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488 他国の人間を罵る呼び名(ジャップ、ロスケ等)は、他にどんなものがありますか。ドイツ人のことをクラウトと呼ぶのはザウアークラウトばっか食べてる連中といったニュアンスで良いんでしょうか。
まつおか

  1. クラウト(手もとの本ではクラウツになっていましたが)は、キャベツの意味で、
    『キャベツ野郎』といったニュアンスの言葉です。
    ザウアークラウトというよりむしろ、それを中心としたキャベツ料理を良く食べることから呼ばれていたと思います。
    似たものに、イギリス人の『ライミー』、『ライムジューサー』があるそうです。
    かすた

  2. ↑うーん、どうでしょうねえ。手元のウェブスター英語辞典には、 ”kraut: see sauerkraut” とありました。英語では多分にそういう語感があるみたいですが。
    大名死亡

  3. ↑そんな記述があったとは。ちょっと資料、調べなおしてみます。
    ところで、便乗質問。
    朝鮮人に対する蔑称、チョンって、苗字の『趙』からきてるんでしょうか?
    かすた

  4. ↑いや、多分日本語の「ヽ」からだと。元々「ちょっと」という意味だったようですが、転じて「おろかな者、取るに足りないりないものとしてあざけり言う語」(広辞苑)としても使われます。明治初期の「西洋道中膝栗毛」に「ばかだの、ちょんだの、野呂間だの…」という台詞がありますね。「バカチョンカメラ」という言葉もこれが由来。(実際は「バカでもチョンと押せば写るカメラ」らしい)

    で、朝鮮人をバカにするときに、この言葉が「朝鮮」の始めの音と一致するので、侮蔑語として使われたのではないかと考えられています。
    ごるぴゐ

  5. >1, 2
     ドイツ人の意味での sauerkraut は 1869年に Joseph Heister 将軍がペンシルヴェニア州知事選に立候補したときに、 Old Sauerkraut とあだ名されたのが一般に広まり、転じてドイツ兵の意味で一次大戦中に kraut と縮められた、と「フレックスナー アメリカ英語事典(秀文インターナショナル)」にありますが、Joseph Heister なる人物の解説がありません。ネットでちょいと調べたら、出身などは書いてないんですが、
    http://www.phmc.state.pa.us/DAM/governors/hiester.htm
    の最後のパラグラフに
     Six feet tall, weighing 200 pounds, Hiester was known as ”Old German Grey,”
     walked with a malacca cane, and had a lingering Pennsylvania Dutch accent.
    とあります。ドイツ系移民、もしくはそう感じさせる雰囲気をもっていた人のようですね。キャベツが好きだったのかどうかは不明です。
     kraut は後に krauthead や cabbagehead と形を変え、cabbagehead は現在は「馬鹿者」の意味でも用いられます。
    同書には他にも Hun, jerry, sausage などが、ドイツ兵の意味で使用されていたように記されています。あれ? 「Joseph Heister」で検索したのに、このページ Hiesterになってますね。
    ウマシカオ

  6.  あと有名なのがフランス人に対する「蛙」ですね。
     聞いた話では、「イタ公」と言うようにドイツでも ”Itaker” と言うそうです。
    大名死亡

  7. あっているかどうか分からないのですが、ロシア人のアメリカ人に対する蔑称は
    “アメリカンスキー”で、ドイツ人には“ゲルマンスキー”ですよね。
    日本人やイギリス人の場合はどうなんでしょうか?
    なんだか図々しくて申し訳ありません。
    ゲルプ

  8. 7>小林源文の漫画では「ヤポンスキー」という言葉が使われてました。
    ささき

  9. >7 何でも「スキー」とつければ良いというほど、ロシア語は簡単ではないんだが・・、彼の漫画は愛読しているので許す。AnsQの過去ログにもありますが、ロシア語でドイツ人は「ニーミェッツ」と言います。「唖」を示す「ニミェーチ」という言葉から派生したようで、言葉が通じない連中といった侮蔑的な意味も含まれているようです。「ゲルマンスキー(女性形だとゲルマンスカヤ)」という言い方もあるんですが、むしろ「ドイツ」を指す公式国名に(例:ドイツ民主主義共和国(旧東独)の「ドイツ」に相当する部分)用いられたりするのが普通で、「ドイツ人野郎」と言う言い方にはそぐわないんです。
    アリエフ

  10. 補足:「・・スキー」とつけるのは形容詞です。「イポンスキー」は「日本(人)の」という意味、「日本人」(集合名詞)なら「イポーニエッツ」が正しい。
    同様にアメリカ人は「アメリカーニエッツ」、イギリス人は「アングリチャーニン」。ドイツやイギリス等を除き、大抵は「国名+ニエッツ(エッツ)」で「・・国人」という言い方になります。侮蔑的表現までは知らんが。
    アリエフ

  11. ・・・スキー(-ski, -sky)は普通名詞の語尾に付けてスラブ語風の語を作る俗語だそうです。TU-144 の西側の渾名が「コンコルドスキー」だったりするくらいですから。
    http://www.wingshots.online.fr/Tu144.html
    ウマシカオ

  12. ↑補足:もちろん「英語で」のハナシです。
    ウマシカオ

  13. イポーニェッツというのとヤポニェチというのは違うもんなんですか。僕はイポーニェッツというのが「日本人」で、ヤポニェチ、ヤポンスキーという場合侮蔑的な意味を含むと思ってました。
    あと滝沢聖峰の漫画でフィンランド人がロシア人のことをリュッシャと呼ぶシーンでルビが露助と振ってありました。フィンランド語ではロシア人は正式には何というのでしょう。
    まつおか

  14. 某仮想戦記で“殺してやるぞゲルマンスキー!”とあるソ連兵が叫んでましたし、
    小林先生の漫画でも“ゲルマンスキー”とあったので、それが正しいのかと思っていました。なんだか奥深いですね。
    ちょっと勘違いだったようです(^^ゞ 有難う御座いました。

    いつも皆様の知識量に驚かされているのですが、相当勉強なされているようで
    やはり凄いですね。


    ゲルプ

  15. これは少し違うのかも知れませんがよく日本人に対して
    英米では「イエローモンキー」ロシアでは「マカーキ(猿)」
    という話がありますね。
    畝傍

  16. >11
    よくアメリカ人が自国の兵器に似ているソ連製兵器を「〜スキー」と呼びますよね。
    たとえば、トマホークスキー(SSN-21?)とかハープーンスキー(?)とか。
    もちろん、正式にではありませんが。
    Jabo

  17. >イポーニェッツとヤポニェチというのは違う・・
    それ、キリル文字で書けば同じだと思う。英語の「ジャギュア」と「ジャガー」のようなもので、日本語の表記がロシア語の発音を正確に表せないために人によって違いが出てくる。その最初の音って、イとヤの中間のような音なのだ。
    アリエフ

  18. 17>それ、キリル文字で書けば同じだと思う。
    ”Японеч”でしたっけ?
    PT

  19. 中国人に対する「Chink」というのがありますね。日本人に対するジャップにほぼ近いニュアンスでしょうか。
    海機55期

  20. イギリス人をライミーと呼ぶのは英海軍が壊血病の予防に水兵にビタミン補給用のライムを配給したからだと,たしかアシモフが書いてました.
    熱圏


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