622 |
迷彩塗装や服は、普通の塗装や服に比べてどのくらい時間がかかるのですか? B∩B |
- 迷彩塗装と言っても、迷彩効果を高めるために前線で応急的に有り合わせの塗料、材料を用いて短時間でやってしまうケースもあります。
例えば、41年冬の東部戦線の独軍の車両はグレーに塗られていたため雪原の中では目立ってしまうが、ろくに塗料もない。そこで石灰を塗ったくって応急的に「白色迷彩」を施したこともあります。
水性塗料をスプレーすることもあり、この場合も塗料が乾けば迷彩となります。いずれにしても塗装の耐久性に欠けることが難点ですが。こうした応急的な塗装の場合、時間をかけられないこともあって、かなり雑にスプレーしているケースも見られます。
アリエフ
- ご存知だとは思いますが、迷彩服の生地へのプリントは視縫製前の素材(原反の事)の段階で行います。
このプリントの方法ですが、私が知っているのは2種類ですので、他の方法についてはご説明出来ません。
1番目の方法ですが、基色(大元の色)に染色された生地をローラー着色機に入れて、残りの構成色をプリントする方法。
2番目の方法は、無染色の生地をローラー着色機に入れて、全ての構成色をプリントする方法。
上記の方法はいずれも原反の製造段階で発生する作業ですので、被服の縫製工程という意味では通常の被服の縫製工程とかかる時間は変わりません。
ただし、原反の製造も含めますと、ローラープリント着色する工程分の時間が余分にかかっていると思います。
具体的な時間に関しましては、私は分かり兼ねます。
ウエストモーランド
- 便乗質問で申し訳ありません
南洋の島嶼戦に投入された日本陸軍のなかには、熱帯地用防暑衣が行き渡らず
通常の夏服や白いYシャツ?を着用していた部隊も多かったため、現地で草色に
染めたと聞きます。大量の染料は何処から工面したのか、また何色のどのような
種類の染料で染めたのでしょうか?
はにまる
- 赤外線迷彩の場合
プリントだけでなく生地自体も
吸収素材でないといけないから・・・
Kleist