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663 ミッドウエー海戦では、何故、無傷の筈の「瑞鶴」は出撃しなかったんでしょうか?、また同海戦では、艦艇数はともかく航空戦力ではよく言われる「日本側が優勢」ではなく、実際は米側の方が優勢だったと聞きましたが、ホントでしょうか?

  1. 質問の後半部に関しては「零戦燃ゆ(柳田邦男著)」に詳しいです。ぜひお読みください。おおざっぱに言うと、性能では日本優勢、運用、配備状況ではアメリカ優勢との事。(KOW)


  2. ↑失礼しました「零戦燃ゆ 飛翔編」です。いっぱいあるからね。(KOW)


  3. 岩本徹三氏の「零戦撃墜王」に戦いに勝ったものの、艦攻隊や艦爆隊に大きな損害が出たことが記されております。珊瑚海海戦直後の瑞鶴には戦闘能力と言うか少なくとも攻撃力は無かったと考えるべきでは?


  4. ミッドウェーの航空戦力について。日本側の優勢項目:空母の数、航空機の性能、搭乗員の戦闘経験。米国側の優勢項目:情報、奇襲、相対的な位地、空母の運用技術、装備、基地鉱航空隊の存在。以上アメリカ海軍大学校の報告書より。(KOW)


  5. 珊瑚海で事実上第5航空戦隊は壊滅しています。戦死者の名簿を見ると惨憺たるものがあります。このあと、ソロモンの海で翔鶴、瑞鶴に乗って戦った搭乗員はそのまま旧第1航空戦隊からの転勤者と考えても良いくらいでした。また、ミッドウエーでの損害は飛竜一艦に集中しており、他の艦の搭載機は事実上あまり出番が無かったのです。機動部隊同士の戦いとしては三対一の劣勢だったともいえます。


  6. 珊瑚海海戦で失った搭乗員組数って結構な数でしたからね。もっとも、その5航戦にしても、瑞鶴は6月15日までに戦力回復をして、次期作戦に参加することには計画上なっていたはずです。



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