ちょっと気になると夜も眠れない。 航空機関係 Ans.Q どうでも良いことなのに…、誰か助けて! |
1584 |
十二試艦戦に対する折畳機構の要求はいつ・どのようなきっかけで行われているのでしょうか? 学研「零戦2」等にある計画要求書には記載が無いように見えます。 しののめ |
誰か答えて下さい。
1583 |
こちらの過去ログを読んでいて少し気になったので質問させていただきます。 九九式一号20mm機銃ではP−40の燃料タンクに発火させることができなかったので二号機銃が開発された・・・とのことですが、これは当時の鹵獲機か被撃墜機か何かを使った射撃実験などで確認されたのでしょうか? 日本海軍が「一号機銃ではP−40の燃料タンクに発火させることができない」という認識を持つに至った経緯について教えてください。 おうる |
誰か答えて下さい。
1582 |
なぜ日本陸軍はホー102とホー103という近い仕様の機関砲を同時期に開発していたのでしょうか?失敗したときの保険かな?とは思うのですが。 へるにゃんこ |
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E5%BC%8F%E5%8D%81%E4%BA%8C%E3%83%BB%E4%B8%83%E7%B2%8D%E5%9B%BA%E5%AE%9A%E6%A9%9F%E9%96%A2%E7%A0%B2#開発
hush
ブレダ機関砲は公式に購入したものでおそらく準制式兵器扱いです。
その国産化も製造権購入が前提です。
ブレダの検討を経てその弾薬を流用しブローニング系の機構を採り入れたのがホ103一型、二型、三型で、ホ101からホ106までの試作機関砲は一斉に現れた訳ではありません。
BUN
1581 |
ドイツ空軍におけるエンジン換装の事情について質問します。 ユンカースJu88:初期型(A型等)yumo211ないしyumo213→後期型(C型夜戦ないしS型等)BMW801 フォッケウルフFw190:初期型(A型等)BMW801→後期型(D型)yumo213 つまりエンジンの装備状況が、両者で改新ではなくクロスオーバーしているのです。これは何らかの機体技術・戦術上の要求によるものでしょうか?それともエンジンの生産・供給上の事情によるものでしょうか? また他方ではJu188のA型、E型のように両者を並行装備しているものもあり、こうなるともうわけがわかりません。 エンジンの換装は生産ライン及び整備部隊に重大な影響を及ぼすものですから、安易に行われたものとは思えませんが、このあたりの事情について詳しい識者の方、どうか教えてください。 備後ピート |
なので、機体の用途によって、エンジンのタイプを選べること。
Ju188のA型とE型などは、発動機の供給状況次第でまさにどちらを載せてもよかったわけです。
BMW801には、緊急出力のある戦闘機用エンジンとしてのタイプがあったので、Ju88を戦闘機的に使用する場合こちらを選んだ。
だが、BMW801全開高度の関係で高高度戦闘に不利であり、この点に有利なJumo213 の戦闘機型エンジンが遅れてやって来たので、Fw190はこれを装備した型を作った。
片
BMW801装備のJu88RやG-1が配備され始めるのは1943年末ごろのようです。
Fw190にBMW801が優先されたためなかなか供給されなかったからです。
一方Jumo213を装備するJu88G-6の生産は1944年後半からみたいです
213は211の発展型ですが、既存の211の生産量を落とさないようにするため、213の生産が軌道に乗るのが遅れたそうです。
超音速
個人的にはフォッケウルフがそうであるように、Ju88も後期になればエンジンをJumo213に統一してBMW801を切り捨てればと思ってましたが、生産調整その他の理由でそうもいかなかったようですね。そうするとむしろどちらでも装備可能なようにした機体設計が良かったのかな?
「Ju88を戦闘機的に使用する場合」とはJu88の夜間戦闘機型の場合でしょうか?連合軍戦略爆撃機に対して全開高度の問題はどうなるんだと思いましたが、夜間戦略爆撃機の場合、侵入高度はそんなに高くないんですね(ランカスター:7460m、ハリファックス:7315m、スターリング:5030m、いずれも実用上昇高度。マイケル・E・ハスキュー著「比べてわかる第二次大戦兵器図鑑」より)。納得がいきました。
備後ピート
超音速
ユンカースJumo004の生産によってJumo系エンジンのBMWへの換装が促進され、BMW003の大量生産が準備されると残るDB系への換装計画が進みます。
新しいエンジンは敵の何々機に直ちに対抗するといったような即応的な性能面の問題で選定されていた訳ではないのです。
BUN
1580 |
F-15のラジコンを自衛隊仕様に再塗装しているのですが、スタビレーター上の注意書きが判読できません。ウオークラインに沿って書いてある赤文字で「危険」の下の文章です。意味的には「ハイドロをオフしてから乗れ」みたいなことかと思うのですが、正確な文をご存じの方いらっしゃいませんか。 goo |
hush
goo
元本屋の店員としましては、購入して下さると嬉しいのですが、内容を確認できないのではとはなりますね。
それはともかくとして、航空自衛隊のHPの一番下に「ご意見・ご要望」としてメイル・アドレスが記入されています。
「※受信したメールに対しての返信はお約束できません」とありますので、返答をいただけるかどうかは分かりませんが、直接、聞いてみるというのも一つの方法かと思います。
hush
1579 |
テーパー翼機などで主翼の翼型が胴体付近と翼端で違うのはなぜでしょうか? 例えば零戦では胴体付近がNACA 2315、翼端がNACA 3309となっています(ネット情報なので怪しいですが)。これ以外にも翼端に向かって翼厚比が小さく、薄くなる機体が多いです。 片持ち翼では翼端になるに従って力あたりの曲げモーメントが大きくなるので、胴体付近で揚力を大きく、翼端付近で揚力を小さくするのが良いです。しかしそれはテーパー翼や楕円翼にする事で解決し、翼型まで変えなくても良いのではないでしょうか? また先程の零戦の例で言えば、NACA 2315からNACA 3309に変化するまでの中間部分は両者のどちらでもない翼型になります。この中間部分翼型はしっかりとした性能が出せるのでしょうか? しっかりとした性能だと実験で証明されている翼型で胴体付近から翼端まで一貫した方が全体の性能も良いと思えます。 長々と失礼しましたが、なぜ胴体付近と翼端で違うのか教えて頂きたいです。 ナロー |
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mmizu_hm/house_011.htm
なお、このダイヤグラムは捩じり下げを反映していない、翼端まで一様な翼型を仮想したものと思います。
実際はテーパー翼には捩じり下げが付けられます。
捩じり下げとは二種類あって、幾何学的捩じり下げ(Geometric Washout)と空力的捩じり下げ(Aerodynamics Washout)があります。
翼端に向かって迎え角を下げることが幾何学的捩じり下げ、つまり単なる「捩じり下げ」がこれです。翼端失速対策として行われます。
空力的捩じり下げとは翼端に向かって翼厚比を薄くしていくことです。誘導抗力を抑えるために行われます。
誘導抗力を抑えるには、リンク先の図にある楕円翼のように翼端まで揚力係数を一様にするのが望ましいが、テーパー翼のそれは翼端に向かって揚力係数が跳ね上がっていますので、この対策として翼端に向かって翼厚比を薄くしていくのです。
超音速
揚力係数×翼弦長×気速の2乗×空気密度=揚力
念押しのため書いておきます。
翼幅位置によって揚力係数が違うのは有効迎え角が位置によって違うためです。
揚力を発生している翼は吹き下ろしがあるため、翼へ流入する気流は斜め下向きとなり、迎え角は進行軸よりマイナスになります。これを有効迎え角といいます。このため主翼は胴体中心線より若干プラス角度で取り付けするのが一般的です。
矩形翼では翼端渦が関係して翼端に近いほうが有効迎え角が小さくなっています。したがって揚力係数も低下します。
矩形翼の揚力係数の変化は翼端方向に放物線を描くように低下するので、翼弦長を放物線を描くように短くしていけば揚力係数変化を一様にできる。楕円翼が楕円なのはこういう理屈です。
実際には翼端と翼根でのレイノルズ数の違いにより翼端失速が発生するため、楕円翼でも幾何学的捩じり下げが行なわれます。
テーパー翼では翼根で翼弦が長いことで揚力が強いため吹き下ろしも強く、したがって有効迎え角が低下。翼端はその逆で揚力が弱く、気速は同じなので相対的に吹きおろしは弱いため有効迎え角が大。よって翼端に向かって揚力係数が上昇します。
このため翼端に向かって翼厚比を薄くし揚力係数を下げます。
翼厚比が薄いと失速特性が悪くなるので翼端失速が発生します。翼端失速対策として幾何学的捩じり下げが行なわれます。
零戦の主翼が翼端でカンバーの大きい翼型にしているのも翼端失速対策です。カンバーが大きければ薄翼・低レイノルズ数でも失速しにくいです。
欠点としてモーメント係数がマイナス方向に強くなるのでフラッターの原因になります。
構造的には、翼根に向かって厚くなっていたほうが主桁の高さをとれるので強度・剛性が確保でき、内部空間利用でも有利です。翼端側で薄くなることで軽量化できます。
超音速
水平飛行する飛行機は速度によって迎え角を変える(揚力係数を変える)というのはご了解していると思います。
迎え角が大きいと、揚力のベクトルが後ろに倒れる分は抗力の成分となります。
これが誘導抗力です。
翼幅位置による有効迎え角の変化が大きいと、ある速度で巡航時にとった迎え角から外れる部分が多くなり、この外れた部分が余計な誘導抗力となるのです。
かなり長文となりましたが、表現力のせいでわかりにくければ申し訳ありません。
超音速
朝日ソノラマ 零戦 堀越+奥宮共著 P147〜には
「九六艦戦、九六陸攻、九七司偵以下多くの第一線三菱機に採用されたB-9翼型の肉付けとNACA23012系に似た矢高線とを組み合わせて新たに造った三菱118番翼型を採用した」
「この翼型の揚抗力曲線はB-9と同等で、風圧中心の移動はその半分ぐらいというなかなか優秀な成績」
「翼端以外の矢高は弦長の2%、翼端付近の矢高は3%とした」とあります
主翼は揚力を産む事が最大の任務ですが外翼には横操縦をするエルロンがついており尾翼同様に舵を兼ねています
主翼平面形は軽量化とか誘導抵抗とか色々な事情で色々ですが
失速が翼端から始まる事だけは避けたいという点は共通なので全体を勘案しながらアレコレの手が打たれた結果、質問のような事が起こります
http://totsanhp.la.coocan.jp/pht/AeroDynamics/Sissoku_5.jpg
https://i.pinimg.com/564x/5c/84/b9/5c84b942169416d708add5fbe23a64bd.jpg
https://ja.wikipedia.org/wiki/XF-91_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)
翼端失速の悪癖がある場合、左右同時に失速する事はまず無く
気流条件の悪い片側が先に失速するので不意自転を起こします
ガス欠
みいつ
みいつ
超音速様
揚力を発生している翼は吹き下ろしがあるため、翼へ流入する気流は斜め下向きとなり、迎え角は進行軸よりマイナスになる、という部分が中々理解出来ないでいます。翼型のキャンバーが影響して気流が斜め下向きとなるのは分かりますが、なぜ迎え角は進行軸よりマイナスになるのでしょうか。勉強不足で申し訳ありませんが、教えて頂きたいです
ナロー
誘導迎え角から幾何学的迎え角(進行軸に対する迎え角)を引いたものを有効迎え角と呼びます。
揚力の発生ベクトルは流入空気に対し90度上向き方向となりますが、誘導迎え角がつくことによって揚力ベクトルが斜め後ろとなり、後方成分が誘導抗力となるのです。
吹き下ろし(または吹き下げ)の発生メカニズムは、束縛渦によって前方で吹き上げが起き、馬蹄渦が吹き下ろしを起こすとか厳密に説明すると大変なので省略します。(無責任)
超音速
ナロー
そこから一気に普及したのではなく、単葉・長距離機に適用されていったのでしょう。
隼型試作戦闘機の主翼は一応テーパー翼のようなので、翼端で薄く見えるのは単にテーパーによるものだと思います。
超音速
1578 |
ドイツ空軍の多用途機Ju88について疑問に思ったことを質問します。 ウィキペディア(日本語版)ではJu88について爆撃機、戦闘機、雷撃機、夜間戦闘機などの多用途機と大枠で説明してますが、こと爆撃機としては「ドイツ空軍の軽爆撃機機」と記しています。この「軽爆撃機」という括りに引っ掛かりを感じるのは私だけでしょうか? 国によって「重爆」「軽爆」の定義に差異があるのは十分承知してますが、He111が「重爆」でJu88が「軽爆」というのは搭載量、航続距離などを考えると釈然としない感じです。 ただこれはあくまで私個人の印象なので、私に共感する方、反駁する方、、ただウィキペディアが日本軍の基準で一般人向けにわかりやすく書いただけだという方、様々だと思います。 唯一の正解が知りたいのではなく、このこの板の識者の皆様の色々なご意見がうかがいたくてあえて質問したしだいです。 備後ピート |
片
おっしゃるとおり”国によって「重爆」「軽爆」の定義”だと思われますし、例えば
https://en.wikipedia.org/wiki/Light_bomber
上記でも可成り苦しい書き方?で「このような航空機は”通常”1トンを超える兵器を搭載しない」ですとか
「三菱G3Mは大日本帝国海軍によって中爆撃機に分類されましたが、爆弾の積載量が800kgと小さい陸上爆撃機」
(日本海軍における分類は陸上攻撃機な訳なんですが)ですとかで表現されています。
またWiki内でも差異があるようでJu88に関しては日本語版では”軽爆撃機”、English版では
マルチロール機として強調されているような感じで、He111も日本語版では”軽爆撃機”、同English版では
”中爆撃機”と表示されているような有様です。
結局の所、万国共通の決まりがあるわけでは無いようですので採る国や人間による定義の差異としか言えないような気がしますね。
陸奥屋
誰がどう感じた、というたぐいの話ではありません。
wikiでも、「Ju88」ドイツ語版はそのあたりに触れていますね。
片
九六陸攻もJu88も同じ部類のものとして扱われていますね。
同じwikiでも日本語版には、こうした背景からひもとこうとする意思が感じられないところが多く、なので以前から備後ピートさんにも外国語版にまで飛んで調べられるとよいですよ、と申し上げていたわけです。
片
最初に大まかな爆弾搭載量や航続距離が宛てられていますが見て分かるように
[要出典]あつかいになっているのが解ると思います。
https://en.wikipedia.org/wiki/Medium_bomber
同Wikiの九七式”重”爆撃機もEnglish版では中爆撃機、四式重爆撃機も、
中型爆撃機の範疇とされ説明として「日本陸軍航空隊により重爆撃機指定」。
海軍の銀河は、このEnglish版では「B26同様の軽爆撃機」とされてたりしてます。
まあ繰り返しますが採用当事国に関してはある程度決まりがあるものの、それが
他国にそのまま当てはまらないのが普通のようでAにはA国、BにはB国の
定義があった・・・としか、あと計画時の機体指定規模とかもあるのでしょうけれど
陸奥屋
ウィキペディア記事に見られるカテゴライズの多くは立稿者の主観によるもので、これは軍事に限ったことではありません。自動車のボディタイプを眺めればよくわかりますが、主観で無数に言葉が生成されており、読み手にとってすでに意味をなしておらず、乱暴な言い方をするなら、読むどころか見る必要もない記事となっています。爆撃機の今質問にクローズアップするなら、なぜ軽、中、重にカテゴライズする必要があるのか、に行きつきます。多くの人にとってそれは異なる機種同士を比較するためであったり、頭の中で同じもの同士を揃えて整理整頓したいためだったり、なのだと思いますが、であるなら>1.の回答のとおり他人の主観には一切囚われず、能動的に要目を精査して自らの主観でカテゴライズするべきなのです。
>5.の回答に関係しますが、爆撃機を唯一カテゴライズできるのは運用者だけです。同じ機種でも運用者が2者いれば、それぞれの事情でカテゴライズされ、我々部外者はそのどちらも尊重しなければなりません。
DDかず
・ハインケル He111
用途:爆撃機
分類:軽爆撃機
・Ju 88
用途:戦術爆撃機、雷撃機、夜間戦闘機、戦闘機、偵察機
分類:軽爆撃機
ウィキペディア上では同等の機種とされています。誰が書いたのかわかりませんし、軽爆撃機の表記が正しいのかどうかはわかりませんが、少なくとも基準は同じです。
ですから「>>He111が「重爆」でJu88が「軽爆」というのは搭載量、航続距離などを考えると釈然としない」の部分は勘違いでは?
それとも、ウィキペディア内の「実戦」の項の1段落目にある「日本軍が重爆撃機の中継ぎにしたかった」という部分が引っかかったのでしょうか?
それなら「当時の日本軍の基準だとHe111は重爆の代役に使える機体だった」という事じゃないでしょうか?「He111は重爆である」とは書かれていません。
Googleなどで検索しても見つからないのですが、質問の前提の「He111は重爆」は誰の言葉で、何処情報なのでしょうか?
まやん
F6F
備後ピート
私も人間ですから、質問に対する適切な回答にはそれなりのお礼なり、自分の見識を述べています。ただ明らかに質問の意図を誤解したり、我田引水で自己の見解に議論を進めようとする方には反論しますし、個人の見解の相違と判断される場合には、その方がいかに熱意をふるって多大な記述をされていても取ってつけたようなお礼の言葉を述べることはしません。それを「放置」と言われるならそれこそ見解の相違と言うものでしょう。
このあたり、実際に過去の質問を見てもらうしかありませんが、適切かつ納得できる回答に対しては適宜お礼の言葉を添えているつもりです。もし漏れているものがあれば上記の「取ってつけたようなお礼の言葉」を避けたか、私の全くの無作法ですので、どうもすみませんとしか言えませんね。
備後ピート
「近年の研究」とやらの持ち主たちはJu88をどう分類しているのですか?
>>1〜6を読まれましたか?
まやん
また「近年の研究者」とはあくまでHe111に関することで、最新の「世界の傑作機He111」を読んだ結果の私の感想です。したがって機種違いのJu88をどう分類しているかまでは私にはわかりかねます。
最新の世界の傑作機「Ju88(パート1)・(パート2)」を読んだ限りでは1は「高速爆撃機編」2は「夜間戦闘機他万能機編」と言った感じでしょうか?
>>1〜6は読まれましたか。→当然読んでおります。その目的のためだと質問文にも明記しております。
それよりも出典に関するご質問にお答えしたので、当然確認されたのでしょうね。「ヒコーキの心」シリーズは光人社NF文庫で復刊されてますよ。エッセイ文ですから筆者の主観が反映されていますが、それはそれと思って読めばウィキペディアなどどまた趣きが変わってなかなか興味深いですよ。
備後ピート
そんな事を聞いたわけでは無いですよ
まやん
貴殿の欠点は文章読解能力の致命的な欠如と、質問者に対する決定的な敬意の不足にありと思われます。
A&Qの範疇は、War Birdsの表題にある通り基本「交遊-Communication-」だと思います。貴殿の場合、話の掛け合いが成立していないのです。
いわゆる「馬鹿につける薬は無い」の類で、通常としての私の対応は解答10に記した通りですが、今回の場合は真剣に回答していただいた片様、陸奥屋様、DDかず様に対しても私の態度が不明確だと失礼に当たると思いましたので、あえて厳しい内容を記させていただきます。
反論があれば具体的な文献なり記述なりを添えてお願いします。さもなければ、単なる悔し紛れのインネン付け質問は今後控えるようにお願いいたします。
備後ピート
1577 |
三菱隼型試作戦闘機に使われている主翼翼型は何でしょうか?写真などを見ると翼厚比が小さくて薄い見た目ですが、翼型が何であるかまでは判断できません。マイナーな機体で恐縮ですが、教えて頂きたいです。〜〜という資料に載っているかも知れない、程度でもありがたいです。 ナロー |
参考資料:
「大空への挑戦 プロペラ機編(鳥養鶴雄 著 グランプリ出版)
1920年代には一般的な翼型みたいです。
チャートを見ると、揚抗比は良好だが、モーメント係数の点で高速向きの翼型ではなかったようです。
超音速
ナロー
http://www.airwar.ru/image/idop/fww1/1mf2/1mf2-1.gif
http://www.aviastar.org/pictures/japan/mitsubishi_1mf2.gif
https://aerofred.com/details.php?image_id=88198
https://www.valka.cz/Micubisi-1MF2-Hajabusa-t41631
図面が必ずしも正しいとは限らないのですが正しいと仮定した場合
まず正面図で見て翼厚が減り始める位置ですが、上面図で見て前縁が折れる場所とほぼ同じです(図面によって少しズレている)
しかし後縁のラインはもっと内側から折れているので翼型が同じなら翼厚も減っていなければなりません
つまり翼厚の%は変化している事になります
http://www.aero.or.jp/isan/gallery/miyahara-album-004/photos/AHA-MA-004-020-001.html
この画像を最大限拡大してみると明らかに図面と異なる所があります
下から出ている翼支柱、前側の方が後ろより太い
エルロンの翼弦が先細になっている(向かって左の翼はプロペラに隠れて見えにくい)
計画段階の図面が出回っているのかもしれません
ねじり下げは九六艦戦が初なので1MF2には無いですね
中央翼が失速しやすい分(前縁半径、翼弦長)相対的に翼端失速は遅くなると思われます
翼型と年代
http://www.jal.com/ja/jiten/dict/g_page/g031_2.html
図面では平底翼っぽく見えます
https://pigeon-poppo.com/airfoil-profiles/
みつびし飛行機物語P296より
http://warbirds.sakura.ne.jp/BBS/gazo2/img/4685.jpg
翼厚減少の始点は前縁ラインの折れ部より少し外側になります
ガス欠
ナロー
1576 |
興味本位の疑問なのですが、 https://duckduckgo.com/ ダックダックゴーで以下を検索すると、最初に出て来ます。 99.) Mitsubishi A6M ”Zero”, (Japan WW.II.) Pacific-Ocean - Nakajima Ki-43 Hien, Kawasaki Ki-100 and (Japan) Cross Section Drawing - Компоновочная схема 「六分儀ブログ」 (ゼロと台南空パイロット)(飛燕とパイロット)(飛燕と整備員)のカラー写真が有りますが、 元々カラーなのでしょうか、モノクロに着色したのでしょうか、宜しくお願いします。 百九 |
カラーフィルムは1936年発売なので可能性はある→カラー原画があるとしても退色が著しく復元と着色の違いがわからない
原画がカラーでもコピーが白黒の可能性が大→1980年代頃までは費用等でコピーを白黒で行うのが普通で後年着色した(一種の復元)
tu
水着の女性の写真がいくつか有りますので(18+)になっているのですね。
見付けることが出来ました。
この写真です(台南空パイロット)
https://stat.ameba.jp/user_images/20200427/16/shinomura1/19/1a/j/o0526039214749868623.jpg?caw=800
以下です(着色写真との説明が有ります)
https://ameblo.jp/shinomura1/entry-12592613657.html
お陰様で以下が見付かりました。
カラー化でよみがえる“老舗の心意気”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210125/k10012814051000.html?utm_int=news_contents_tokushu_004
百九
1575 |
橘花について教えてください。何故、機体中央部分に操縦席を配置したのでしょうか。 この機体は単純にMe262をコピーしたものではないと以前このサイトで教えていただきました。そうであれば独自の判断で敢えてこの配置を選んだことになります。 しかしこの操縦席配置は燃料タンクの装備という面からは好ましいとは言えないものの様ですし、搭載視界の面からはミーティアやアタッカーの様に機首付近に操縦席を配置するほうが好ましいという意見を目にしたこともあります。景雲は機首付近に操縦席を配置していることから、このような配置が「日本の劣った技術力では困難だった」とも考えづらいです。 機体中央部分に操縦席を配置することの利点、また橘花でそれが採用されるに至った経緯はどのようなものだったのでしょうか。ご教示をいただけましたら幸いです。 味噌煮込みドアラ |
味噌煮込みドアラ
おうる
tu
容量や防漏が苦しいので燃料タンクは胴体に置かれます
Me262は操縦席の前後がそうなっています
http://www.fiddlersgreen.net/aircraft/Messerschmitt-Me262/IMAGES/Messerschmitt-Me262-WWII-Nazi-Jet-Cutaway.jpg
橘花も薄翼なので恐らく同様と思われます
仮に燃料タンクの前に操縦席を置いた場合のデメリットとしては
1 武装や前輪格納部と干渉する
2 層流による低抵抗を狙ったと思われる胴体ラインが崩れる
3 不時着や地上滑走でのオーバーランの時、操縦席に破壊がおよびやすい
http://richard.ferriere.free.fr/3vues/nakajima_kikka_3v.jpg
景雲はHe119という前面面積を最小化した機体のレイアウトを踏襲した設計なので操縦席は必然的にあの位置です
ガス欠
操縦席が前に移った分、重心もわずかに前よりとなり主翼も燃料タンクも移動
操縦席をタンク前に納めるには胴体延長も考える事になります
以上、補足でした
ガス穴
武装は要求されてませんが、防弾は充実するようになってます。
対空砲火をかいくぐって攻撃を成功させるためです。
橘花は操縦席後部に12ミリ防弾板、風防は防弾ガラス、燃料タンクは内袋式防弾タンクが装備されてます。
牽引式レシプロ機は、エンジンが防弾の役目を果たしてくれますが、橘花は機首部の防弾タンクがその代わりを果たすよう考えられたのだと思います。
視界を気にされてますが、牽引式レシプロ機よりもずっと前方視界が良くなっていますよね。
途中から戦闘機型が要求され、五式30ミリを積むために機首を60センチ延長しています。
機首に操縦席があったらもっと大変な設計変更になったでしょう。
超音速
Me262がそうだったから、が答えなのかもしれません。
片
それが中島に移管された段階で「興国二号」(橘花)の概要は決まったと考えられます。
急速整備が重視された特攻機(橘花は反跳爆撃用の攻撃機としての計画要求書が存在しますが、
それは秘匿目的で原構想から最後まで体当たり用の特攻機です。)にはオリジナルの設計を検討するよりも基礎形をMe262に採ったほうが「早い」と考えられたようです。
BUN
1574 |
日本海軍は96艦戦,零戦と艦上戦闘機の複座練習機を開発しています。なぜ日本海軍はこの複座練習機型を使用したのでしょうか? 他と比べるとかなり大規模だと思うのです 気まぐれジョージ |
初歩練習機(複葉のユングマンライセンス)→中間練習機(単葉のテキサン模倣)→練習用実用機(各機種改造)
という新しい体系が生まれ、高性能化する実用機と中間練習機との性能的ギャップを解消するためにそのときの実用機を改造した練習機が計画されます。
操縦者を効率的かつ安全に養成するための練習機体系がしっかりと考えられていために二式練戦や零式練戦が多数造られたのです。
その最初の世代となったのが十四試初練、十四試中練、十五試練戦でしたが
十五試練戦のみ、当初の零戦からの改造が戦時量産の都合で間に合わず、
当初九六戦の改造で補われたために九六戦と零戦に複座型、二式練戦、零式練戦が生まれます。
BUN
十四試局戦、十五試陸爆、十五試水戦などによる基地航空部隊の大増勢(陸戦14隊336機、戦兼爆10隊240機、水戦12隊288機など)を行うためには、搭乗員の大量養成も必要であり、練習航空隊として陸練10隊240機、水練9.5隊228機、機作練21.5隊516機といった新規造勢が計画されます。
当然、練習用機材も大規模に必要になったわけです。
片
1573 |
零戦で言う「脚位置表示板」がいつ頃からスタンダードな装備になったのかという質問です。 油圧引込脚の飛行機の多くは脚を降ろした状態にすると、脚位置を示す棒が主翼からにょきっと生えますが、これはいつ頃からスタンダードな装備となったのでしょうか? I-16は表示棒がないようですし、十二試艦戦初号機の組み立て中の画像を見ても、どうもそれらしいものは見えません(見落としているだけかもしれませんが...) シンプルな構造ながらも確実に役に立った機械式脚位置指示装置は、一体いつ頃からパイロットを支えたのか、ご存じの方がいらっしゃっいましたらぜひご教示ください。 Shusui |
極初期の引込脚式航空機のI-16には装備されておらず、ワンテンポ遅れた十二試でもパッと見た感じでは確認できず、しかし零戦には脚位置表示板がついているので、大体このあたりで登場した装置なのではないか?と思っているという文意です。
言葉足らずですみません。
Shusui
引込脚を珍しがる将校他が見守る中、わざわざ模擬魚雷を積んで飛びました
しかし着陸時に脚が出ないトラブルが発生し、模擬魚雷を海に捨てて右往左往
応急脚引き下げ(応急ポンプ)を使えば脚が出せるのですがパイロットは知らないのか操作せず
やむなく地面に大きな文字を書いて教えようとしましたが伝わりません
とうとう戦闘機を上げて並んで飛び、身振り手振りかで伝達してやっと脚が出たそうです
ただパイロットにはそれが見えず
低空で機体を傾け、地面に映る影で脚が出た事を確認して着陸しました
これをきっかけに翼上面に突き出す脚位置指示板を追加装備したそうです
ガス欠
ありがとうございます。
97艦攻に関してはほとんど調べたことがなく、大変勉強になりました。
もう少し97艦攻の開発について調べてみたいのですが、こちらでご紹介いただいたエピソードの出典は覚えていらっしゃいますでしょうか?
Shusui
ガス欠
ありがとうございます。
こちら、見かけたら購入してみようと思います!
Shusui
1572 |
B-32ですが、B-29と同じようにマリアナから日本本土への空爆は可能ですか? なかがわ |
ただ、この航続距離でどれほどの爆弾を搭載できたか不明ですし、与圧装置がないので、B29のような高空を飛行できません。
また、B29を第20航空軍が独占しており、マッカーサー隷下の極東空軍に日本本土爆撃用の機体がないために、B32を回したという経緯があるので、マリアナに配備される理由がありません。
フィリピン、ルソン島からの爆撃は行っていますが、機数が少ないこともあって、あまり、被害は与えていないと思います。
なお、架空の機体についてはコメントできません。
hush
B-32はB-29よりやや小型なのと与圧装置をあきらめたため軽量で、スペック上は若干高性能なのですね。
B-29の日本本土爆撃での爆弾搭載量は、高高度爆撃をしていた時期は1.5〜2t。夜間低高度爆撃に移行すると、その2倍の量に。さらに動力銃塔を下ろして6tまで積んでいます。リトルボーイ/ファットマンは約5t。
B-32はトラブルもなくスペック通りの性能なら少しばかり多く爆弾を積めそうですね。
ただ爆撃と同じぐらい偵察の方も重要ですが、与圧装置がなく高高度飛行が困難となると偵察活動には使いづらいでしょうね。
超音速
B-32の武装はB-29より少ないので、銃塔を下ろした時の爆弾搭載量はB-29と同等になるかもしれません。
2.でスペックを疑うような記述をしていますが、第386重爆飛行隊の報告では、小さな欠点はあるがおおむね好評です。
特に離着陸性能の評価が高いです。
注目すべきはB-32の翼面荷重430kg/m^2(離陸重量)がB-29の400kg/m^2より高いことです。
デイヴィス翼は、最大揚力係数が高いため離着陸性能を確保しつつ翼面積を小さくすることができます。最小限の翼面積により空気抵抗も小さくなり、最大速度と巡航速度が速くなっています。
欠点は一定以上の速度になると急激に抵抗が増すこと(おそらく圧縮性の影響)。このため将来性がなく、戦後のコンヴェア機は層流翼が採用されています。
B-32自体も機体を小型にまとめたため、B-29がのちに歩んだような発展性がないと思われます。
質問者様のおかげで面白い調査テーマができました。感謝申し上げます。
超音速
http://worldwar2headquarters.com/HTML/aircraft/americanAircraft/b32.html
上記には3,800 miles (max)と記されていますが、最大3800マイル(6115km)は、WikipediaのB29のRange: 3,250 mi (5,230 km, 2,820 nmi)、Ferry range: 5,600 mi (9,000 km, 4,900 nmi)という表記から考えると、Ferry rangeを指す可能性があります。つまり、燃料を満載しているが、爆弾等を搭載していない状態です。実際、B32はルソン島から長崎、沖縄から関東への爆撃や偵察飛行にしか行っていませんが、マニラ=東京間の距離が約3000km、マニラ=長崎間が約2200km、沖縄=東京間が1600kmですので、マリアナ=東京間の爆撃行はかなりきつい数字になりそうです。
hush
というデータがありました。しかし、燃料搭載量はわかりませんでした。
https://ww2aircraft.net/forum/threads/too-little-too-late-the-b-32-dominator.1775/
ただ、両機のペイロード(=最大離陸重量−自重)は共に30t弱とあまり変わらないのです。
ペイロードの範囲内で燃油と爆弾・弾薬・乗員などを積み込むわけです。
そして巡航速度はB-29の350km/hに対しB-32は470km/hとなっています。
エンジンは同一であるため、これは燃費が良いということです。
スペック上の航続距離が劣っているのは、燃料タンク容量が小さいためでしょう。
XB-32の航続距離は
Range: 4,450 miles w/ 2,000 lbs. bomb load
というデータがありますので、おそらく生産型は燃料タンクを減らしているのだと思いますが、wiki英語版によれば爆弾倉内補助タンクが使用できます。
これらのことから、B-32は低高度爆撃に限ればB-29と同等もしくは若干上の爆撃性能を持つと推定します。
超音速
御教示ありがとうございます。
爆弾1万ポンド(4.5t)で航続距離3000マイル(4800km)でしたら、私が思ったような懸念はなさそうですね。
hush
また、回答する人の気持ちも判りません。例えば、大量の爆弾を積んで成層圏を高速で飛行するとき(少し後の時代なら地面近くを高速で飛行するとき)と、投弾後の帰還時とでは燃料消費率が大きく異なります。航続距離と戦闘行動半径の関係は、複雑です。
あの当時、ドイツ等と異なり米国と英国は、何故あるいはどのような理由や戦訓の検討等でかかる航空機を計画し製造したか、何故落下増槽や空中燃料補給が用いられなかっか等を検討したりする方がずっと有意義だと思います。
UK
ググれば要目などすぐわかる、と私も最初に思いましたが、要目だけ調べても4.のhushさんのようにこの航続距離はどんな状態?という疑問もでてくるわけです。
>回答する人の気持ちも判りません。
私が回答するにあたっては自分が楽しいからやってるだけだと以前に述べたことがあります。
なので質問者様の主旨、意図などは特に気にしていません。
>例えば、大量の爆弾を積んで成層圏を高速で飛行するとき〜
2.の回答で高高度爆撃と低高度爆撃では積める爆弾の量が違うと既に記述しています。
なので高高度爆撃のほうが燃料消費が多いのだということは伝わったと思います。
そのうえで、5.のように回答をしています。
>あの当時、ドイツ等と異なり米国と英国は、〜
それは議ボ行きの話題ですね。
回答内容に反論等ありましたら歓迎します。
超音速
>>高高度爆撃と低高度爆撃では積める爆弾の量が違う
>>高高度爆撃のほうが燃料消費が多い
これらはちょっと表現が乱暴なのでは?
以下2点について確認下さい。
爆弾の積載量は爆撃高度が問題なのではなく、単に、高高度爆撃をしていた時期は、B-29が進出していた基地から目的地までの距離が長かった(=燃料が多く、爆弾は少なかった)だけなのではないかと思います。
つまり、高高度爆撃と低高度爆撃では積める爆弾の量が“変わらない”のではないかと主張します。
次は巡航高度と燃費のお話です。
B-29が揚抗比Maxになる高度を30000ft(とある最高速度に付則してあった高度)と仮定すると、この高度付近までは“高度が高くなるほど燃費はよくなる”が、それ以上の高度になると揚抗比が頭打ち→低下に転じる為に燃費も悪くなっていき、最終的には機体強度の制限から、高度の限界がくるのかと考えています。
つまり、高高度爆撃のほうが燃料消費が“一般論でいえば少なくなる”と主張します。
ただし爆撃時の高度で巡航していたとしたらのハナシです。高高度爆撃も低高度爆撃も航路の9割は(爆撃高度に関係のない)同じ高度で飛行していたのならば、小難しい事を持出さずとも、“高高度爆撃も低高度爆撃も燃料消費は変わらない”と言えると思います。
如何でしょうか?
太助
こちらのリンク先でも高度別での爆弾搭載量の違いがわかります。
http://b29memorial.com/plane.html
引用
Bomb Load: 5,000 lbs. over 1,600 mile radius at high altitude; 12,000 lbs. over 1,600 mile radius at medium altitude; 20,000 lbs. maximum over short distances at low altitude.
ジェット機は成層圏のほうが距離燃費がいいのですが、レシプロ機の場合どの高度で巡航してもあまり変わらないです。
https://aviation.stackexchange.com/questions/32830/how-does-the-efficiency-of-a-piston-aircraft-change-with-altitude
排気タービン付きでも同様です。P-38とP-47のパフォーマンスシートを見てください。巡航高度10,000ftと25,000ftで航続距離はほとんど同じです。機械式過給機でも同じです。
http://www.wwiiaircraftperformance.org/p-38/p-38-tactical-chart.jpg
http://www.wwiiaircraftperformance.org/p-47/p-47-tactical-chart.jpg
B-29の場合は、通常の巡航高度は9,000ftで、15,000ft以上になるとむしろ燃費が悪くなるそうです。
https://aviation.stackexchange.com/questions/75415/why-would-a-b-29-consume-more-fuel-at-17-kft-than-at-9-kft
要点
・与圧室への送気にパワーを取られる。
・空気密度が低いため冷却の問題からカウルフラップを開けて飛んでいる。
・重い機体を高高度へ上昇させるために燃料を使ってしまう。
B-17やB-24が対独戦略爆撃で高高度を巡航していたのは、陸地上空を飛行するため高射砲や迎撃の脅威があったからです。
>「B-29が揚抗比Maxになる高度を30000ft(とある最高速度に付則してあった高度)と仮定すると」
上から目線で申し訳ありませんが、
揚抗比についてちゃんと理解されてますか?
元質問から外れますし一から説明するときりがないので、ご自身で勉強のうえ、どうしてもわからないことは新しく質問を立てて下さい。
私もまだまだ勉強中の身ですが、ともに学んでいきましょう。
超音速
何か色々と気に入らない書き込みをしたようで失礼しましたが、常連さんはいいですね、露骨に上から目線と断り書きの書き込みができて(真似したくはありませんが)。
太助
気を使って書いたつもりですが、やはり偉そうな言い方でした。
反省します。
超音速
1571 |
今でこそ英語で ”fighter” (fighter aircraft) といえば日本語の戦闘機と同義ですが、本来はボクサーなど拳で戦う格闘家を指す語であるはずです。日本語に直訳するなら「拳闘家航空機」または略して「拳闘機」などとなろうかと思います。翻って他言語に目を向ければフランス語、ドイツ語、イタリア語、その他欧州言語圏ではほぼ共通して日本語の「狩猟」「追いたて」「山狩り」または「駆除」などに該当する語と航空機に該当する語の組み合わせで形成されており、同様に米陸軍が用いた ”pursuit airplane” もこれに近い語と言えます。これら英語を除く欧州言語と古米国英語では他の軍用機と同じくミッションをストレートに言い表しているのに対し、現英語だけが異なる表現に至ったその理由や発生および形成過程をご教示願います。ただし米陸軍でも ”fighter multiplace” という語があったり、戦闘機集団では ”fighter” を用いていたり、米海軍では ”fighter” を古くから用いているなど、古米国英語でも ”fighter” は用いられていたことは承知しております。 DDかず |
英語圏以外の各国がHunterに相当する言葉を戦闘機の意味で使用していることについては、よく分かりません。ただ、第1次大戦時の戦闘機の発達はフランス空軍のギャロス等がリードしていますので、もし、フランスが改称したなら、他国が追随しても不思議はないと思います。ただし、イギリスのフランスに対して持っている感情を考えると、わざと違う名称にしたというのは、ありえなくもないとは思っています。
hush
ちなみに私は ”chasse”, ”jagd”, ”caccia”, ”pursuit” は全て飼い主である猟師の元、猟犬たちが獲物を追いたてるイメージで、戦闘機の役割表現としてかなり的を射ていると感じています。
DDかず
ファイターの英語の本来の意味は「戦士/戦闘を行う者/格闘家/戦う者全般」ではないですか?
ですから、「ファイター(戦闘を行う者)」の「者」を「機械(飛行機)」に当てはめて「戦闘を行う機械(飛行機)=ファイター」と名付けたのは正しいんじゃないでしょうか?
で、日本は「ファイター(戦闘を行う者)=戦闘機(戦闘を行う飛行機)」と直訳したのも正しいと思います。
ボクシング用語の「ファイター」は、戦い方のタイプを指し示す単語(インファイターの略)で、ボクサー(拳闘士)の事では無いはずです。
・ボクサー=拳闘士/拳で戦う者
・インファイター(略してファイター)=内に入り込み戦う者/攻撃的な戦い方の者
・アウトボクサー=距離をとって戦う拳闘士
翻訳(造語)を「拳闘機」とするなら、元の単語が「ボクサー(拳闘士/拳で戦う飛行機/ボクシングを行う機械)」になるはずです。
まやん
戦闘機を「戦闘を行う機械(飛行機)」と定義づければ確かに「Fighter aircraft」は正しいのですが、米軍などでは「敵の爆撃機を追撃する飛行機」として「Pursuit aircraft」を使っていますし、>>1や>>2で解説しているとおり非英語圏では「敵飛行機を狩る飛行機」として日本語に直訳すれば「狩猟機」になるような単語を使っています「フランス語:Avion de chasse」「ドイツ語:Jagdflugzeug」。
ちなみにそれらの非英語圏の言語で「戦闘を行う飛行機(フランス語だと:Avions de combat 、ドイツ語だと:Kampfflugzeug)」はいわゆる「戦闘機」ではなく、現代的なマルチロール機を意味する単語になります。
おうる
×:米軍などでは
〇:WW2以前の米軍では
おうる
BUN
新しい何かが生まれた時にそれをどう呼ぶかは、「その国が」それをどう定義するかによって変わります。
もしくは
新しい何かが生まれた時にそれをどう定義するかは国や地域や軍の歴史や文化によって変わります。
まやん
1570 |
艦上機が爆弾や魚雷やミサイルといった機外兵装を摘んだまま着艦できるようになった最初の事例と理由を教えてください。 爆弾にしろ魚雷にしろミサイルにしろ、いずれも高価なもので搭載して飛び立ったけど使わなかったという場合、できれば回収するのが望ましいと思います。 ですが、着艦の衝撃で脱落して甲板上で爆発事故を起こすかもしれないとか、機外兵装を搭載したままだと重量超過や降下率が高くなりすぎて着艦関連の各種装置が対応できないといった理由から、昔は事前に投棄してから着艦せざるをえなかったと認識しています。 戦後は核兵器など投棄できない兵器なんかも現れて、すべてではないにしろ機外兵装を搭載したまま着艦できるようにはなっています。 機体の側の安全策や能力向上、母艦側の各種着艦装置の強化といった改良が積み重なっての事であろうとは存じます。 この機外兵装を搭載したまま着艦できるようにしていった過程と、その最初の成功例を教えてください。 おうる |
BUN
ということは、機外兵装を積んだまま着艦できるかどうかは、着艦誘導装置や着艦制動索の都合だけなんでしょうか?
おうる
御質問にあるように「重量超過」が問題であって、母艦側の能力の問題ではないのだろうと思いますが、「最初の成功例」が何なのかは存じません。
hush
失礼しました。
hush