649 |
はじめまして いつもいろいろと参考にさせてもらっています。 ほんとにどうでもいいことなので、ここで聞いてもいいかもわからないんですが 仮想戦記モノというジャンルの小説がありますが なぜ戦艦大和と山本五十六が活躍するだけで、歴史がひっくり返えったり たったひとつの新兵器で歴史がひっくり返るような物語が多いのですか? また、救国の新兵器は、なぜドイツ製がほとんどなのですか? もうひとつ、作中で戦争のグランドデザインをまったく描いていない 当時の日本軍部のままの組織なのはなぜですか? そして、どうして、そういった作品にだれもツッコミをいれないんでしょうか? ハマ |
- 仮想戦記ものといっても色々あるようですが、所詮、多少現実離れしていても特定の超兵器が八面六臂的な活躍を見せるというストーリーの文庫本が娯楽作品として売れるわけです。そしてシリーズ化して何冊も出版するわけですから、当然、軍部の組織体制や軍需経済などの背景について細かく考慮する暇はないし、またそうする必要もないという前提で書かれているわけです。
で、仮想戦記物に出てくる兵器幾つかを取り上げ、本当に有効な兵器なのか独自の改良プランを呈示したりもして検証した本があったと思いましたが。ただ、こうした仮想戦記物に関する検証を行った本が当の仮想戦記ほどは売れない、従って市場に出ないだけのことではないでしょうか。
最も、どこかのネット掲示板でこうした検証や議論を行っているものがあるのかもしれませんけど。
アリエフ
- それぞれの仮想戦記を執筆している作者以外に「なぜ作品中でそうなっているか」を回答できる方はいないでしょう。
また、この「warbirds」で仮想戦記へのツッコミがないのは、ココが仮想戦記の書評をするサイトではないからです。
(私も含めて仮想戦記を読んでいる人は多いと思いますが・・・)
TETSU29
- そりゃぁ、『水戸黄門』を指して、「こんなに農民は大人しくしていねえぞ」とか「強訴や一揆なんて起こしてるじゃねえか」とか「葵の御紋をあんなに見せちゃ逆効果じゃねねの」言うようなものでしょう。
皆が知っていて(知名度)、主役をはれて(カリスマ性?)、日本人で(笑)(同意性)を兼ね備えていて、確実な援軍である印籠(ドイツの新兵器とやら)を振りかざすことが出来れば、胃を煩わすことなく溜飲を下げることの出来る小説が出来上がるというだけです。
こるべっと
- 答えは単純明快で、
「その方が本が売れるから」
でしょう。
売れない本は出版社が出してくれません。そして、売れるってことは、それを支持している人がたくさんいるってことです。それはミリタリーマニアと呼ばれる人々とは必ずしもイコールではありませんから、ミリタリーマニアとしての頭で理解しようとしても無理があるんじゃないでしょうか。
さらに言えば、理解できないからと言って否定するってのもどうかと思います。あれを否定すると、「特撮ヒーローもの」もすべて否定しなくちゃいけなくなりますね(笑)。
何でもかんでもその中身に答えを見いだそうとせずに、背景とかも考えてみるといいでしょう。
ちなみに、ツッコミはそこら中で入れられていて、ネットでも方々で見かけますね。
胃袋3分の1
- 売れること優先でやると、「山本五十六、戦艦大和、無敵の零戦」が三種の神器だそうで(笑) 想定客層(平たく言えば40代以降の男性)がまず確実に知っていて、活躍させると映えるものを選ぶとこうなるんだとか。もう少しマニアックにすると、山口多聞だの紫電改だのになるんですが。
で、まともな軍事ファンからツッコミを入れられるのは、「本格シミュレーション戦記」だのといった本格派をうたっているにもかかわらず穴があるもの、です。徹底的にエンターテイメントに振った作品に対しては、そもそも突っ込みを入れません。そういう批評対象ではないからです。お約束を知ったうえで楽しむものですからね。
#陸上戦艦大和とかいい例だな……
tac
- >5.
読者層の知識蓄積に伴い、零戦の神通力はさすがに薄れてきてますね。
大和と五十六はまだまだ現役ですが^^
勝井
- 便乗質問なのですが、太平洋戦線に関するゲーム、シュミレーションゲーム等で
現実性が比較的高い製品はあるのでしょうか?提督のO断、太平Oの嵐 等は
かなり現実性は低いのでしょうけれども・・・。
はにまる
- 毎年一定時期になると(歩兵)師団の回りに現地満期除隊者再招集による独立歩兵大隊ができ、そこから独立混成旅団が生まれる、などというルールを持ったシミュレーションゲームがあったら非常に気色悪いです。「ゲームにならない戦争」が通り相場ですね。各社そこを工夫して「筋立て」「ゲームの流れ」をこしらえているのでしょうが、そのためのルールやユニットのパラメータに「現実性」を与えるところまでは難しいでしょう。
マイソフ
- 7> ジェネラルサポートの「太平洋戦記」が辛うじて……かな? でもアメリカ軍がお馬鹿なので(攻めてくる場所が一ヶ所しかない)、全力を集中して漸減し続けると粘れてしまうのがなあ(笑) 陸戦はかなり簡略化してますしね。
tac
- 志○田かげきの本はもっと複雑です。いわゆるイロモノ?ミッドウエーで敗退したのは日本軍の戦略的撤退だとか(随分高価な囮)、日本の工業力はアメリカに劣るがそれを精神力で補ってアメリカを凌駕していたとか・・・。既に死んでいるはずの山本五十六が現れたり、阿武隈が重巡になってたり。陸攻を空母から発進させたり、第二赤城?(搭載機150機)とにかく読んでみてください。中学生の時に読んだのですが、ツッコミの連続。仮想戦記なんてそんなものです。
本の虫