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航空機関係
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1437  1436の質問に関連してなのですが機体内部色は防錆のために塗るのですか?
私も昔は防錆のためと思っていたのですが、自衛隊の航空祭の時に話した空自の人が「考えたことなかったけど違うんじゃない?昔の米軍機なんか外側無塗装の機体たくさんあるし旅客機だって外装無塗装の部分たくさんあるでしょ。もし機体が錆びるような材質ならまず雨風の当たる外側塗らないと。新幹線の見えない内側も飛行機と同じ あなたの言う機体内部色が塗ってあるけど あれってアルミとかカーボンだから防錆塗料必要ないでしょ?」と言われました。

 言われてみると車のボディの内側や鉄板を使った様々な機器では飛行機の機体内部色は使われていません。本当に防錆目的なのでしょうか?
トロッター

  1. アルミ合金の中でジュラルミンや超ジュラルミンは強度は最も強い部類ですが、粒界腐食を起こしやすいので。耐食性はアルミ合金の中では弱いほうに分類されます。貴な元素であるCuを添加することで耐食性劣化が避けられないのです。
    なので、塩害にはかなり弱いのです。
    少なくともWW2時の海軍機には塗装による保護は必須であったのではと推察します。
    マコト


  2. 海軍の全軽金属製飛行機は、表面をコーティングした合わせ鈑で作られることを前提としていて、元々の規定では、このうち艦上機のみを外側表面を透明塗料、内面を淡青色透明塗料で塗る、とされています。拡大して陸上機にも塗られたものもあります。
    これに関して、大戦中に廃止されたときの通達文があります。

    『航本機密第14628号 機体塗料節約に関する件通知』
    当分の間、首題右記事項は飛行機機体工作標準に依らず実施相成度
    一.(略)
    二.陸上機、機体内部(搭乗員周囲を除く)の防蝕塗粧(ち49第三種)を廃止す。但しESD押出金物及びマグネシウム合金部を除く。

    「ち49第三種」とは「淡青色透明」(通称青竹色)のことです。
    「防蝕塗粧」と明記されています。



  3. ちなみに、別のものには、「ち49第三種」は、下地軽金属の腐蝕状況を視認するため透明、と書かれています。

    さらにちなみには、より海水との接触があり得る水上機や飛行艇では、この「淡青色透明」での内面塗粧は行われません。
    内面にも「下塗り用赤褐色」がギチギチに塗られた上に、「上塗り用銀色」が塗り重ねられます。
    全金属製水上機である零式観測機の模型などで、内面に「青竹色」を塗っている例がありますが、あれは違っているのです。

    このように、防蝕の程度によっては、さらに分厚い防蝕塗粧が内面に対しても行われていました。


  4. 同時代の米軍機の内面に塗装されたジンククロメート塗料も、「塗装された亜鉛メッキのようなもの」として、耐蝕が目的とされています。


  5. 「電子機器、内部塗装」、「航空機、内部塗装」等で検索すると、種々の目的で塗装がなされているようですね。航空機も、昔と比べて寿命が随分長くなりましたし、電子機器は万一の事態を考慮したシールドや移動に伴う地球磁場の向きへの対処等も必要になってきていますからね。
    UK


  6. ありがとうございます。
    新幹線の内部も同じ色に塗られているのは>5の理由なんでしょうか。空自の人の新幹線の話で気になって画像探したら連結器カバー(車両の先端部分)の内側も確かに同じ色でした。
    電子機器対策だと昔と今とは色は同じでも成分はずいぶん違っているのでしょうね。

     対戦末期からベトナム戦争初期の外側無塗装の機体や現代の無塗装の旅客機の無塗装部分(主に翼)も何かコーティングしてあるのでしょうか?
    トロッター



1436 日本海軍機で防錆のために塗られた通称「青竹色」についての質問です。

青竹色と呼ばれるクリアブルーの塗料(淡青色透明、青色E4)についてですが、青竹色という通称はいつ頃から、どのような形で現れたのでしょうか?

というのも、黄変して緑色になっていない淡青色透明を「青竹」と表現するのはさすがに無理があるのではないかと思い、操縦席に塗られている淡緑色艶消(淡緑色M1、灰緑色M1)の色を「青竹色」と表現していたものが、伝言ゲームの末に淡青色透明を「青竹色」と呼ぶようになったのではないか、と思ったので、青竹色という通称自体について調べる必要があると思ったからです。

1980年代頃まで?はプラモデルのコクピット色を淡青色透明で塗ることが一般的であったことから、「コクピットは青竹色(淡緑色)であった」→「コクピットの塗装指示はメタリックブルーだから、これが青竹色なのだ!」という誤解が生まれたのではないかと思うのですが、青竹色にまつわる経緯や資料に詳しい方はいらっしゃいますでしょうか?
Shusui

  1. 見返すと「思う」「思う」の連続で絶妙にアホっぽくなってしまっていますが、ポイントは戦中に青竹色という語が出てくるのならば、どの様な文章に登場するのかがキモになると思っています。
    何卒宜しくお願いします。連投失礼しました。
    Shusui


  2. https://www.monotaro.com/s/pages/readingseries/kakougenba_0501/
    をご覧ください。
    この中に「青ニス(青竹)という罫書き用塗料が出てきます。
    半透明のものをトタン板などに薄く塗って使うわけです。
    これは戦前からすでに、その呼び名とともに存在していました。

    航空機用軽金属面の保護塗料としての「淡青色」は、この青竹塗料とは用途としても組成もまったく別物ですが、金属面に半透明のものを塗る、ということで、塗り上がりが同じような印象になります。
    そこから「青竹色」と呼ばれてしまっていたわけです。

    戦時中にも「青竹色」という通称は工場内などにあって、勤労動員生徒だった方の回想などにも出てきます。

    1980年代頃まで?の模型雑誌などでの解説では、むしろ、飛行機の内面に塗られていたのは「罫書き用の青竹塗料そのものだった」と誤解したものも見受けられました。

    淡緑色M1を青竹色と呼んだ例はまったく見受けられません。




  3. 個人的には、「青竹」塗料と同じような塗り上がりの印象だから「青竹”色”」なんだろうな、と納得しております。


  4. ちなみに、罫書き用青竹塗料の色調については、戦前戦中のものはその当時の使用染料(一時的に塗布して罫書き後にすぐにはがしてしまうという塗料の性質上顔料は使いません)からみて、青緑色だったのではないかと思います。
    こちらはまさに「青竹」という感じです。


  5. >>片さん
    詳細なご回答ありがとうございます!
    なるほど、青竹色の呼称は青ニスに由来するものだったのですね。
    青ニスによる塗装・ケガキの写真を検索してみましたが、確かに黄変していない淡青色透明の印象にかなり近く、「青竹(青ニス)のような色」が転じて青竹色になったというお話に合点がいきました。

    流石に戦中までのケガキ塗料に関する情報はパッと出てくることはありませんでしたが、こちらは青緑色と推定されるというのはかなり興味深く思います。
    国立図書館のデジタルアーカイブにS8-14年までの塗料年鑑がありますので、そちらを覗いてみようかと思います。

    また、調べているうちに思い出したのですが、ネット上で「青竹色はケガキ線がわかりやすくて便利だったらしい」という話も見たことがあり、これこそまさに青ニスと淡青色の混同の例だったのだなと。

    無意識のうちに「青竹色」を淡緑色や灰緑色等の公式に表現される色彩と同列に並べ、色彩準拠の表現に捕らわれていたのは私の方で、「青竹・青ニス」という別の文脈からもたらされた通称であったという事実は大変勉強になりました。
    ありがとうございました。
    Shusui


  6. 電気メッキ品に塗料を乗せる為、防錆+プライマーの為のエッチングプライマーなる物が有ります。色は2種類有り、乾くと透明な青緑な物と黄色い物が有ります。ジュラルミンに塗った物とは成分が違うのだろうと思いますが、妙に一致する青緑と黄色は大変気になっています。
    暇人


  7. 青緑のウオッシュプライマーは、昔から売られていた模型用塗料の青竹色のイメージですね。

    しかし、実際に日本海軍機の軽金属部内面に塗られていた通称「青竹色」こと「E4淡青色」は、色としてはほほ純青色です。色材以外の塗膜要素であるバインダーが、本来はクリアーな透明であるべきはずが、経時変化で黄色を帯びてしまうため、結果的に青緑を呈してしまうというだけなのです。零戦などの灰色が飴色がかるのと同じ理由です。塗料としては純粋なブルーの透明色で、青インクみたいな感じです。

    模型用塗料の青竹色は、この「塗ってから時が経過し黄ばんでしまった色」を再現してしまっていたわけです。




  8. >7

    あぁ、プラモに毒されていてしまった訳ですね。
    流石。
    暇人



1435 1981年のイスラエル空軍によるイラク原子炉爆撃作戦(バビロン作戦またはオペラ作戦)について質問いたします。
この作戦では8機のF16が16個の200ポンド爆弾を投下し、14個を原子炉に命中させるという驚異的な戦果をあげています。
この爆弾は無誘導だったそうですが、どのような方法で爆撃したのでしょうか?

PIAT

  1. 10年以上前に読んだ本の記憶なので、あるいは記憶違いもあるかもしれませんが、単純にF16の爆撃照準システムを使い、35度の緩降下爆撃で命中させています。この照準システムは、地上の目標に対して誤差 5.0m以内と称されていました。

    使用されたのはMk-82 2000lb 爆弾。信頼性と、破壊力(これ以下の爆弾では原子炉本体に致命傷にならない恐れ)及びF16の航続距離との兼ね合いで決まりました。

    誘導可能な爆弾は、大きすぎ、信頼性に欠け、重い上に空気抵抗が増すので燃料が足りなくなると判断されました。

    あとは選抜された最優秀パイロット達に対地攻撃訓練を積ませることで成し遂げられたのだそうです。

    以下、ウィキペディアあたりに載っていそうな話

    攻撃したF16は2個小隊8機、各2発のMk-82を積んでいました。これを6機のF15が護衛していました。なおイスラエル側の見込みでは、半数の8発の命中を期待していたようです。
    タンジェント


  2.  屋上屋を重ねるなら、攻撃はヨルダンとサウディ・アラビヤ、そして、もちろんイラクを領空侵犯して行われていますが、レーダー探知を避けるために超低空飛行を行っています。したがって。目標の近くで上昇していますが、あまり高度は稼げなかったものと思われますので、かなり低空からの爆撃になったと思われます。もちろん、1で仰られている優秀な操縦士、念入りな攻撃訓練がなかったら無理な話ですが、このこともポイントになりそうですし、それに加えて、攻撃経路、目標に対する入念な情報収集があったから成功したと思っています。
     なお、Wikipediaには15発が命中、ただし1発は不発とあります。
     
    hush


  3. 航空機研究家の村上洋二氏の投稿文書からの抜粋になりますが

    基地を発進して超低空飛行を続け現地時間の一七二五時、航法位置確認点「バハール・アル・ムルフ湖」に到達、
    爆撃体勢に入った。目標の原子炉まであと10分。(中略)爆撃最終コースに入ったF-16は左に急旋回、
    同時に機首を上げてアフターバーナーをふかし上昇、いったん背面になって目標を確認すると、
    機体を水平に戻しながら目標に降下、原子炉に爆弾を投下した。三〇秒間隔で投弾する各ペアの爆弾は
    延滞信管のおかげで次々にドームを貫き内部に大被害を与えた。(以下略)
    陸奥屋


  4. こんな感じだったらしいですが搭載されたモノはMk.84 2000ポンド爆弾各2発、370ガロンタンクを
    両翼下に。翼端には当時最新鋭のAIM9Lを2発、胴体中央にも300ガロンタンクを搭載。更にチャフや
    フレアも満載し当時のGD社も想定外と言うほどの超加荷重だったそうで。
    更に基地でのエンジンウオームアップ中も燃料を給油し続けられたそうでギリギリ感が半端ないですね。
    ちなみに護衛のF-15の方はAIM9Lの在庫が少なかったため自国製のシャフリルを搭載していたそうです。
    陸奥屋


  5. >3
    ×投稿 
    ○寄稿
    >4
    ×Mk.84 2000ポンド爆弾各2発
    ○左右翼にMk.84 2000ポンド爆弾各1発
    陸奥屋


  6. 陸奥屋殿、訂正感謝

    Mk.82 は500lb 級でした。Mk.84 が正しいです。記憶違いでした。
    タンジェント


  7. ついでにオペラ作戦、別名バビロン作戦については、下記を一読することをおすすめします。

    「イラク原子炉攻撃! イスラエル空軍秘密作戦の全貌」著者:ロジャー・W.クレイア
    タンジェント


  8. 追記?ですが侵入高度は大凡100フィート(約30m)だったそうで原子炉付近では
    4500フィートまで上昇(こっちは色々説があるようです)の上、降下。
    侵入経路はヨルダンの領空を侵さないように、まずエチオン基地から南へ飛び
    アカバ湾を越えるとヨルダン国境よりのサウジアラビア領空の山岳地帯の渓谷を
    縫うように飛行、砂漠地帯にて上記のように100フィートまで降下しバグダッド南西
    20kmにあるオシラック原子炉へ向かっています。
    また、帰りは燃料の関係からヨルダン領空を通る進路を採っています。

    一番の脅威は何とサウジアラビアに配備された米国空軍のAWACSだったそうですよ(笑)

    陸奥屋


  9.  皆様 いろいろな情報ありがとうございます。
     湾岸戦争の少し前に『あの原子炉を叩け』(新潮文庫)を買ったのですが、私には専門的すぎたので、じきに手放してしまいました。
     ただ、次のような記述があったのを覚えています。
    @ サダム=フセイン大統領のあだ名は『チグリスの恐怖』『バグダッドの鉄の男』。
    A 出撃前に司令官はパイロット達へ「捕虜になったら、なんでも話せ。戻って来たとき、正気でいてほしいから」と言った。
    B 地対空ミサイルをかわそうとして高射砲に撃墜される飛行機が多い。

     質問する前にyoutubeで『operation opera』について、パイロットの視線のCGアニメを見ました。
     時々上下反転するのが不思議でしたが、ようやく理由がわかりました。
     F16は下が見えにくそうですね。

    PIAT



1434 スピットファイアは(型番は問いません)エネルギー保持が悪く、旋回を始めるとすぐに速度を失い敵機に対して不利になったのですか?
この質問をするに至った経緯というのも、ゲーム「ウォーサンダー」ではそのような仕様なのです。
想定する敵機はそうですね、、、難しいですが同世代のメッサーシュミットでどうでしょうか。

  1.  「スピットファイア 旋回を始めるとすぐに速度を失い」でGoogleさんに聞いてみますと、以下のページを紹介されました。
     http://www.warbirds.jp/ansq/11/A2002168.html
     http://www.warbirds.jp/ansq/12/A2003453.html
     もっとも、機体によって旋回時に失速しやすい速度は異なるとは思いますが。
     
    hush



  2. Spitfire Mk. I versus Me 109 E
    (A Performance Comparison)
    http://www.spitfireperformance.com/spit1vrs109e.html

    (Spitfire Performance Testing)
    http://www.spitfireperformance.com/spittest.html

    多少の参考になりませんか。
    ご存知でしたらご容赦を。

    百九


  3. かいとうありがとうございました



1433  WWIIのヨーロッパで、空軍が地上部隊を攻撃するにあたり、ドイツ軍はJU87ストゥーカによる急降下爆撃を多用したようです。
 アメリカ軍はドーントレスのような優れた急降下爆撃機があるのに、P47やP51のような戦闘機を使っていたようですが、これらの航空機は急降下爆撃を行っていたのでしょうか?
 素人質問で申し訳ありませんが、ご教示願います。
PIAT

  1. 追記します。
    私は爆撃について無知なので、「〜ようです」ばかり書いています。
    なお、ドーントレスは海軍機なので、陸軍航空部隊が使わなかったことは理解できます。
    映画『プライベート・ライアン』では、P51戦闘機げ戦車を撃破するシーンが印象的でしたが、どのような方法で攻撃したのかわかりませんでした。

    PIAT


  2. ミスタイプしました。
    「、P51戦闘機が戦車を撃破する〜」です。
    PIAT


  3. 自分も素人ですが、面白そうだったので。

    まず、そもそもが爆撃機と戦闘爆撃機を比べて考えるのは不味いのでは無いでしょうか。

    P47は途中からエアブレーキ装備だそうです。
    P51は初期の段階は着けていたのですが、必要無いとの事で撤去された様です。
    暇人


  4. こちらの過去ログで話題になりましたので、ご一読ください。
    http://www.warbirds.sakura.ne.jp/ansqn/logs/A004/A0001134.html

    ちなみにP-47にダイブブレーキがついたのはM型からで、配備は終戦間際です。
    超音速


  5. 元々の目論見としては命中精度の良い急降下爆撃があったのでしょうが、攻撃される側も対空砲火を充実してきますから(ドイツ側は2〜3.7センチのFLAKを出来るだけ多連装で数を増やそうとしています)、機動性の良い緩降下爆撃主体になり、さらにロケット弾(P-47ならばHVARを10発搭載できます)での攻撃に向かうようになっています。


  6. ドイツのJu87にしても、後期は機関砲による対戦車攻撃になってますしね。


  7. 紹介した過去ログは長いので自分の主張を要約します。
    ・A-24やA-36で行なった急降下爆撃は、戦術研究や空地連携が不十分だったこともあり、あまり目立った活躍とは言えず損害も多かった。
    ・したがって超低空爆撃や緩降下爆撃、ロケット弾が攻撃の主体となった。
    ・双発爆撃機による水平爆撃も大戦後半にはかなり精度が上がった。
    ・USAAFにとっては単発複座機を攻撃に使っても兵装も爆弾搭載量も中途半端なので、双発のA-20やA-26のほうが使い勝手が良かった。
    超音速


  8. 緩降下爆撃でも高速で投弾することで爆弾の描く弾道をほぼ直線にでき、たとえば時速500キロ・降下角40度・投下高度400mならば、下方5度の前下方視界があれば目標を照準できます。
    急降下爆撃では目標上空でいったん速度を落とさねばなりませんが、緩降下爆撃ではずっと高速を維持することで対空砲の射程圏を素早く抜けられるのです。
    命中精度はやはり急降下爆撃のほうが優れていますが、緩降下爆撃でも編隊で多数の爆弾を落とすことで解決できます。

    超低空爆撃というのはクラスター爆弾やパラシュート付き爆弾をばらまくのですが、これらは爆弾の爆発で自機が被害を受ける恐れも少ないので超低空で投下できます。
    超低空は対空砲に狙われにくいのです。

    ロケット弾、特に5インチHVARは威力・精度ともに良好で対空砲の射程外から射撃できることから好んで使われました。通常弾頭のほか、成形炸薬弾頭で戦車も撃破できます。
    戦後になっても長く使われ、1955年まで生産されました。

    水平爆撃は対空砲に狙われやすいイメージがありますが機関砲の射程外を飛べるのと、ノルデン照準器も大戦後半にはかなり発達していて、投弾2分前までは回避運動ができ、毎分2000フィートの降下率で緩降下爆撃もできたのです。

    このようにUSAAFの対地攻撃は対空砲火による被害をいかに抑えるかという点がとても重視されているのです。
    超音速


  9. アメリカ陸軍航空軍は急降下爆撃戦術を1943年後半に中止しています。
    ダイブブレーキを使用して一定の速度で降下する急降下爆撃はイタリア戦線で大損害を蒙り、投入された「急降下爆撃機」であるA-36Aマスタングの約半数が失われています。このため急降下爆撃は超低空爆撃に切り替えられ、命中精度は大幅に低下したものの損失率は大きく改善しています。
    これ以降、朝鮮戦争まで急降下爆撃は実施されていません。
    BUN


  10. 暇人様 超音速様 片様 BUN様 情報ありがとうございます。

    私は急降下爆撃について(レン・デイト)『電撃戦』くらいしか読んだことはなく、ほかにはwikipediaを斜め読みするくらいです。
    そのため、WWII中の爆撃と対空砲の進歩について無知であり、緩降下爆撃という用語を初めて見ました。
    空軍の対地攻撃においては、急降下爆撃からミサイル攻撃に進化したと思っていましたが、水平爆撃も進歩したのですね。

    水平爆撃が進歩したため、ランカスター爆撃機が戦艦ティルピッツの撃沈に成功したのでしょうね。


    PIAT


  11. >.10 我が帝国海軍が真珠湾でマレー沖で挙げた戦果は!
    日本という場では、WWIIで戦史上稀な外洋での決戦を繰り広げた経緯も在リ、特殊な応用例である対艦船攻撃ばかりが重点的に紹介解説される傾向に在るためか
    空爆・対地攻撃全般についての良い概説・具体的な紹介解説が余り在りません。
    戦術爆撃対戦略爆撃という二分法は政治的(政略という意味では無く、関わる者達の特定のセクターの利害に基づく恣意的な)な分類で
    敵軍前線への航空作戦(現在の軍事用語では「近接支援」)対
    敵軍後方への航空作戦(現在の軍事用語では「阻止攻撃」)、という区分がより実態を表すと考えます。
    にも。


  12. 海軍での事情について書いておきます。
    水平爆撃は双発以上の爆撃機編隊で多数の爆弾を投下することで効果があるのに対し、そうした戦術はとれない米海軍/海兵隊は水平爆撃を捨て去り急降下爆撃戦術を維持します。
    高速急降下爆撃と大型徹甲爆弾の組み合わせで戦艦の水平装甲もぶち抜けるのです。

    対地攻撃においては、コルセアやアヴェンジャーは超低空爆撃も急降下爆撃も両方やっています。
    やはり損害は少なくありませんが大型爆弾が必要な目標相手には急降下爆撃しかないのです。
    朝鮮戦争でのコルセアやスカイレイダーも同様でした。

    余談ですが、時代は下ってA-4スカイホークやA-5ヴィジランティは、核爆弾を使った急降下爆撃というのも構想に入っていたりします。
    超音速


  13. にも。様
    『戦略爆撃』という用語はよく目にしますが、『戦術爆撃』はあまり見ませんね。
    『阻止攻撃』という用語は初めて見ました。
    『近接支援』については映画『ガメラ2レギオン襲来』で陸自の師団長が「近接航空支援を要請せよ」と命令したシーンが印象的でした。

    超音速様
    米海軍は急降下爆撃を続けていたのですね。
    映画『男たちの大和』を思い出します。

    皆様 ありがとうございました。

    PIAT



1432
Bf109 は、主車輪のキャンバと、トーアウトの為に
以下の画像の様な事故を起こしやすい機体と成った訳ですが、
http://aviadejavu.ru/Images6/AK/AK2016-02/47-2.jpg
http://aviadejavu.ru/Images6/AK/AK2016-02/48-2.jpg
https://www.worldwarphotos.info/wp-content/gallery/germany/aircrafts/bf_109/Bf109F_5.jpg
https://www.asisbiz.com/il2/Bf-109F/JG51.I/images/Messerschmitt-Bf-109F2-1.JG51-(W9+)-damaged-after-landing-Eastern-Front.jpg

それ以外に、以下の画像の様な事もあります、
https://www.asisbiz.com/il2/Bf-109E/JG27.I/images/Messerschmitt-Bf-109E-3.JG27-Yellow-6-on-its-back-Damenlandung-early-France-1940-01.jpg
http://aviadejavu.ru/Images6/AK/AK2016-02/49-0.jpg
https://www.asisbiz.com/il2/Bf-109E/JG27.I/images/Messerschmitt-Bf-109E1-3.JG27-Yellow-10-France-1940-01.jpg

これは、高圧タイヤを使った為に起きた事では、と思いますが
あまり話題になっていない様ですが、何故でしょうか。
ご教示ください。

百九

  1. > あまり話題になっていない様ですが、何故でしょうか。

    つんのめって逆立ち、転倒は当時の飛行機一般にわりとありがちな事故だったから、Bf109特有のものではなかったから、ということでいかがでしょうか?

    http://www.warbirds.jp/ansq/11/A2002152.html



  2. 片様、有難うございます。
    当時は舗装された滑走路は少なかったですから
    機種によらず起きえた事なのですね。

    へたりこむ事故だけは Bf109 独特の事だったと思いますが。

    下は Bf109 の左脚を前から見た図に成りますが、
    http://aviadejavu.ru/Images6/AK/AK2016-02/50-1.jpg

    車輪の取り付け方が少々あやうい形だと思えます。

    百九


  3. 一つ尋ねたいのですが、Me109のタイヤは高圧だったのでしょうか。
    タイヤの空気圧はタイヤの大きさ (内包空気量) と荷重で適正値が決まります。これは同時代の単発戦闘機と直接比較しても意味がありません。タイヤの大きさと荷重がそれぞれ異なるからです。
    この適正値よりも高ければ高圧、低ければ低圧ということになりますが、もしそうするのであればそれなりの理由があるはずで、むやみやたらに適正値を外すセットはしないものですが。ちなみに私が知るMe109の空気圧はG型で4.5気圧、K型で5.0気圧ですが、これが適正値よりも高いのか私にはわかりません。
    DDかず


  4. > 2
    > 当時は舗装された滑走路は少なかったですから
    > 機種によらず起きえた事なのですね。

    ブレーキの噛み付きなどにより、舗装された滑走路でも起こります。
    そもそも前脚のない尾輪式であるがゆえです。

    http://www.pcparsi.com/%D8%B9%DA%A9%D8%B3%D9%87%D8%A7%DB%8C%DB%8C-%D8%A7%D8%B2-%D9%84%D8%AD%D8%B8%D9%87-%D8%B3%D9%82%D9%88%D8%B7-%D9%87%D9%88%D8%A7%D9%BE%DB%8C%D9%85%D8%A7-8135.html


  5. 過去ログ1407でBf109はホイールアライメントの関係でグラウンドループを起こしやすいのではという見解を出しましたね。
    グラウンドループを起こした後、脚柱が取り付け部から折れてへたり込みしやすいわけですね。

    もし脚柱が頑丈で折れなかったら、機体がひっくり返る事故が多くなるんではと思います。
    Bf109のキャノピーは上開き式なので、転覆するとパイロットの脱出が困難になるはずです。

    へたり込みが問題視されないのは、転覆するよりそちらのほうが安全だからではないでしょうか。
    そこまで考えて脚の設計をしたとまでは考えませんけども。
    超音速



  6. >3 DDかず様、有難うございます。
    空気圧の適正値については知りませんでした。

    下は V-3 の画像ですが、主翼上面に K 型に似た膨らみが有るのが判ります。
    計画したタイヤの入手が遅れて従来のタイヤを使った為ですが、
    幅を狭くする為に空気圧は高くした訳ですが、
    その意味で(高圧タイヤ)を使いました。

    https://me109.info/display.php?from=site&lang=de&auth=e&name=version_display&fotonummer=4760
    http://www.airwar.ru/image/idop/fww2/bf109b/bf109b-3.jpg
    https://www.asisbiz.com/il2/Bf-109D/Messerschmitt-Bf-109/images/Prototype-Bf-109V3-D-IOQY-Germany-1936-01.jpg

    自動車のマニュアルに、前輪がいくつ、後輪がいくつの
    記載がありますが、これが適正値という事ですね。

    >4 片様、有難うございます。
    他機種については調べていませんが、
    ひっくり返っている画像が幾つか有りますので、Bf109 独特の事かと思っていました。

    (機種名 Crash_Landing)で画像検索しましたら、沢山でて来ました。
    戦闘による影響も多くあるのでしょうね。

    >5 超音速様、有難うございます。
    主脚の設計は、軽量化の為に回転軸金具とエンジンマウント下部の
    取り付け部を一体化したために、回転軸は主翼前縁の近くになり、
    タイヤ収納のため回転軸は機軸と平行にできず
    角度をつけた三方転びの造りになったのだと思います。

    そうすると主脚がハの字に成っているのと合わせて
    キャンバ(負)、トーアウトの形に成ったのではと思います。

    百九


  7. 3.
    >タイヤの空気圧はタイヤの大きさ (内包空気量) と荷重で適正値が決まります

    タイヤの内積がそのまま内包空気量になるわけではありません。
    タイヤの圧力が大気圧なら、ぺちゃんこに潰れてしまいます。
    タイヤの圧力は大気圧以上のはずです。

    この「適正値」とは、何のことでしょうか。

    佐々木



1431 書き込みエラーとなる不適切な用語には
どんな語が有るのでしょうか。
ご教示ください。
百九

  1.  それが分からないのです。
     散々、試した末に別のコンピューターから元の文を打ち込んだらOKだったということもあります。
     したがって、我々は機械に愚弄されているとしか思えないのですが、エラーが出るたびに回答が消えてはたまらないので、テキスト文書に保管してから送るように自衛策を講じています。
     
    hush



  2.  hush様、有難うございます。
    日を改めて書き込んでみようと思います。

    百九



1430 初めて質問させて頂きます。日本海軍のカタパルトで、過去ログで昭和15年横須賀にて零戦が射出に成功と言うコメントを目にしたのですが、他のサイトにて零戦が衝撃でバラバラになったと言うのを目にし、一体どちらが本当なのでしょうか。第二に、96式艦戦が射出成功してるのに零戦が射出出来ない事ってあり得るのでしょうか?
凡人

  1. 検索してみたら、http://www.warbirds.jp/ansq/11/A2001677.html で自分が答えてました。


  2. はい、それでダミーの零戦がバラバラになったと言うのを聞き、何かおかしいなと思いまして。
    横須賀では射出出来てるのに、加賀ではどうしてバラバラになったのか訳が分からなくって。
    凡人


  3. 加速度が足らずに充分な揚力を生めないまま海中に突っ込んだ、ということではないでしょうか。


  4. では零戦が衝撃に耐えられなかったと言う話では無いのですね。
    何で96式艦戦が射出に耐えれるのに、零戦が耐えれ無いのかが不思議で。
    凡人


  5. 1のところですでに、機体ではなくカタパルト側の問題、と指摘しておいたですが。


  6. > 14年に横須賀のカタパルトから九六戦の射出6回成功、機体に異状無し。
    > 15年に横須賀のカタパルトから零戦の射出に成功、加賀のカタパルトで射出実験を計画したが、ダミー射出に失敗、実機射出実験は行われず。
    > これを読む限り、問題があったのは、零戦ではなく、加賀のカタパルトの方なのでしょう。


  7. すみません。一応確認して起きたかったんです。
    凡人


  8. 了解いたしました。

    あちこち探しても「衝撃でバラバラになった」ということの本当の出典元は見つからないはず、と思います。


  9. 噂とかの類いなんでしょうね。大体96式戦より丈夫な零戦がバラバラになる筈ないですし。
    凡人



1429 航空母艦から爆弾を抱えて飛び立った飛行機は、その爆弾を使用する機会が無くて、帰途につく場合、途中の海上でその未使用の爆弾を投下するのですか? 
(投下の理由は、1.帰路の速度を上げるため、2.着艦時に不慮の事故が起きた際、被害を軽くするため、とか聞きましたが)

park12abc

  1. 興味深いですよ。
    ttp://www.warbirds.jp/senri/24aq/15/11-27.html
    暇人


  2. 暇人様へ
    早速のご回答ありがとうございました。
    <艦攻が敵を見ずに帰投した場合、魚雷や爆弾は投棄して着艦するように決められていま
    した。800キロの魚雷を抱いたままでの着艦は危険だからです。>だそうですね。
    空母の短い滑走路では。着艦はむずかしいのでしょうね。

    park123


  3. F14がAIM54を6発装備し、さらにもう一度着艦を行うための予備燃料を有している状態では、最大許容着艦重量を超過するそうです。このため、平時では4発装備だったそうです。質問の趣旨、爆弾の定義からは多少逸脱するかもしれませんが、現在では種々あるのではないでしょうか。

    UK


  4. uk様へ
    F14は、<4発装備>なら、その装備のまま着艦する(できる)、ということなのですね。
    park12abc


  5. その通りです。

    UK


  6. 着艦誘導装置が、その状態に対応していない、という辺りが興味深いかと。
    暇人


  7. UK様へ
    ご回答ありがとうございました。
    park123


  8. 暇人様へ
    再度のご回答ありがとうございました。
    机上では、完璧に働くはずの<着艦誘導装置>は、実際の使用の際に、不安が残っていたのでしょうね、


    park123


  9. F-14の場合は着艦許容重量の問題ではなくF-14AのエンジンTF30の推力不足のためにボルダーが困難な為ですね。
    F110に換装したF-14B/Dは6発搭載でも問題なく持ち帰えられるようになりました。
    余談ながら高価な精密誘導爆弾が主流の今日では搭載兵器を破棄せずに持ち帰る能力「ブリングバック能力」は重要な要求項目のひとつでスーパーホーネットはレガシーに比べ相当に向上していますね。
    ROCKS


  10. ROCKS様へ
    お礼が遅くなりました。
    F-14の場合は、<ボルダーが困難な為>なのですね。
    旧海軍は、<高価な>爆弾を捨てることが辛かったでしょうね。
    park123


  11. ROCKS様 ボルダーが困難とは、どの様なこと、概念なのでしょうか。申し訳ありませんが、説明を御願いします。
    UK



1428
BMW116 等を調べていて出てきた事ですが。

1929年の末に(Reichswehrministerium、ライヒ運輸省)が
BMW、ユンカース、ダイムラーベンツに、20L級と、30L級のエンジンの開発を要求しましたが、

30L級のエンジンは、
(BMW 117,Jumo 211,DB 600)が出て来ますが、
20L級のエンジンは、
(BMW 116,Jumo 210)は出てきますが、
ダイムラーベンツは見つけられませんでした。

https://de.wikipedia.org/wiki/Messerschmitt_Bf_109
上の記事では、新戦闘機のエンジンには
Jumo 210 と DB 600 が考慮されていた様です。

ダイムラーベンツでは、20L級のエンジンは開発されなかったのでしょうか、
ご教示ください。

百九

  1. この場合のreich(reichs)は、国・帝国と訳すべきでは?
    愛が無いけど



  2. ご教示有難うございます。
    機械翻訳に頼っていますので、何を選ぶか迷います。
    他に(運輸省、ドイツ運輸省)が出て来ます。

    又(Reichsluftfahrtministerium、RLM)は、帝国航空省が良いのですね。
    (ドイツ空気省、国会議事堂)は可笑しいのは判ります。

    もっと手におえないのが、
    (Bf109 E1 und E3)
    http://www.deutscheluftwaffe.com/archiv/Dokumente/ABC/m/Messerschmitt/Me%20109/BF%20109%20E1%20E3%20starre%20Schusswaffe.pdf

    これが読めれば、知識がずっと増えるのですが。


    百九


  3. ”Reichswehrministerium”は、国防省ですね。



  4. ご教示有難うございます。
    ログのメモ帳を訂正しました。

    百九



1427 稚拙な質問で申し訳ないのですが日本陸海軍の発動機の名称についてです。
例えば「ハ112-IIル」は「ハ」は発動機の頭文字ですが最後に付いている
「ル」は何の略称なのでしょうか。
排気タービン過給器付きの発動機には「ル」が付いていますので何らかの
関連がある事への略称なんでしょうが資料をひっくり返しても謎のままです。
ルーツブロワかな?と疑ってみましたがハ211ルは遠心式が搭載されている上に
スーパーチャージャーですので関連が有るとも思えません。
御教示願います。
陸奥屋

  1.  タービンの略という可能性はないでしょうか。
     どこにルなどという文字が入っているのだと言われそうですが、戦前の文献ではタービンはタルビンと表記されることのほうが多いように思います。
     そして、頭のタはレーダーにすでに使われており、ペがプロペラの略号符として使用されていることを考えると、タルビンのルという可能性もありえるのではないでしょうか。
     陸軍が、ジェット・エンジンの略号符として燃焼噴射推進器のネを使うように、タービンも漢語訳してということも一応考えてみました。しかし、ルで始まる言葉も漢字も少なく、何よりも、
    陸奥屋様のようにすばらしいサイトの持ち主が御質問されるのですから、一文字目にこだわらないほうがよいのではと思っています。
     もちろん、私のような素人が申すことですので、典拠があるわけではございませんが、一つの可能性として提示させていただきました。
     
    hush


  2. おひさしぶりです。相変わらず復活してない陸奥屋でした。
    まあそれはそれとして、なるほどそういう考えもありますよね。
    頭文字に執着する必要はないんでしょうね。
    ただ、私が持っている数少ない文献をみても「ル」に関する件が
    一切掲載されていなかったので長年の疑問でして
    知っておられる方がいらっしゃるのでは?っと質問した次第です。
    ありがとうございました。
    陸奥屋



1426
Bf109 の主翼翼厚比について、
今までに(14.8%)と(14.2%)の数字を拾いましたが、
最近みつけた下によりますと、
https://forums.x-plane.org/index.php?/forums/topic/4190-airfoil-for-messerschmitt-bf-109g2/

?が、ついていますが
E型までが(14.8%)でF型から(14.2%)とありますが、どうだったのでしょうか。

また、他にこの様な機種はあったのでしょうか、ご教示ください。

百九

  1. 一式陸攻なんかも、途中で主翼の翼型を完全に改めてますね。


  2. 既存機種の発動機を換装して性能向上型を得ようとするとき、同時に空力的な部分の見直しをはかることはままあることだと思います。



  3. Bf109F は E型に対して翼内武装を放棄していますし、
    大きく空力的洗練を考えた変更をしていますので
    可能性は充分あるのではと思いますが、具体的な事は見つけていません。

    一式陸攻は防弾に苦労したようですが、それも関係するのでしょうか。
    百九


  4. 一式陸攻の場合、主に空力的な改善として、G4M2から層流翼に改めています。翼内の容積も増えるので、防弾タンクの装備にも役立つ改良なのですが、防弾タンクの装備はM3からとなっています。
    そのほか、雷電でも途中で翼型を改めた形跡があります。



  5. 有難う御座います。
    空力的洗練が第一だったのですね。

    一式陸攻は居住性が良かったと言う記事を読んだ事があります。
    それと、エリコンFF-F のライセンス品は、恵式一号銃?でしたか
    手動旋回式ですから45発弾倉が限度なのでしょうが、素人考えとしては不安ですね。

    ご存知でしたらご容赦を。
    イカリアMGFF のマニュアルですが上から3分の1くらいに
    電気モーターの給弾装置の写真(Gurtzufuhrer GZ 1-FF)があります。

    http://www.deutscheluftwaffe.com/archiv/Dokumente/ABC/m/Maschinen%20Gewehre/MG%20FF/mg%20ff%20%20maschinen%20gewehr.html

    百九


  6. 件のurlの記述の出典は不明ですが私が入手した(製造図面が売ってある)翼座標データによるとF型(おそらくK型まで)は付け根で14.2%翼端で11.35%、E型(おそらくB型から)は付け根で14.2%翼端で11.0%でした。翼桁位置も微妙に変わっているのでE→Fの改良ではほぼ改設計と言えるでしょうね。

    http://hccweb5.bai.ne.jp/~hee30101/index.html
    泉水



  7. 泉水さん、有難う御座います、早速リンク先を見ました。

    (14.2%)が納得できる数字ですね。

    もし弦長が変わらず翼厚比だけを変えたら、
    胴内桁を含め胴体下部の変更そして場合によっては燃料タンクまで影響するかも知れません。

    一つ気になったのは、
    下の17頁では、主桁とその前方で取り付けるようですが。
    http://109lair.hobbyvista.com/techref/manuals/bf109e.pdf

    また「主桁位置については物の本にはどれも45%付近などとぼかして描いてありますが、
    正確には1番リブから翼端迄同一で44.6%です。ちなみにE型までは46%(1番リブ)44.8%(翼端)です。」
    とありますが、主翼下面の主脚収納部に影響はでないでしょうかね。

    百九


  8. まあ、EまでとF以降では別の基礎設計なんですよ。
    良くあることだと思います。


  9. そうですね、
    主翼だけでも、ラジエーターまわり、フラップ、エルロン、
    翼端の形、スラットの支持方法と翼内武装の廃止、
    これは丸々と新設計と言えますね。

    https://en.wikipedia.org/wiki/Messerschmitt_Bf_109_variants

    百九



1425 以前は大変お騒がせしました。
ところで航空力学の序の口の質問で大変恐縮ですが、角型翼端について質問です。
天下のN○Kのあまりの影響力の大きさという事もあり、もはや「総括の体を成していないだろ!」とまでの勢いで酷評されている「零戦に欠陥あり」は有名ですよね。この番組が発端の角型翼端形状に関する批判は誤りだとの論は散々目にし、いくら素人目でもNHKが結果ありきで作り上げた黒だというのは察しがつくのですが、…
改めて翼端形状のこの違いはあまり抗力に影響を与えないという事でよろしいでしょうか。また算出される抗力差は「真っ当な」解析では実際のところいくらの差を生んだとされるのでしょうか。
(あの先生のテキトーな実験!、といくら言ったところで、東大航空の教授が大真面目にやっていた事ですので、私としてはそれに正面切って反論できず黙り込んでしまうのです…。同じく航空分野の知識で○○%の抗力差、などと特定出来ないでしょうか)
パンジャンドラム

  1. 現代の旅客機に普及しているウィングレットは3〜5%の燃費改善効果があり、国際線で多く採用されたものの国内線ではあまり効果がないとされました。
    最近では原油価格上昇によって国内線でも採用されてきてますが、それでもターボプロップ旅客機ではほとんどが角型翼端ですね。

    下の方の質問1417で紹介した過去ログにもあるんですが、
    歴群33零戦2に掲載の燃費データでは、二一型82L/時・三二型83.3L/時(いずれも333km/h巡航)です。1.6%の差ですが、二二型・五二型ともすべて同じ数値です。
    エンジンの違いで差は出ても、翼端形状の違いだけでは誤差程度にしかならないと思います。
    超音速


  2. 他でも指摘されていましたが、後知恵ベースの論は無意味でしょう。
    当時の人々が使えたのは「当時判っていた理論」「当時やってみた結果」だけなのですから、今の航空力学による解析をあてはめることに意味はありません。

    当時の人々はどう考えていたのでしょう?
    WW1頃には意図的な丸はあまり見られず、戦間期で性能的に高いところを狙った機体から丸が見られますね。
    BF109のような例もありますが、流れとしてはその後で角が来ます。
    F3FやXF4F初期は丸く、F4F量産期は角、が古い例ですかね。
    スピット、タイフーンあたりも切り落とし。
    トーントレスやデバステーター世代は丸、デストロイヤーやアベンジャーは角。米陸軍だとP-51、P-47Nで角ですね。
    セスナは140まで丸、150から角。

    レザーバックからの変化も合わせて考えると面白いな、と思います。




  3. 超音速様 ありがとうございます。最大速力に与えた差も微々たるものですし、あの東大航空のセンセイは素人(素人の私がいうのもなんですが)だったのでしょうね。

    六様
    当時はコンピュータも発達しておらず、○○%の抗力というのはざっと見積もった値に過ぎず、それこそ価値が無いと思うのですが。
    別に古くてもいいのですが、正確な抗力差を提示できればしてほしいというだけの話に過ぎないのであしからず。
    私は現代の航空力学を「後知恵」と一蹴する向きは寡聞にして知らないのです。
    後発技術などがタブー視されるのは戦史とかであって、例えば考古学などは戦後の新しい解析技術無くして成り立ちませんよね。
    パンジャンドラム


  4. 東大航空力学の権威を相手に素人などとは筆が滑りました。
    件の角型翼端でN○Kに乗っかってしまったのはおそらく彼の偶然のミス、猿も木から落ちるというものでしょう。
    ともあれ、航空力学に詳しい方から、角型翼端と丸翼端の抗力差に関して、N○Kの番組の翼端問題を白か黒かジャッジしてほしいです。
    零戦の精緻なモデルなどそうそう無いでしょうが、それに拘泥する必要はありませんよね。今は大学の研究室でも簡単な航空機の設計をやっている時代です。(既にN○Kが黒だと分かりきっているかの態度で尋ねるのも何ですが…確認も兼ねて、です)
    パンジャンドラム


  5. ttps://aviation.stackexchange.com/questions/20945/why-are-modern-aircraft-wings-often-pointed-instead-being-more-rectangular
    中にグラフがあります。

    1930年代後半、誘導抗力が最小になるとして楕円翼が広く知られましたが、工作に不利な楕円翼の代わりとしてテーパー翼+丸型翼端ならほとんど同じ特性が得られると考えられました。
    しかし、誘導抗力を減らすには適切な捩じり下げと翼端付近での下面削ぎ上げであって、これらの処置がしてあれば翼端形状の丸型・角型の違いによる差はないと判明してきたのだと思います。

    同じく誘導抗力を減少させるものとして大戦後にウィングチップタンクが流行ったことがありますが、やはり一過性のものに終わってます。

    ウィングレットなら目に見える効果があるものの、現代では丸型翼端は単なる美学とか宗教的とかそんなふうに切り捨てられてますね。
    超音速


  6. 超音速様 ありがとうございます。
    二号零戦の角翼端の抗力に対する批判はやはり言い掛かりという事ですね。
    あの東大教授は確かに頭が良いかもしれないけど、ちょっと知識のアップデートが済んでなかった。あの番組自体14年も前のものですし。しかし割と近年まで丸翼端を良しとする面々が残っていたという事でもあります。

    というかあの番組の零戦三二型失敗論は総じて失笑モノです。角翼端批判に限らず。
    パンジャンドラム


  7. 翼端の形状のみの変更と勘違いされてる気がするのですが
    曽根さんの記述も大学の先生も翼端の変更は丸型に翼を延長しての変更と捉えているのでないでしょうか
    翼端を延長すればアスペクト比は大きくなり当然誘導抵抗も減少します
    Tu


  8. >>Tu様 回答ありがとうございます。なるほど、角型よりもアスペクト比を言いたかったのに説明の迂遠さが誤解を招かせていたとしたら納得がいきます。本来教授が初歩的な解析ミスなどあり得ないでしょうから。
    しかしN○Kの番組では専ら「角型」という呼称にのみ徹しており、何ら事の本質であるアスペクト比への言及がない以上、説明の片手落ちですよね…。アスペクト比が問題の本質ならそう付しておくべきですし、あれをストレートに受け取れば角型が悪いと断じたとしか受け取れません。
    パンジャンドラム


  9. 科学とTV番組の関わりについてのみ述べますが、TVの製作時、一から十まで研究者が関わることはまずありません。あちらが情報を持ってきて「これ、こういうことですよね!」みたいなネタを説明するのが普通です。どれだけ説明しても制作側が理解してくれなければ番組には反映されません。
    よって、最終的にできあがった編集済み・ナレーション入りのものを見て「あいつはこんなバカなことを言ってやがる」的なことを言われると、研究者もつらい場合があるかな。
    とおり


  10. 再度言いますが、三二型・二二型・五二型とみんな同じ燃費率です。

    アスペクト比と誘導抗力だけが本質ではありませんね。
    そもそも翼面積を削ったので有害抗力が減るはずです。
    ほかにテーパー比も捩じり下げも変わりますし、水平尾翼の取り付け角も変えています。

    件の番組は詳しく覚えていないのですが、そこまで徹底して検証したのでしょうかね。

    超音速



1424 日本海軍の艦載水偵について調べているところで、知恵をお貸しくださるとありがたいです。

搭載定数では戦艦と軽巡洋艦は二座機のみ、重巡でもWW2以前なら二座機の方が多めで、艦載水上機としては二座機の方が重視されている印象を受けました。一方で三座水偵や飛行艇が陸の水上機基地から活躍しているイメージが強いのですが、艦艇の搭載航空機としては二座機の方が優先度が高いのでしょうか?

また、開戦後はしばらくすると重巡で零式水偵の搭載数が増え、軽巡も新しい大淀・阿賀野型では零式水偵が標準になっていますが、巡洋艦から二座機が減っていったのはどうしてなのでしょうか?


みがも

  1. ひとくくりに「水偵」と呼ばれていますが、二座水偵と三座水偵では用途が違っており、二座水偵の主任務は攻撃・砲戦観測などであり、三座水偵の場合は捜索・哨戒・偵察・夜間偵察などです。
    対米開戦後に重巡艦載機に期待された任務がどのようなものであったのかを考えれば、「巡洋艦から二座機が減っていった理由」は想像つくのではないでしょうか。


  2. 阿賀野型は水雷戦隊の旗艦として、大淀型は潜水艦隊の旗艦として建造されました。そのため、敵艦隊を見付け出し、さらにその位置を正確に知る能力が必要とされます。そこで、航法士が搭乗しているので遠距離の偵察や索敵が可能な三座水偵を搭載するものとして計画されています。
    出典:丸スペシャルや世界の艦船等の阿部氏等の解説。原典は不明。
    UK


  3. 回答ありがとうございます。
    あれからもう少し調べてみましたが、まだまだ基礎的な調べが足りていなかったことを痛感しています。二座機ばかりの印象があると書いてしまいましたが、実際はそうでもないようでした。軽巡は94式水偵や96式・98式の夜偵、新しい軽巡では零式水偵と三座機が標準的で、戦艦でも定数上は観測機だけでも実際は三座機混載もあるようでした。ある一時期の定数にこだわり過ぎてしまっていたようです。軽巡でも日華事変の時期の写真では陸戦支援の為とおぼしい95水偵搭載であったりしますし、時期や戦況によって搭載機は頻繁に変わってもおかしくないもののようですね…もう少し色々と読んでみることにいたします。
    みがも



1423 すみません。書き込むボタンを押してしまいました。以下続きです。

外国のサイトできるだけ見た範囲でも、G6のベルトに弾丸装着する方法も、リングについても見つかりませんでした。

3 ベルトと、151の空薬莢はリサイクルできたのでしょうか?
ベルトが金属か布かも分からない体たらくですが、どうかよろしくお願いいたします。
まるき


  1. 少し時間はかかりますが、図だけでもある程度の理解が出来ると思います。
    ずっと下のほうに保弾子の図があります。
    手動でも装填できますが、飛行中は電気モーターで行います。

    http://www.deutscheluftwaffe.com/archiv/Dokumente/ABC/m/MG%20151/Ldv_6151_MG_151_Handbuch.pdf

    7番の右側面図で砲の下に空薬きょう等の収容場所が判ります。

    http://www.muzeumlotnictwa.pl/index.php/digitalizacja/katalog/435

    百九



  2. > 1.
    × 右側面図
    ○ 右の側面図

    MG17 は、Bf109A では手動でボルトを動かし装填します。
    Bf109(B,C,D,とE-1) では圧縮空気で装填します。

    MGFF,MG131 と MK108 は 圧縮空気で装填します。
    MG151 は電気モーターで装填します。

    機首装備の銃砲は空薬きょう等を回収しますが、
    主翼装備のものは投棄します。

    百九



  3. 亀レスで済みません。

    主翼装備の MGFF は、空薬きょうを回収しています。
    訂正いたします。

    MG17 は、空薬きょうを投棄しますが、
    保弾子については、幾つか説があり確定できませんでした。

    百九


  4. 遅くなりました。申し訳ございません。ここまでお教えいただき、助かりました。
    ありがとう御座いました。
    まるき



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