『青木ヶ原樹海では地面（溶岩）に鉄分が含まれているために方位磁針が狂う』とよく言われますが、実際にはそんなことはないと聞いています（以前ＴＶ番組で実験していたと思う）。あそこに入ると出られなくなると言われるのは、周囲の景色がどこも似たように見えるため、うろうろしているうちに方向感覚を失ってしまうからだとか。
ブラック・タロン

　全然答えにならないのですが、少し書かせてください。

　自分は青木ヶ原には行ったことはないし、
映像で見る機会もあまり多くはありませんでしたが、
溶岩の上に木が倒れ、その上に落ち葉の積もった青木ヶ原は、
地形が平坦な割には、かなり歩きにくいところだと聞いています。
見通しも悪いはずですから、一度迷うと脱出は困難なものなるでしょう。

　もっともそれは「日常生活の延長」程度の心構えで臨んだ場合であって、
訓練された兵士がそれなりの服装
（軍手があるだけでも違うと思うし、登山ナイフ《ナタでもいい》があると便利）
で臨めば、そう危険なところでもないように思えます。

　ところで、こういった、
「都市での生活の心構えで入り込むと、生命の危険さえある自然」が
日本に残っているということは、個人的には、とても嬉しいことなのです。
それは、私が釣り師として、いくつかの罪のない生き物を殺めてきた人間だから、
そう思うのかもしれません。

どんべ

学生時代の友人仲間が樹海縦断に成功しています。
彼曰く、

「サルガッソやバミューダ・トライアングルの伝説とかわらんね」

マネしちゃだめだよ。そいつ、腹空かすと野良ネコしめて鍋にぶち込むこうなヤツだから。
雪風２

　回答、ありがとうございました。たしかに言われてみれば納得ですね。土中に鉄が大量に含まれてる程度で磁石が狂うなら、軍艦の羅針盤はどうなるの？と簡単にツッコミのできる質問でしたね。
ツカドン

船舶のマグネットコンパスは、マグネットコンパス横に装備された鉄球により磁気を補正して使用していると聞いています。
木造軍艦でも、装備した大砲などの影響を受けたとのことですので、船舶用マグネットコンパスには、艦内の鉄製品の影響は無視できないものであると思われます。
SAW

　実際に現地で訓練を実施した私の先輩や同僚の話によれば、通常の訓練と同じようにコンパスを使用して行動するそうです。最近はＧＰＳも併用することもありますが、過去にも特に大きな事故は聞かないそうです。私自身も青木が原へレンジャー訓練の支援で行った時にコンパスを見てみましたが、それほど大きくは狂わなかったように記憶します。
　実際に青木が原で訓練を実施して恐ろしいのは迷うことよりも、自殺された方の遺体を見つけてしまうことで、はっきり言ってよく見つけてしまうそうです。
ヨリ１３２８９９０