航空機が地上の攻撃目標を把握するためレーダーの電波を発射すると、グラウンド・クラッタ−現象により電波が散乱してしまうため、あまり有効ではありません。むしろ、車両から出る赤外線を感知したり、光量を増幅する装置によって目標を確認する方が一般的です。
対空レーダーを用いる対空ミサイルや対空車両なら、航空機の電子戦攻撃に対抗するため、ＥＣＭやＥＣＣＭ装備を十分施しているけど、その他の車両にとっては、ＥＣＭ装備の必要性はあまり高くなく、むしろ赤外線放出量の削減の方が重要な課題でしょう。
アリエフ

ＡＨ−６４なんかでは排気口にブラックホールなる赤外線減衰装置をつけていますが車輌にもそのような装置があるんですか？

ＥＣＭではないですけど、敵航空機、ヘリ、誘導弾に高出力のマイクロウェーブを照射すれば、電子回路やセンサーが焼きついたりしませんか？
ガルウィング

＞敵航空機、ヘリ、誘導弾に高出力のマイクロウェーブを照射
理論的には可能だろうけど、マイクロウェーブを照射するための電力が馬鹿にならないと思う。共通の原理を用いている電子レンジだって、エネルギー効率は極めて低いという。火力又は原子力発電所と一体となったマイクロウェーブ照射機でないと難しいのでは。これを搭載した車両は、どれくらいの大きさになるのだろう？
アリエフ