収が可能であり、緊急時や作戦中の素早い対応が求められる場合に有利です。
4. コスト効率:ワイヤーはチェーンよりも一般的にコストが低いため、経済的です。
5. 耐摩耗性:ワイヤーは耐摩耗性が高く、過酷な環境下でも耐久性を維持しやすいです。
6. メンテナンスの簡便さ:ワイヤーはメンテナンスが比較的簡単であり、長期間の使用にも適しています。
これらの利点から、揚陸艦のstern anchorをワイヤーでつなぐことが一般的です。
質問A)wireとchainでanchorをつないだ場合の利点と欠点を列挙せよ。
ChatGPT
### Wireでアンカーをつなぐ場合の利点と欠点
**利点:**
1. **軽量**: ワイヤーはチェーンに比べて軽量であり、取り扱いが容易です。
2. **柔軟性**: ワイヤーは柔軟で、取り回しが簡単です。
3. **迅速な操作**: ワイヤーは迅速に展開・回収が可能であり、緊急時や作戦中の素早い対応が求められる場合に有利です。
4. **コスト効率**: ワイヤーはチェーンよりも一般的にコストが低いため、経済的です。
5. **耐摩耗性**: ワイヤーは耐摩耗性が高く、過酷な環境下でも耐久性を維持しやすいです。
6. **メンテナンスの簡便さ**: ワイヤーはメンテナンスが比較的簡単で、長期間の使用にも適しています。
**欠点:**
1. **強度**: チェーンに比べて強度が劣る場合があるため、極端な負荷がかかる状況ではチェーンの方が適していることがあります。
2. **切れやすさ**: 鋭利な物に触れると切れやすいことがあるため、使用環境に注意が必要です。
3. **伸縮性の欠如**: ワイヤーはチェーンほどの伸縮性がないため、衝撃吸収が劣ることがあります。
### Chainでアンカーをつなぐ場合の利点と欠点
**利点:**
1. **強度**: チェーンは高い強度を持ち、重い負荷に耐えやすいです。
2. **耐久性**: 海水や摩耗に対する耐久性が高く、長期間使用しても劣化しにくいです。
3. **伸縮性**: チェーンのわずかな伸縮性は衝撃を吸収し、アンカーの固定をより安定させることができます。
4. **信頼性**: 極端な条件下でも信頼性が高く、頑丈で壊れにくいです。
**欠点:**
1. **重量**: チェーンはワイヤーに比べて重く、取り扱いや運搬が難しいです。
2. **操作性**: 重量と硬さのため、迅速な展開や回収が難しく、操作性が低いです。
3. **コスト**: チェーンはワイヤーよりも高価な場合が多く、初期費用や交換費用が高くなることがあります。
4. **錆びやすさ**: 特に海水環境では、適切なメンテナンスをしないと錆びやすいです。
これらの利点と欠点を考慮して、具体的な使用状況や条件に応じてワイヤーとチェーンを選択することが重要です。
太助
通常の停泊時に使う事は基本的になく(艦首左舷の錨を使用)、ビーチング時の離岸補助用と考えて良いと思います。
他には船越で接岸状態での台風接近時にLCVPに錨を括り付けて少し離れた場所に運んで落とし固定用とした時くらいでしょうか。
……目指し係留状態からの中引き出航でも使ってたかな、こっちは記憶が曖昧。
元自
となるとビーチングをする揚陸艦の離岸用の錨って鎖じゃなくてワイヤーになってる方が一般的なんでしょうかね?
Wikipediaの二頭輸送艦の記事によると、投錨の際の音を小さくするためにワイヤーにしたとか説明があるようです。
おうる
錨鎖だと揚錨機の他に艦内に錨鎖庫を設置する必要がありますが、ワイヤーであれば揚錨機と一体化したドラムを後甲板に設置し巻き取るだけで済みます。
元自
1311 |
青葉型巡洋艦について質問させてください。 先に建造された古鷹型の20センチ単装砲は装填作業の多く(弾薬運搬など)を人力に頼っており、発射速度に問題を抱えていたので、この欠点を解消するために青葉型では建造時より砲塔を変更したものと認識しています。インターネット等で調べると多くの場合でそのように書かれているからですが、ふと疑問がわきました。 古鷹・加古は、青葉の建造開始よりも後に竣工しています。上記のことが事実であれば、まだ運用どころか竣工もしてない古鷹型巡洋艦の欠点を事前に把握して再設計して、古鷹型が竣工する前年に青葉型を建造開始してる事になります。 古鷹型の欠点はそんなに早くから認識されていたのか、それとも青葉型での主砲変更は別の理由があり、古鷹型の主砲に問題があった云々は「後付けの理由」なのでしょうか。気になって質問してみました。 みいつ |
古鷹型重巡洋艦のWikipediaから抜粋します。
-----抜粋-----
古鷹型の設計を基に、主砲を連装砲3基に変更したものが青葉型であり、青葉・衣笠の2隻も古鷹型に含める場合もある。
本型は元々英米の軽巡洋艦に対抗するために建造されたのであるが、ワシントン軍縮条約の結果この排水量にこだわる必要性を失ってしまった。条約上限最大の艦を各国も建造することが海軍もわかっていたため、排水量10,000トン、20 cm砲8門で魚雷発射管8門、13ノットで10,000カイリの航続距離の艦(妙高原案)を計画すると共に、本型の3・4番艦にはそのテストケースとして、主砲6門ながら単装から連装に、高角砲も門数は同じながら新型の12 cmに変更した。航空機用のカタパルトを搭載する事として改良を加えた形で建造をされることとなった。
-----終わり-----
太助
古鷹型は、のちに主砲の装填にまつわる問題のため青葉型と同じく連装砲に換装していますが、
その事と、青葉型が当初より連装砲を装備した理由とが必ずしも同じとは限らないという事ですね。
また自分なりにもいろいろ調べてみたいと思いました。
ありがとうございます。
みいつ
同時期に設計が進められていた後の妙高型用連装砲塔の設計が完了した事からC型連装砲塔搭載に変更されたようです。
また単装砲塔が装甲化されたバーベットを持たない事から被弾時の脆弱性が問題だと上層部が認識していたとあり、これも連装砲塔へ変更する大きな理由になっていたと思われます。
元自
古本屋
古本屋
重ねてお礼申し上げます。
みいつ
排水量増大の背景についてはすでに>1.で説明されてますけど
駄レス国務長官