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20世紀初頭は、酸素濃度が26%ぐらいだたって本当ですか? 100年でこんなに変わるとは思えないのですが・・・ このとおりなら、当時の自動車は燃焼不良になったりするのではないでしょうか? そもそも、どうやって調べたのでしょうか? ちなみに、この情報は、酸素バーの人が、現代は酸素が不足している事の論拠として言っていたものです。 ms |
もし酸素が26%ぐらいだったとするならそのしわ寄せは殆ど窒素に行くことになります。
(酸素26%、窒素73%、その他1%ということです)
事実だとするなら酸素が減ったんでしょうか?窒素が増えたんでしょうか?
その両方なんでしょうか?で、その変化した分の酸素や窒素はどこいったんでしょう?
酸素濃度19%以下になると様々な障害が出始めるそうですから、このペースで低下を
続けたら100年後にはどうなるんでしょうか?人間に限らず生命全体の危機ですよ。
事実だとしたら何故問題にならない?何故対策しない?
ちなみに問題になっている二酸化炭素ですらここ100年間での増加量は0.01%です。
その論拠とやらをのたまっている人に是非聞いてみてください。
PT
酸素バーで漁ってたらこんなページを見つけた。
http://www.trint.com.au/healthy/index.htm
300年前は現在より30%ほど酸素が多かったそうだ。
近年は毎年0.5%ずつ酸素が減少しているそうだ。
何に対するパーセンテージかを書いていないところがポイントですね。
PT
アリエフ
てことは、現代がほぼ20%ですから、単純に3割増しの数値に勘定した
可能性が高そうですね。
「何%変動」と「何ポイント変動」は似て非なるものであることを考慮しなかったんじゃないでしょうか?
勝井
この前うちの近くで、「タキオンあります」という看板を見かけて以来の感動です。
100年前、酸素濃度が今より25%高かったとすると、火事がこわいですね。地質学的な研究の中にはかつて空気中の酸素量が現在より大分高かった時代があるという説がありますが(これはマジ、ただし億年単位の話)、その場合の山火事の発生率の推定値は恐るべきものでした。我々は酸素濃度が下がったことに感謝すべきです(特にスモーカーの方は今の時代に感謝しましょう。百年前だと、タバコの火はあっという間に燃え尽きるし、元々高いタバコの火の温度はもっと高くてやけどしたら大変だし、火のちょっとした不始末で簡単に火事が起きます)。
酸素濃度25%プラスということは、(単純化すると)100年前のガソリンエンジンはみんな0.25気圧の過給器がついているのと同じ事になります。まあ、軽い過給ですが、100年前のエンジンをレストアして回してみても、当時の8掛け程度の出力しかでないでしょうね。
また、20世紀初頭の艦船の設計についても我々は大きな誤解をしていました。この百年間で、ボイラー設計にあたっての基本的な数値、つまりボイラーの燃焼温度(百年でかなり低下、耐熱性その他の設計は最近の方がずっと楽だが、燃焼効率も相当ダウン、航続距離に悪影響)、吸気管・煙突のサイズ(この百年でかなり大型化)など、大きく変わりました(聞いたことないけど)。
19世紀末に吸気不良の蒸気船を作ったりする設計者は、これまでの理解より25%ほどあほうの度合いが高いわけです。また、20世紀初頭に作られ半世紀近く現役だったような長寿艦は、配管の老朽化に加え酸素濃度の低下による出力低下に悩まされました。
このほかにも溶鉱炉の必要性(昔は鉄をつくるのがとっても簡単なはず、江川太郎左右衛門は無能!)とか、肺の機能が不十分な未熟児の死亡率の増加傾向(が絶対あるはず)とか、焼き物の謎(ウエッジウッドが200年間同じ技法で皿焼いてるというのは絶対ウソのはず)とか、いろいろ考えられますが、キリがないので後略。
いやあ、凡百の仮想戦記よりずっとすごい。
msさん、面白い情報をありがとうございました。
私の解釈としては酸素バーの方が語られていることは、マチガイとかウソとかというよりホラです。
カンタニャック
危険数値として上限濃度として規定していた数値だな…。これが本当なら100年前には
各種機関が良く爆発していた可能性がありますなぁ。
大塚好古
真っ赤な嘘だったのですね。
書き漏れましたが、私はその酸素バーに行ったのではなく、記事を見たのです。
朝日新聞に酸素バーについての記事が載っていまして、その中に酸素バー経営者の発言があり、
「太古(数億年?)の酸素濃度は36%、20世紀初頭の酸素濃度は26%。いまは21%だから、いかに酸素が不足してるかが分かる」
との内容でした。
あの天下の朝日なので、一笑に付すわけにも行かず、さりとてすぐには信じられません。
そこで、インターネットで検索してみると、発言2番のPTさんの書いてあるページが見つかり、やはり本当だったのか?と思いました。
・・・ですが、それならアンチック自動車はまともに動かないのではないか? 女神さまのブラフシューペリアは不調だったはずでは?・・・と思い、いくら考えても分からなかったのでここで質問したのです。
しかし、
>最近の研究では地球上の酸素はどんどん減少しているそうです。
本当に研究したのかって言いたくなりますね。
こっちは健康食品会社みたいだし、酸素バーの人も言っていたって事は、この業界では広く信じられてるんですかね?
ms
>こっちは健康食品会社みたいだし、酸素バーの人も言っていたって事は、
>この業界では広く信じられてるんですかね?
商売のために業界みんなで嘘をつく、というのはよくある話です。
少数が真実を述べていても、部外者は多数派の言うことを信用します。
SADA
>「太古(数億年?)の酸素濃度は36%、20世紀初頭の酸素濃度は26%。いまは21%だから、
いかに酸素が不足してるかが分かる」
これも何に対する酸素濃度のパーセンテージかって何も書いてないんですよね?
地球の大気中の酸素濃度なんてことはどこにも書いてないけど、こういう書き方をすることで
読んだ人が勘違いする。結果として商品が売れる。というのがこの手の商売のやり口です。
(都合のいい情報だけをうまく紹介して都合の悪い情報は出さない)
PT
ms
いえいえ、PTさんの、>1、>2での指摘の意味は皆さんに十分伝っていると思いますよ。
私もPTさんのお答えで必要十分だなとは思いつつ、ついつい悪のりしてしまいました。
実はPTさんの>2に従って、私の>5でも、
1)気圧は現在と同じで酸素の割合が26%の場合
2)酸素の絶対量は今のままで、窒素等がその分(=酸素の割合が26%になるように)少ない場合(つまり100年前の気圧は、約0.8気圧だったという設定。こんなことに気がつかないなんて、気象庁はこの100年間何やってるんだ!)
3)酸素の絶対量は25%増だが、ついでに他の要素も全部25%増しという設定(ちょっと無理があるか)。でもこうすると100年前の地球は1,25気圧。これもなかなか面白い。飛行機は飛びやすいし…、火薬の威力がわずかに低下する筈だし)
全部、書こうかとも思ったのですが、あまりにうっとうしいので、1)だけにしました。
>msさんへ追伸
質問にありました、「100年前の酸素濃度を調べる方法」をいくつか思いつきました。
まず、日露戦争前後の旧制中学か高校の化学の教科書を探すのが手っ取り早いでしょう。百年前のブリタニカ百科事典を探して「空気」の項目を引く手もあります。理科年表CD−ROMでもよさそうですが、1920年代までしか遡れないかも知れません。
とにかく人類は200年以上前から空気中の酸素の割合をかなり正確に測定する科学力をもっていました(みんなラボアジェとかプリーストリとかの名前を高校の化学の時間に覚えさせられた筈なんですがね…。私もそうですが学校で習ったことは特に興味がない限りスッキリ忘れますね)。
空気中の酸素の割合について重量パーセントなのか、体積パーセントなのかは、
カンタニャック
またやっちゃった。>11の最後の1行は消去ミスです。忘れてください。
カンタニャック