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日本海軍の太平洋戦争初期に用意した爆雷は過塩素酸ナトリウム(サラシ粉)とアルミ粉末、重油の混合物を充填したものだという記述を見たことがあります。ウェーキ島で駆逐艦がF4Fの機関銃で爆沈したのはその爆雷の敏感さのせいなんでしょうか?
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- 93式酸素魚雷の可能性もあります
- ウェーキ島で戦闘機に沈められたのは睦月型の如月ですから、酸素発生装置を備えていないので、93式酸素魚雷の可能性はないと思います。まあ、使ってる炸薬は同系統でしょうから、魚雷の誘爆の可能性は否定できません>その様な事例も有るでしょうし/SUDO
- 一般には「魚雷の誘爆」と言われていたような。
- 開戦三日目、ウェーク島攻略戦に於いて第6水雷戦隊の駆逐艦「如月」はF4Fの機銃掃射により後甲板の爆雷が爆発/轟沈しましたが、その時、搭載していた爆雷はピクリン酸を主にした下瀬火薬が充填されており、当時は広く使われていました。
- (↑続き)その後、フィリピンでも駆潜艇が同様な事故を起こして問題となり、誘爆し難い88式火薬が使われた95式爆雷がにわかに脚光を浴びる事になりました(正式年度で分かる通り、戦前に採用された新型です、ただ従来からの行きがかりで古い91式2型、92式、93式爆雷も継続生産されていて、このどれかが「如月」に搭載されていた様です。
- (↑ついでに)ピクリン酸を主にした下瀬火薬は化学的に不安定なのが欠点ですが、過塩素酸アンモニウムを主としてフェロ・シリコンを加えた88式火薬は、空気中での爆発力は0.67倍と弱いですが、水中での爆発力は1.37倍と強く(下瀬火薬かTNT、どちらとの比較かは不明)、これを充填した95式爆雷は機銃掃射を受けても発火燃焼するだけで爆発せず、艦隊側では好評で戦争中は広く使用されたそうです。(以上の元ネタ「幻の秘密兵器」木俣滋朗 著より)
- 過塩素酸アンモニウムを主体とした爆薬、、なんか「ハラハラ時計」に載っている消火器爆弾の作り方に似ているが、、、、
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