プラスチックモデルの購買層は
一般の小学生男子から中高生以上のマニアへと移行してきました。
これによって、新製品の開発コンセプトも、
「子供騙しの安価な物」から「高価でもマニアの眼に耐えるもの」へと移っています。
当然、値段は上がります。
市場が小さくなったことも価格に響いているでしょう。

子供が競ってプラモを買い漁る時代が終わった頃から
新製品が投入されなかったウォーターラインシリーズは、
「それまで」は人件費と材料費の上昇に追従するだけの値上げで済みました。

そして、何があったのか、
各メーカーがどういう決断をしたのかは私は知りませんが、
フジミ模型が組合から脱退し、残りの3社はウォーターラインの新開発を再開します。
新製品の投入でシリーズ全体を活性化させ、
開発費用はシリーズ全体の値上げで対応しようという考えなのでしょう。

質問に対し手短に答えるなら、
「値上げされるのは当たり前。ウォーターラインに限って変化が極端だったのは、
このシリーズ複数のメーカーで成り立っているため、身動きがとりにくいから。」

あるいは、
「各メーカーがやる気を出したから。」でしょうか。

どんべ

↑「子供騙しの安価な物」はかなり極端な言い方でしたね。
…と、怒られる前に自己フォロー。

どんべ

数が売れなくなった、という要因が一番大きいのではないかと思います。かつてプラモは今の家庭用ゲーム機のような「子供娯楽の王者」でしたから。
ささき

うん…私の住む街でも、WLを扱う模型店は一件だけになってしまいました。
ラジコン屋やガンプラを扱う店（売り場）なら結構あるのですが…悲しいのぅ。

ごるぴゐ

ウォーターラインシリーズではないのですが、タミヤの35/1戦車シリーズも倍以上になってますね＾＾；（１５年前のパンターが１０００円、現在といっても３年前に買ったやつですが３３００円でした）
模型屋のおやじさんの話では家庭用ゲーム機におされプラモを買う人が減った。
ディティールにこだわり金型から起こし新規で生産するものの数がでないためどうしても単価が上がる、高くなったのでまた売れない・・・・の悪循環だそうです・・・・


初心者ランサー

>どんべさん。「子供騙しの安価な物」から「高価でもマニアの眼に耐えるもの」
　確かに付属パーツやアンテナやレーダーの類の金属性部品が入ってよりリアルに
なっています。
>ごるぴゐさん。私の住む街でも、WLを扱う模型店は一件だけに…
　私の住んでいる町でも故郷でもおもちゃ屋はプラモ屋→ゲーム屋に変っています。ガンダムに占領されたプラモ屋の親父も残念がっていました。それにしてもガンダムの安いこと、安くて質もいいですから強いですよね。
>初心者ランサーさま。ディティールにこだわり金型から起こし新規で生産するものの数がでないためどうしても単価が上がる。
　プラモ屋の親父と話しているとピットロードのプラモが高いのはこのせいで少量生産しかしてないからだそうです。

ロックマン

「結晶化」へと向かう途中の、「量から質への転化」でしょうね。
アマチュア無線やオーディオがすでに結晶化を終えつつある中、
プラモデル（ミリタリ）もまた同じような路をたどるのではないでしょうか？
おじさんたちの「青春は確かにあの中にあった。」と思いたい。

kazz

一番の原因は従来の日本海軍艦艇のキットの品質向上のために「大型艦兵装セット」や「小型艦兵装セット」を1〜3枚付け加えたことだと思われます。あのような小さなランナーの金型を作るだけでも莫大の経費がかかっているはずです。　あのパーツの入っていない外国艦のキットは日本海軍艦艇に比べて値上がり幅も小さいです。

しばいぬ

既にプラモデルは子供の趣味ではないでしょう。どう考えても金をかけられる、大人あるいはマニアの趣味です。西洋のドールハウスに近いかも。
ガンプラにしても、今の主流はクオリティの高い MG, HG ですからねえ。それでも素のままでは満足できずに改造するし、それでも飽き足らないとガレージキットに走るし……10万もするガレージキットが、予約殺到して予定数を売り切っちゃえるってのは、何かが違っちゃっているのかも(^_^;)
tac

　友達と建艦競争に明け暮れた日々は遠く・・・・・・
（作ったのは駆逐艦ばかりでしたけど）
居眠り将軍