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はじめまして。質問させていただきます。シールズや水中処分隊のようなダイバー部隊はサメやダツなどの危険な海洋生物に何か対応策をとっているのでしょうか。魚よけの薬品とか。それとも魚が怖くては戦闘ダイバーはつとまらない? もぐら号 |
サメ対策用として、檻やチェーン・スーツ(鎖帷子みたいなもの)などがありますが、海軍等のダイバー部隊がわざわざこれらを装備しているとは思えません。『サメには近付かない&近付けない』を鉄則に行動しているものと思われます。
ちなみに、サメ用チェーン・スーツは、サメの歯を防ぐことはできますが、それでも噛まれれば骨折の恐れ有りとか。サメの顎の力は強いのです。
以前『ゴルゴ13』でサメが出てくるエピソードがあったとき、沖縄界隈の漁師がサメに襲われたときに使う手として、『サメの鼻面をオール等で叩いて退ける』というのが紹介されていました。
わしの手元にあるサメ展のパンフには、サメから身を守る基本原則として以下のような項目があります。大抵のサメは人間を見ると逃げるそうですが、中には人間に興味を持つ奴もいるので、以下の項目を守れば事故に遭う危険を低くすることができるそうです。
1/一人で潜ったり泳いだりしない。
2/急に深くなる場所、狭い水路、過去にサメの被害があった場所、漁船が物を捨てる場所等は大型のサメがいる可能性が高いので泳がない。また、サメの活動が活発になる夕方や夜も避ける。
3/サメを近付けない。サメは血の臭いや不規則な低音を探って近付いてくるので、血を流したまま海に入らない。船からゴミなどを捨てない。犬と一緒に泳がない。魚の暴れる音や、岩や海を擦る音などをできるだけ出さない。
4/早くサメを発見し、危険な種類かどうか見分ける。ダイビング中は、周囲に注意し、水が濁っているときはダイビングを避ける。大型のサメや泳ぎ回るサメは危険な種類と考えた方がよい。
5/危険と思われるサメがいたら、すぐに水から出る。特に獲物を持っている場合はすぐに捨てる。
6/安全と言われるサメでもいたずらしない。噛まれることがある。
ブラック・タロン
紅葉饅頭
良く似た話でサメは渋い浪曲が苦手、とか言うのをある4コマ漫画に書いてありましたぞ。
なんでも低い音が苦手なんだそうですけどね。
まぐまぐマグロ
音波、薬品、ゴムによる保護袋等紹介されていました。
昔言われたゴルゴ13方式は第一次大戦から英国軍に
伝わっていますが、戦後の研究では、バチャバチャという
音は、返ってサメを集めるそうで、静かに浮かんでいる
方が良いとの事です。
通常ダイバーが襲われることは少なく、サメの方でも
必ず警戒信号を出すことが確認されています。
これはサメを追跡していると、次第に大きく体を
くねらせだし、一定の距離を越えると噛み付いてきます。
NATIONAL GIOGRAPHICのVTRでも紹介されています。
FUL
戦時中に乗っている船が沈み、海を泳いでいる時サメに遭遇したら褌を長くし泳ぐと襲われない(サメは自分よりお大きなものは襲わないから)とか蛸の墨を流すとか、聞いた事がありますが効果については責任持てません。(笑い)
2HB