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昭和20年8月15日正午の玉音放送 当時の人の記述を見ると雑音だらけで内容を聞き取れたとの話は見かけません 「朕は」だけとか「耐え難きを耐え 忍び難きを忍び」だけしか聞こえなかったとの内容がほとんどです それまでの放送は何の問題もなく聞き取ることができたのに(多分) なぜ玉音放送だけがあんな状態になってしまったのでしょうか? 送信施設(含アンテナ)が破壊等のために正規の?物ではなかったのでしょうか それとも何者かが妨害電波を出していたのでしょうか セミララ |
- 日本の軍部に戦争継続を望む一派があり放送を妨害したといった話をテレビの特集で見ました。(妨害電波の話はありませんでしたが、天皇陛下の声をおさめたレコードを持ち出すだけで命がけだったそうです)また玉音放送を流すラジオの上空には戦争継続を叫ぶ宣伝用の軍部の飛行機が飛んでいたそうです。
裕
- 放送以前に音盤の録音技術の問題はどうだったのでしょう?関係者は全力を尽くしたでしょうが、機材、時間等相当に限定された状況だったのではないでhそうか。
(N)
- ほんとうに「それまでの放送は何の問題もなく聞き取ることができたの」ですか?
ここが単なる憶測ではすべての推論が無意味になりますよ。
便利少尉
- 戦争後期になると電力需要の関係で一般のラジオ放送は夜間だけだったようです。
また夜間の一般放送は若干の雑音はあったものの、よく聞き取れたようです。
だからラジオの性能によるものではなさそうに思います。
現在、TVなどで放送されることがある玉音放送の音(声)は米軍が昭和21年に原盤から複製したレコードからのようで、これは割と聞き取れるので、こちらの方が原因とも考えにくい。(原盤は現在では再生不可能のようです)
そこで想像ですが、電離層とかの関係で昼間の放送は雑音が多かったのではないでしょうか?
源五郎
- 当時の日本のラジオはスーパーヘトロダイン方式(回路の電気の逆流を防ぐものらしい)を組み込んでいなかったために、自身の電気雑音を拾う率が高いと聞いたことがあります。
(構造についての質問は御容赦)
能登
- >スーパーヘテロダイン方式
受信した電波をいったん低い周波数の内部搬送波に変調することで本来の受信周波数に近い周波数の電波との混信をカットし、かつ高周波増幅回路の効率を向上させる方式です。精度の高い連動式可変コンデンサーを使い、かつ内部搬送波用の同調回路を2〜3段設ける関係で部品数が増えるので、当時の民生品には贅沢過ぎる構造とされていたようです。
Schump
- ゴミレスで想像なんですけど。重大放送だから大勢で聞こうとしてスピーカーの音量を大きくした結果、音の歪が増大し聞き難くなったのでは?とも思います。
この時代はマグネットスピーカーで並四ラジオが一般的なものでしたから。
2HB
- ゴミレスついでに
電離層とかの関係で昼間の放送は雑音が多かったのではないでしょうか?
は疑問があります。中波の放送帯は電離層のF層が消滅するので夜間のような影響(混信など)は考えにくいのです。夏ですから雷のノイズも考えられますが、全国一律に雷のノイズと言うのも考えにくいのです。
2HB
- どうも、指摘ありがとうございます。
電離層云々の件は電波のことを知らない私が、夜ラジオが普段は聞こえない海外放送を拾ってしまうことからの想像から出たものです。
でも、昼と夜とで受信状態が変わるってこと、なにかありませんか?
源五郎
- ごみレスですが
雑音などと言う前に、言葉事態が漢文調で内容を理解できた人は、少なかったと聞いています
8bd
- 玉音放送を聞いた親戚の大半は、意味が良く判らなかったと語ってましたが
祖母は「概ね理解できた、つまり負けたんでしょ」とほざき周囲の人間に諌められたそうな
雑音がどうのって言うよりは一般民衆に理解できないような言い回しに問題が有ったのではないかと・・・
SUDO
- このサイトに玉音放送の全文が載っています。
http://www.ff.iij4u.or.jp/~eijaku/19450815.html
そもそも、当時、国民がラジオで天皇の肉声を聞けること自体が非常に稀なことです。そして玉音放送の前に予告放送があり、これで多くの国民は大本営発表どころではない国家の重大事、終戦ではないかと予想していたのではないでしょうか。最も玉音放送の口調、雰囲気からしても感じ取れたのだろうが。
でも、本放送の内容は独特な文語体だから文章を見ても結構わかりにくい。当時の雑音の多いラジオで漢文の素養が十分あるわけでもない一般大衆に対し、聞いて全文の内容を理解せよという方が無理ではなかろうか。
アリエフ
- 本土空襲がさかんな頃、ラジオの雑音の要因として、米軍のチャフ散布による
影響もあったのではないでしょうか?
アッサム
- まともに聞いても「良く理解できない」難しい表現の放送だったし、ましてプロアナウンサーでない方の発音ですから聞き難いのは今も昔も変わりませんね。
チャフ散布の雑音ですけど
ラジオの中波、短波帯での放送では影響は0ではないがほとんど問題にならないでしょう。チャフはレーダー波に対しアルミ箔などを散布し欺瞞するものですし、大量に撒けば電離層のような効果(夜間普通に聞ければ影響はない)はあるかもしれませんが、これは電波の反射で所謂雑音(ガリガリなど)にはなりません。
2HB
- 玉音放送を聞いた両親に尋ねてみました.
当時大学生だった父:非常に聞き取りにくいラジオ放送であったが内容は理解できた.
当時女学生だった母:非常に聞き取りにくく,一緒に聞いていた学徒動員の工場先の同僚も理解できなかった.
玉音放送を聞くにあたって,終戦の放送であることを予想していたなら,少々受信状態が悪くても,たとえば「耐え難きを耐え,忍び難きを忍び」さえ聞き取れれば,終戦の放送であることは理解できたのではないでしょうか?
ウマシカオ
- 正誤、。中波の放送帯は電離層のF層が消滅する。はF層ではなくD層の間違いでした
すいません。
2HB
- 実際は玉音放送に続いてアナウンサーの「解説」が流れたそうで、「終戦を告げる内容だと分からなかった」という伝説は「玉音の部分が分からない」のと「終戦が分からない」の混同によるものらしいです。しかしその解説の内容がどんなものだったのか、私は知りません。どなたかご存知?
ちなみに現在残っている開戦の臨時ニュースの録音版は、その後の「再現版」らしいですね。
実包