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魚雷での攻撃を「雷撃」というのはどうしてなのでしょうか? また、他国ではどのように呼ばれるのでしょうか? hiroki |
- まぁみっともない回答ですが、「魚”雷”による攻”撃”」だからです。
こういう質問は「なんで艦上戦闘機の事は艦戦っていうの?」みたいな感じに略称だと思われますのであまりなさらないほうが良いかと。
他国での呼称ですが、直訳すると、というかとてもアバウトな翻訳エンジンに任せると「Thunder stroke」になるんですが、直訳に近いので他に正確な呼称があると思いますのでその辺は英語力に長けた方に任せましょう(投槍
IFV
- 爆雷攻撃や水雷攻撃は何ていうのでしょうか?
また、今のマスコミが使っている空爆とは何の略なのでしょうか。
セミララ
- 1>Thunder stroke
これは本当に雷に撃たれた時の「雷撃」のことだと思います。
魚雷は英語ではtorpedoですからtorpedo bombとかtorpedo attack、
動詞も同スペルですから単にtorpedoだけでも通用するでしょう。
2>
用語的には別に魚雷(魚型水雷)でなくて単なる水雷でも機雷でも爆雷でも
地雷でも空雷でも雷撃は雷撃でしょう。
空爆は空中爆撃の略ということになっています。
PT
- 元艦攻搭乗員より。雷撃は torpedo attack 雷撃機は torpedo bomber
でよいのではないでしょうか。http://www.warbirds.jp/senri/
蒼空
- 質問者です。
アホな質問をしてしまいましたが、ご回答をもらうまで全く気づきませんでした。
ご回答ありがとうございました。
hiroki
- >3
雷撃は魚雷攻撃にのみ使う用語でしょう。
水雷というのは水中爆発兵器の総称です。
機雷は敷設兵器ですので、受動的に「触雷」という表現を用います。
触発機雷でなくても(音響機雷や水圧機雷でも)慣用的に触雷を用います。
あー・・・しかし、管制機雷(地上に置いた観測所から見える海域に敷設し、敵艦船が通ったらリモコンで爆破する)の場合は何て言うんでしょうね??
爆雷は比較的新しい兵器(潜水艦というものが出来て初めて登場)なせいか、単に爆雷攻撃と言います。
まなかじ
- >>3
Thunder stroke ですが、魚雷等兵器に攻撃された場合の表現ではなくて、単に雷(かみなり)にあたった、の方だったかな?と(申し訳ない
それと”空爆”ですが、空中爆撃なんですか?てっきり航空爆撃かと思ってました。
>>5
いえ、アホな質問だったとか気になさらなくて結構です。まぁ雷撃って言っても捉え方でいろいろ意味が変わりますから、けっこう面白いご質問だったのではないかと。おかげでいろいろ私も勉強になりましたし(汗
IFV
- >6
「水雷発火」「発火」というそうな>管制機雷(水雷火・水雷地火)の作動
SUDO
- つう訳で水雷類の用語
魚雷は「発射」する兵器で、投下装置を用いる場合でも「発射」を用いるのが一般的なようです。
機雷は「敷設」ですが、明治初期には「装置する」という言葉もあったようですが、これは取得運用するという意味合いもあるかもしれません。
機雷を「敷設水雷」魚雷を「攻撃水雷」と呼ぶことも明治半ばまではあったようです。実際に日露戦争時までは魚雷と機雷は「水雷」という一つの括りの中にあったが為に「攻撃水雷」の運用で「雷撃」なる言葉が出てきたのではないかと思いますが、そのうち調べてみます。
爆雷は第一次大戦時に登場した兵器で、既に水雷類の分類や運用がそれなりに区分けされた後でもあり、特別な用語は用いられていないようです。
爆雷は「投射」「投下」することで「爆雷攻撃」する兵器でありました。
ちなみに航空機が対潜爆弾を用いて対潜攻撃する場合は「爆撃」でした。対潜爆弾は事実上爆雷なんですが名称は爆弾なので「爆弾攻撃」の意であろうとは思います。
SUDO
- A紙関連のT氏によれば、エアストライクを誤訳した
のが空爆だそうです。
氏によれば「空中から爆撃」するのは「馬から落ちて落馬」
と同じような表現なので誤訳なのだそうです。
最近の日本マスコミは、
「射殺」の代わりに「銃撃死」。
「銃声」の代わりに「発砲音」などの新語を使用する事例が
多いようですが、これもなにかの直訳なのでしょうか。
そういえば、フセイン大統領が死亡した場合、大統領の
息子と「軍族」が共同統治する可能性があるそうです。
SAW
- 空爆って、航空爆撃の略だと思ってました。
実際にはいつごろから使われている言葉なのでしょうね?
太平洋戦争の頃は、「爆撃」「航空攻撃」、そしてなにより「空襲」でしょう。
空襲でない空爆って、どういうことでしょうねえ?
もしかすると、ミサイルやロケット弾による攻撃を「空襲」というのは馴染まないので、航空機による爆撃と噴進飛翔体の攻撃を総称して、空爆にしたのでしょうか?
V-1,V-2は、ロンドン「空襲」ですよねえ。
巡航ミサイルといった戦後に大きく発達した新兵器を、戦後の日本語がうまく取り込めていないということのような気がします。
クリスティー
- ソースを失念したので半分ホラだと思って聞いていただきたいのですが、空爆という語は、湾岸戦争のころ、AirStrikeの訳語が空襲では(太平洋戦争中のそれを思い出させるので)不適切であると考えたマスコミ関係者が造語したものであると聞いたことがあります。
なぜ不適切と考えたのかは、この話を聞いた時にあわせて聞いた気がするのですが、現在記憶しておりません。
この話の正否などをご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひともフォローをお願いします。
ヒロじー
- ゴミ
air strikeと空爆はおなじなのかなあ。
たとえば対艦ミサイルを積んだイラク空軍機がペルシア湾の米艦艇に決死的なair strikeかけたら、日本のニュースは「イラク空軍機が米艦を空爆」というだろうか?
カンタニャック
- 「空爆」は湾岸戦争以前の広辞苑にもちゃんと載ってます。
片
- たぶん「米艦船を空爆」と言うのではないかと。
なぜか、「軍艦」が死語と化し、「艦船」という
用語を多用してますし、又、上の「軍族」の
ような用語を使用するようなマスコミ関係者には
細かい用語の定義など関係ないようにも思えます。
SAW
- 片さんの発言が正しいとおもう、角川の国語辞典にも空襲、空爆はにもちゃんと載ってます。
単子
- 失礼しました。与太を飛ばしてしまい申し訳ありません。
片さん、単子さん、訂正ありがとうございます。
ヒロじー
- 空爆に関しては、社会、組織、時事の72で不肖私が質問し、諸兄の回答ご意見を頂いた事があります。
SHI
- 駄目押しになりますが、「空爆」は満州事変当時の外務省公文書でも用いられている、歴史のある日本語なんです。
片
- air bombardmentの直訳が
「空爆」になったと思うんですが・・・
ではNaval bombardment とは何か
答えは「艦砲射撃」
Kleist
- 「空襲」と言う言葉が使われていないかと言うとそういうことも無く、「バグダッド市内に空襲警報が出ました」などと、現在でも使われています。
(N)
- 19> 民間でも、『画報躍進の日本 昭和13年3月号』に《漢口空爆》の見出があり、写真が掲載されています。
roht
- というとT氏は、なにか勘違いしていたということ
でしょうか。
SAW
- これほど皆さんが回答された後に確証なしに発言するのも恐縮なのですが・・
砲爆撃という用語を稀に使いますが、「爆撃」というのは破裂物を放り込む行為で、航空機による爆撃が航空爆撃・大砲による爆撃が砲爆撃という使い分けではないでしょうか?
kabukou
- お役に立てるかどうかわかりませんが
湾岸戦争当時に祖父に聞いたところによると
「空襲」は爆撃される側から見た場合
「空爆」は攻撃する側から見た場合
だと申しておりました。
中華観音
- >#24 kabukouさん
砲爆撃という言葉は、砲撃+爆撃という意味だと思っておりましたが...。
似たような物に、砲雷撃(砲撃+雷撃)、雷爆撃(雷撃+爆撃)、銃爆撃(銃撃+爆撃)等があります。
セミララ
- 903空時代、対潜水艦用に2号爆弾というのがありました。遅動装置で水中爆発させ
ます。爆撃と呼んでいました。
蒼空
- >25
厳格に運用するとそうです。
ですから「空襲警報」はあっても「空爆警報」は普通存在しません。
私もair strikeの訳語に空爆の語を当てるのは誤訳に当たる、と思います。
航空黎明期に(のみ)用いられていた語を21世紀の戦場に復活させる事が果たして妥当なのでしょうか?
その結果、昔使われていた当時の語感を失わせる結果となってしまっています。
空爆とはair bombardmentの訳語なのですが、安直な直訳という訳ではなく歴とした定訳です。
ただし、普通軍事用語としては制約が付きすぎて普通軍人さんは使いません。
もっとも広報官なら話は別ですが。
ナゾ〜
- 25 28> ちなみに、22>の写真も攻撃する側の旧日本帝国海軍機が撮影した航空写真です。
roht
- >26 セミララさん
雷爆撃・銃爆撃という語もあるのですか!となると私の考えは完全に誤りだったのですね・・
半端な知識で推測を書いてしまい恥かしいばかりです・・返信有難うございます。
kabukou
- >25.28
真珠湾攻撃時、ミッドウェー海戦時等
空母機動部隊の事を「空襲部隊」
と日本海軍は呼称していますからその解釈も間違いでは
Kleist
- >31
いえいえ、間違っていないです。説明が不足しているだけです。
規定されている用法が存在していますから、それより外れたという理由のみで誤“用”とされる訳です。
しかし誤用であっても通用しているのが今日に於ける現状であり、
またそれによって浮き彫りになった問題が認知できるわけです。
例え爆撃を加えようが銃撃をしようが、はたまた外部スピーカーにて「ハヤホー」と雄叫びを上げながらヘリにて挺身攻撃を実施しても
これらは“空襲”で括れます。襲撃のスタイルが異なるだけですから。
空爆とは基本的に航空機が効果的な対地攻撃として爆撃しか実施出来ない当時に確立した概念であり空襲の方が概念が広いです。
故に私は普通軍人は“空襲”の概念で捕らまえる、と前項にて述べたまでです。
ハワイ作戦に関して例えるなら
ホノルルに対する空爆は実施されていません、空襲などは以ての外、という表現になるのではないでしょうか。
以下、独白。
空爆とは何時から使われたのですか?と言う問いに対する単純な解は
航空機による(対地)攻撃が「実施」されるようになってからであり
具体的な時期特定には別な調査が必要です。
(この場合は確立した時期で年代規定することとなるとおもいますが)
しかし、話題が「違和感があるが用語の使用が適切か否か」に発展した段階にあっては
昔から日本語としてある語です、という解では論点をずらした物でしかないと思います。
私はここでは国語の話が為されている、と一応は把握しておりますが。
ナゾ〜
- 「日本国語大辞典」(第二版2001年、小学館)で「空襲」をひきますと、用例として『新語新知識』(1934:昭和9年)「空襲 航空機を以て襲撃すること」とあります。
一方、「空爆」の用例については、『夢声戦争日記』昭和17年3月1日の部分に「…盛んに空爆ををやる」、大江健三郎『芽むしり仔撃ち』(1958:昭和33年)での「…空爆による火災が」とあり、湾岸戦争時に突如甦ったわけでもなさそうです。「空爆」については、戦前の辞書での用例が紹介されてないため、「空襲」との具体的な使い分けが存在したのかどうかは不明です。
辞書がアテにならないので、戦前の一般向け書籍で、「空襲・空爆」に類する語句を拾ってみました。
1929(昭和4)年「小学生全集 陸軍と陸戦の話」では「爆弾襲撃」「空中攻撃」「爆弾攻撃」「襲来」「襲撃」
1931(昭和6)年「科学画報」12月号掲載の雑誌「グライダー」広告に「空中爆撃の常識」
1932(昭和7)年「科学画報臨時増刊 航空の驚異」では「空襲」
1933(昭和8)年有名な新聞記事「関東防空大演習を嗤う」では「空襲」「空撃」
1938(昭和13)年「科学知識」1月号掲載記事では「南京空爆行」「空爆」「空襲」、4月号掲載記事では「空爆艦隊」「空襲部隊」「空爆力」「渡洋空襲」「渡洋爆撃」「襲撃」「渡洋襲撃」「空襲撃を阻止」
昭和9年の新語辞典に「空襲」が収録されていることと、昭和4年の「小学生全集」に「空襲」「空爆」どちらも用いられていない、と云うことは注目すべきことですが、どちらが先なのかは、第一次大戦時まで遡って用例を探す必要がありそうです。
印度総督
- >20
Naval bombardmentの意味は「艦砲射撃」ではないと思うのですが。。。
・・・しかしもうレスは付かないだろうなぁ。
ナゾ〜