QQCCMMVVGGTT
693 自動小銃を第2次世界大戦中に実用化した国というとアメリカの他にドイツやソ連がありますが、性能や配備状況はどんなだったんでしょうか?

  1. ソビエト製SVT-40半自動小銃は信頼性・量産性ともに高く鹵獲したドイツ軍も多用しています。これを真似たドイツのワルサーG43は7.92mm強装弾のため破損多発の失敗作となりました。終戦間際7.92mm短小弾を使うSTG-44突撃銃が開発され少数配備されたようです。


  2. StG44の初めての大量使用は1942年の東部戦線、長期孤立していた戦隊に空中補給されたのが始まりです。この銃は名前が毎年変わったのでわかりにくいんですよね。(MP43,MP44等。)SS師団のナンバーの若い師団やGD師団等にはかなり豊富に配備された模様です。でもM1は自動小銃、ですか?


  3. (質問者より)普通日本で「自動小銃」と呼ばれるのはセミオートライフルですよね。そう言うわけで今回の質問で言う自動小銃というのは、BARとかアサルトライフルの事ではありません。基本的にはその線でお願いいたします。


  4. STV-40はM-1同様ガス圧作動のティルティングボルト式、G-43は反動利用のロッキングブロック式だったと思います。MP-44のメカについては詳しく知りません。終戦直前にガスロッキングという珍しい作動形式の


  5. (切れたT_T)VG-1という自動小銃が試作されています。確か弾薬はMP-44と共通の7.92mm短小弾だったはずです。


  6. セミオートのライフルを「自動小銃」と呼んだのは松本零士の「グリーンスナイパー」の中で思い入れを込めて呼ばれただけではないのですか。64式は自動小銃ですが、それ以前の装備のM1は「小銃」であって自動小銃とは呼ばれていません。


  7. 松本零士うんぬんは関係なく日本ではセミオートの小銃や拳銃の事を「自動小銃」「自動拳銃」とよぶのが一般的です。自動装填という意味なのでしょう。英語では全自動と半自動を歴然と区別していますが。第二次世界大戦時の米軍装備では「Automatic Rifle」といえば、M−1ではなく全自動の分隊自動火器であったBARの事を指すので、この辺は非常にややこしいですね。それから64式の場合は単に「64式小銃」ではなかったでしたっけ?


  8. そうかなあ。64式の設計に携わった津野瀬さんは64式を自動小銃と言い、M1を小銃、と言っていますけども・・・。また、一般の社会では勘違いも交えつつ、自動小銃は連射できるものをさしますよね。


  9. 自動小銃の意味としては「引金を引くと弾丸が発射され、同時に火薬ガスの排出圧力を利用して次弾を装填、引金の再操作のみで連発できる⇒小銃。引金を引いている間連続発射される全自動式と、発射のたびごとに引金を引きなおす半自動式がある。」(マイペディアより^^;)、で!、自動装填が出来るか出来ないかの違いだと思うのでM1は「自動小銃」でいいと思うのだけど。(オート/セミオートは自動小銃の区別とは関係無いと思う)


  10. なるほど・・。そうですよねえ。FALとか考えると、事は更に複雑だなあ。


  11. 最近じゃ自動装填なんて当たり前だから、軍用小銃は「アサルト・ライフル」(突撃銃)ですもんね。もう「自動小銃」なんて言い方が過去なのか?、ちなみに本題に戻りますが、日本海軍も自動小銃化の話は戦前に何度か持ち上がってますが(特にアメリカが自動小銃化する情報があった時は試作銃を使って評価試験までした)M1ガーランドのコピー銃を数百挺生産しましたが使われませんでした(動かなかったとの事)。


  12. (↑途中で押した)日本陸軍でも自動小銃化の話は戦前に何度か持ち上がってますが(特にアメリカが自動小銃を採用する情報で、陸軍も試作銃を使って評価試験までした)、結局、弾薬消費の問題で断念しました(38式->99式への完全切り替えも無理だったんだから無謀ですけどね)、ちなみに日本海軍は5式自動小銃(だった筈)でM1ガーランドのコピー銃を数百挺生産しましたが使われませんでした(動かなかったとの)


  13. 今月のグランドパワー誌でソ連の小火器が特集されてます、結構面白そうです>立ち読みしかしないけど/SUDO


  14. WW2でドイツに降伏する前にフランス陸軍も自動小銃を実用化(どうせ少数だろうけど)している筈なのですが、誰か詳細を知りません?(ドイツ軍が接収して使った筈なんです)


  15. STV40やG43は狙撃兵の火力向上を狙ってスコープを付け狙撃銃として配備されましたが、ボルトアクション(Kar98Kやモシン・ナガン)より命中精度が低いので前線では不評だったとか。のちの米陸軍M21A(M14の狙撃銃型)と海兵隊M24(レミントンのボルトアクション)の間でも似たような現象が起きています。上層部は「敵をビビらせて足止めさせる」のを望み、前線兵士は「狙った敵を確実に仕留める」ことを望むということでしょうか(ささき)


  16. 海軍の「自動小銃」は4式海軍銃ですね。以前の質問にありました。


  17. (ふたつ下)米軍は狙撃銃としてはM1903を残したので、その辺がわかっていたのでしょうね。アサルトライフルの時代の現代でも狙撃銃はボルトアクションとする国が今でも多いし。



Back