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452 軍事とはずれるんですが、映画やドラマに出てくる「プロップガン」って、かなりリアルに出来てるようなんですが、ああいうのは普通の人でも所持できるんですか? あと、外国ではシーンによっては本物を使う事もある、と聞きましたが。
豆腐ヨーカン

  1. 映像で見る「リアルさ」と手にとって感じる「リアルさ」はかなり異なります。撮影用のプロップがリアルに出来ていると感じられるかどうかはちょっと疑問です。極端な色調、極端な艶消しなど、塗装、仕上げ等がレンズを通してリアルに見えるように施されていますので実物を見ても感動できるかどうかは疑問です。所持に関してはモデルガン同様適法であれば所持は可能でしょう。
    BUN

  2. 国内においては劇用であっても模造銃は銃刀法の規制の対象なので、それを順守した作りになっていなければならず、そういう意味では所持に問題はないでしょう。

    リアルさに関してはそういうふうに見せる&撮るのが「演出」ですので、実物を目にすると多分、幻滅なさるかと・・・(;^^)
    suika

  3.  日本国内で使用されるプロップガンは、モデルガンを改造したものです。市販のモデルガンだと、マズル・フラッシュが貧弱です。カメラに写りません。そこで、特別な火薬を発火できるように改造したモデルガンを撮影に使っているんです。
     これらのプロップガンは、特別な許可なしに所持できたはずです。ただし、市販はされてません。また、火薬に関しては、特別な資格を要求されると思います。
     外国では、映画の撮影に実銃を使うことが多いようです。ただし、実銃をそのまま使うかというと、そうでもありません。空砲で作動するように改造してるので、そのままでは弾丸を発射することができなくなってます。
     また、日本でも、撮影に実銃を使うことがあります。「ガメラ3」では、防衛庁が撮影に協力してくれたので、本物の小銃が使われてました。古い映画を見ると、実銃が使われてることもあります。
    ツカドン

  4. 「プロップガン」と言う言葉は初めて眼にしたのですが、
    それでも参考程度にはなるかと思いますので書かせていただきます。
    (ツカドン氏の回答を読んでの推測です。)

    私の知人に土木作業の危険物の資格を持っている人がいるのですが、
    同じ資格で打ち上げ花火も扱えるそうです。
    (事実、その知人は毎年の祭の際、射場でプロの花火師を手伝っています。)
    「プロップガン」も同じ、あるいは類似の資格で射撃(?)可能かと思われます。
    ただ、扱うために資格が要るような危険物は、たいてい貯蔵や管理に細かい規定があります。
    ですので、単に所持するだけならともかく、実際に撃つとなると、
    結構ハードルが高いように思われます。

    どんべ

  5. 私は学生時代その手の仕事(アルバイトと言うか副業)をしていました。
    当時(15年以上前)はほとんどが市販のモデルガンをそのまま使っていました。
    迫力を出すためにマグネシウムの粉を仕込んだりカートリッジを改造したりしたものがほとんどで、専用に作られたプロップガンは使っていませんでした。
    けれど、市販のモデルガンとはいえ第一次銃規制前のものも(銃身筒抜け&全金属製)ありましたから、特に発砲時にはかなりの迫力がありました。
    日本で使われていたプロップガンはほとんどが昭和40年代から50年代に作られたもので、
    実銃を改造したものや海外製モデルガン(マテル社製のトイガンなど)を改造したものが使われていたそうです。
    なお、映画に関しては当時の警察はかなり寛容だったようです(ヤバイ話が山ほどあります)。
    ただ、今の日本製プロップガンについてはまったく知りません。

    ”リアルさ”については基本的には雰囲気がでていればそれでいいでしょう?
    日本のマニアぐらいですよ「あそこの形状が違う」だとか「あれは○○社の○○じゃん」とかつっこむのは(笑)

    爆発物取り扱いの資格については年間に使用できる火薬量をふやすために取得した仲間もいますが、これも昔の話なので参考にならないと思います。

    もう一つ、昔「GAN」誌でプロップガンについて連載がされていました。
    たしか単行本になっていたと思いますがどうだったでしょう。
    Jabo

  6. ごみレスです(^^;
    昔、「GAN」誌でプロップガンの撮影現場の特集がありましたが、拳銃を発砲する悪役の後ろ(カメラに写らない位置)から、スタッフさんがパチンコを使って、カンシャク玉を飛ばしておりました。物に当たれば、いかにも跳弾ぽく映るのだそうです。
    穂積

  7.  今や電着プロップとモデルガン改造プロップが主流の日本映画界ですが、1964年頃までは、映画会社が独自に実銃を所持していた他、警察、自衛隊、在日米軍等から許可を得て実銃を借り受けて撮影に使っていたことがあります。が、盗難事件が起きたことや、手続きが煩雑なこと、電着やモデルガンが使われるようになったこと、東京オリンピックを契機に治安引き締めが計られた等の理由により行われなくなりました。
     この時代の日活アクション映画辺りをチェックしてみると実銃が見られます。

     映画『ガメラ3』で、自衛隊の協力により本物の64式小銃と62式機関銃の空砲射撃が使われたのは記憶に新しいところです。この映画で、イリス亜成体を攻撃する普通科先遣小隊の64式小銃&62式機関銃の銃口をよく見ると、空砲用銃身(消炎器に穴がない)になっているのがわかります。
     初期の東宝怪獣映画では、自衛隊の協力で軽機関銃の空砲射撃が使われたことがあります。

     ハリウッド映画で使われる実銃プロップは、薬室部分にチョークと呼ばれる部品を溶接して実弾が装填できないようになっています。オート・ピストル等の場合、作動を確実にするためストレート・ブローバックに改造したりします。また、空砲の入手の便を考え、異なる口径の銃を入手しやすい空砲仕様に改造することも多いようです(.45ACPのオートを9mm空砲仕様に改造する等)。発砲しない投げ捨て用や殴り用の銃は、ゴム製のブンチンモデルを使ったりしますし、エキストラが持つ銃などは日本製のトイガンでごまかす場合もあります。
     あと、日本のモデルガン・プロップもそうですが、手に入りにくい銃は、他の銃をベースに改造することもあります。イスラエルのUZIが手に入りにくかった頃は、イングラムに前後を継ぎ足したウジグラムなどと呼ばれるプロップを使っていました(余談:ウジグラムと本物のUZIを見分ける点は、射撃中のコッキング・ハンドルが動いてるか否か。UZIは動かないがイングラムは動く)。また、ルガーP08が手に入りにくかった頃に作られた、.32口径のリボルバーをベースにP08の皮を被せたプロップもあります(銃側面に蓋が付いていて、開けるとシリンダーが見える)。一般市販されないFN P90は、イングラムにP90の皮を被せたプロップが作られたほか、FN社がイギリスのプロップメーカーに特製の空砲仕様銃を贈ったという話です。
     最近では、日本の電着プロップに似た構造の電気着火銃もあるようですね。

     日本みたいに蛍光ピンクってことはないですが(笑)、海外でも映画の銃の発射炎は往々にして大袈裟なときがあります。例えば香港映画『男たちの挽歌2』で、主人公がショットガンをぶっ放すシーンがありますが、この時のショットガンの発射炎は、どう見ても長さ1mくらいあるんじゃないかと思うくらいデカいです(;^_^A
    ブラック・タロン

  8.  そーいや「ガメラ3」のあのシーンは異様にガンマニアくさい画面でしたねえ…。まあぼくにとってあの映画は前(検閲削除)
    大名死亡

  9. >7 回答ありがとうございます。映画会社が実銃を所持しているとは思いませんでした……。
    豆腐ヨーカン

  10.  3>確かエアーガンのカスタムの本に載っていたが、モデルガンをプロップガンにカスタムするという形で市販されています。また、使用にさいして、特別な資格を要求されないと書いてあったような気がします。
    ザイドリッツ


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