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九一式航空魚雷改に取り付けられていた「安定舵」とはどこにどんな形で取り付けられていたのでしょうか。また舵と言うからにはどの様に動くものだったのでしょうか。
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- ベニヤ板製の小さなひれで、弾頭の直後に水平に二枚装着され、着水の衝撃で脱落するものだったと思います。
- 水深の浅い真珠湾で、投下した魚雷が海底にぶつかるのを防ぐ為のものですよね?
- 動くのですか?
- 多分動かないと思います。
- 魚雷の左右中央に飛散可能な木製安定板が装備され、ジャイロで左右動揺を感知して前後軸回りの動揺を安定化しました。空中では木製板、水中ではその取り付け用金属板が左右で逆に動作していました。
- 水中への過大な沈下防止は魚雷の尾部を四角の木製筒をビスで装着し、空気抵抗を与えて加速をおさえるとともに方向安定と突入角の適正化を図っていました
- (おまけ)水中に突入時には衝撃で精密機器のジャイロなどが故障するのをふせぐため緩衝用ゴム板で魚雷頭部を被帽しました。
- (さらにおまけ)水中突入時プロペラが水流で強制的に回転され駆動機関が破壊されるので、ラチェットを装着して魚雷エンジン側から駆動されるまでは空転するようにしてありました
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