機銃の発射には装填→発火→排莢という一連の動作が必要ですよね。ガトリング銃は個々に独立した機関部が回転しながら、これら一連の動作を並行して行えるので発射速度が向上するのです。

また、普通の機銃は一発でも不発弾があれば動作が停止しますが、ガトリングガンは電動モーター等によって駆動されるため、不発弾の影響を受けにくい利点もあります。

また、銃身が回転することにより銃身冷却が促進される効果もあります。さらに発砲口が一点に集中するため連装機銃より弾道収束が優れ、弾道交差点補正が要らないという利点もあります。

一方デメリットとしては、動力源が別にあるため複雑（モーターが壊れりゃ動かない）、大型化する事と、複数の銃身を束ねる以上大口径化に限界が有る事でしょう。たぶんＡ−１０攻撃機の３０ｍｍ７砲身が実用の限界では？

ありがとうございました。非常に良く分かりました！