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888 最近の空戦ではミサイルが使われているけど。機銃は何のため?

  1. 60年代空対空ミサイルの発達によって機銃は廃止されかけましたが、当時のAAMは命中率が低く、再び機銃が復活しました。AAMがまともに命中するようになったのは1970年代後半〜1980年頃のことです。しかしそれでも遠距離のミサイル戦だけでは決着がつかず古典的な空中銃撃戦もいまだに発生しています。


  2. F104配備の当初はあきれるほどM61バルカンの命中率が悪かったそうだけど、どうやって改善したんだろう?>自衛隊


  3. 下の方が書かれているように、50年代の末から60年代にかけてはミサイルの発達に伴って機関砲が廃止される傾向がありました。機関砲装備を残したのは空中戦よりも対地攻撃を目的とした機体でした。その後ベトナム戦争等の戦訓から、当時のミサイルが極めて信頼性が低く、また爆撃機などと違って機動性の高い戦闘機には追随できない不完全な兵器である事が解り、それ以降に開発された戦闘機では機関砲の固定装備が復活しました。


  4. (続き)しかしその後の急激なミサイルの発達により、現在では空中戦闘での機関砲の出番はまずありえなくなっています。例えばベトナム戦で米軍機が撃墜するのに使用した兵器は、レーダー誘導ミサイル28.5%、赤外線誘導ミサイル43.5%、機関砲22.3%、その他5.7%だったのに対して、湾岸戦争ではレーダー誘導ミサイル81.8%、赤外線誘導ミサイル18.2%で機関砲によるものはなしです。また撃墜したうちの40%以上はBVR、つまり敵機を目視せずにレーダーで捉えただけの状況での撃墜です(EOS)


  5. F104Jのバルカン砲については、当初半数の機体にしか装備されていなかったとか、F4EJのM61A1がF104のより集弾性が悪く不評だったが相手機を一瞬の射撃で弾幕に包むために「ワザと」散らしている「らしい」という事で納得されたとか面白い話が色々ありますね(EOS)


  6. 何のためっていうと、念のためって感じですけど、機関砲は対地兵器としての役割も結構あります。ところで湾岸戦争ではA―10(!)が機関砲でヘリコプター墜としてたと思うけど。(N)


  7. JET戦闘機での機銃対地攻撃は基本的にはやらないと思います。200ktでも失速しそうになるのにそれ以上の高速では地上車輌に照準するのは至難の技です。AAAが配置されているケースも考慮して低空を飛ぶ時はなるべく速度を下げないのが基本では?故に戦闘機の機銃は空中戦の最終手段と見るべきだと思いますが。・・・haco


  8. Q.874の答にある Mig27 の機関砲は対地用でしょう。また、欧州の戦闘機の 27mm〜30mm という口径も対地攻撃を考慮しているからだと思います。(N)


  9. 大事な使い道を忘れてました。領空侵犯機等への威嚇射撃用。これ忘れちゃぁいけません。haco



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