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596 いつも感心して見させていただいています。ここに書いてよいのか分かりませんが質問します。よくNHKの大河時代劇などで戦国大名のことを家臣が「お館様」と呼んでいますが、「お館様」は城に住まずに館で暮らした甲斐の武田氏が領民にそう呼ばれたのであって、家臣が大名を呼ぶ言い方ではないと思うのですが・・・。
 テレビのように安土城で信長も「お館様」と呼ばれていたのでしょうか。
sige

  1. 17世紀初頭の刊であるロドリゲス「日本語小文典」によれば、「屋形」はそれぞれの国の領主(守護)の居館であり、またその人自身を指す、とあります。


  2.  江戸時代には、屋形号は特に許された大藩の領主(だけ)が使っていたそうです。もちろん他藩において、内々でどう呼ばれていたかは、与り知るところではありませんが。少なくとも、本来の意義を離れて特殊な敬称として扱われていたようです。
     ついでにいうと、「姫様」は江戸時代、将軍家息女を除き、武家では遠慮して使わない呼称でした。旗本の家では「おひいさま」などと呼んだようです。

    マイソフ


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