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非常に漠然とした質問で恐縮なのですが、 戦時下の郵便物について、どうしても思い出せない事柄があるので、質問させてください。 第一次大戦か第二次大戦か、もっと前の戦争かは失念しました。 場所はヨーロッパのどこかだと記憶します。 ある国(ないし地方)が、敵軍に包囲されてしまった。 そこで、味方がいる場所に郵便物を出す手段として、川が利用された。 金属製の球体に郵便物を詰めて密閉し、川に流す。 運良く、川沿いにある味方が拾ってくれれば、郵便物は仕分けされて宛名のところへ届く。 …………。 無論、多数が水没したが、現在でも、この郵便球が発見されれば、宛名のところへ届けらることになっている。 うろ覚えなのですが、この郵便をあつかったドキュメンタリー番組があったような気がします…。 世界不思議発見だったかな……。 穂積 |
- なんの戦争か、どこの国か、どのような郵便物だったか(名称や形状)をご存知の方がおられましたら、ご教授くださいm(--)m
穂積
- 該当の番組は知らないので恐縮しますが、
一般論では一次大戦の頃では既に郵便物は不可侵権を持っていますから、
敵味方問わずそれを保護する義務を持ちます。
可能な限り宛先に届けなくては成りません。
また、類似のケースで有名なのは普仏戦争中の重攻囲下のパリの話でしょうか。
フランスの逓信当局は気球を使ってプロイセン軍の攻囲を突破して「ただの郵便物」を
外部へ送り出していました。
(ただし、フランス政府/軍も同時に気球による外部への連絡を試みたため、標的とされ多数撃ち落とされたのでした・・・)
実は郵便(一般信書送達)とは国家の威信と信用をかけた行為で、
かつ内国郵便とは自国の支配を証明する相当有力な根拠であり、
当該地域に一般行政権の及んでいる証拠ですので
欧州ではこうした血で購う意地の張り合いが戦時には闘われていました。
(内国郵便が一度攻囲軍、つまり外国主権を経由して送達されることは、その地の外国支配を肯定する有り得ないと言う事)
外国を経ないで国内便で遅延無く送達する事に命を懸けるのが逓送人の気概です。
(ネコ如きには逆立ちしたって出来っこない)
こうした背景の中で戦われた「郵便戦」とも言うべき戦いだったのです。
うれしいなあ、こう言う質問(笑)
私もこのドキュメンタリー番組について知りたいです。
ナゾの人