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255 1/48の戦車って見かけませんが何故この縮尺の戦車ってないんでしょうか?
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  1.  48の戦車はプラモの黎明期にはレベルやオーロラ等外国製プラモがかなり存在していました。(MBT−70やM−109、チハ改もあった。田宮の旧35のT−34はレベルの48の影響をうけた拡大コピーでした。まあ、当時としてはそれだけ精密だったということです。)
     日本ではサイズが適当であった為に、動く戦車のスケールとしては当初かなり一般的なスケールで、ゴムキャタピラの戦車が多くのメーカーから発売されていました。(出来はともかく車種は色々在りました)
    70年代前半にジオラマブームが起こった際に「35より安く小さくジオラマ向き」ということで本格的スケールモデルシリーズをバンダイが発売しましたが、ブームの終息と共に急速にすたれ、残ったコアファンだけが田宮の35と更に小さい76クラスのミニスケールに集まって今日に至るのです。
     バンダイのシリーズは出来は玉石混交ですが、車両の内部を再現していたり、アクセサリー類が初心者向けに使いやすい物であったり、車種の選択がユニークだったり(ベスペ、四号D型、三突B型等がありパンターはG型で、ティーガーIIはポルシェ砲塔だった)今でも魅力がありますが、フィギュアが小さく作り込みにくいとか、追随する他社が育たなかった等の問題が在りました。

    48の戦車が少ない理由は大雑把に言っても以上のようなそれなりの物語となります。
    BUN

  2. 話を国内に限ると、
    昔は戦車プラモはモーターライズが常識でした。
    単二電池をふたつ載せたり、リモコンギヤボックスを載せたりすると、
    1/48スケールでは、多くの車種で正確な形状が出せなかったはずです。

     BUN師匠も書かれていますが、ディスプレーに特化したバンダイの
    シリーズのみが、「本格的スケールモデル」と呼べるものでしょう。
    どんべ

  3. ↑なんか言葉が足りない。
    「スケールモデル」と「モーターライズ」を両立し、採算を得るためには、
    1/35が最小スケールであり、最適ではなかったかと思う、ということです。
    どんべ

  4. でもシリーズ商品としてワクワクしながら買ったのはバンダイの48だったなぁ。
    当時、志はタミヤより高かったと思う。その後のガンプラブームを生み出せたのも
    この頃からの土壌があったのでしょう。
    日本のプラモの牽引車というのはひょっとすると「田宮模型の仕事」じゃなくてバンダイだよなあ。
    BUN

  5. ガンプラがディスプレー専用のスケールモデルとして商品化され、
    キャラクターモデルを「お子様向け」から脱却させたのは確かです。
    師匠のおっしゃる通り。

    でも、戦車モデルを商品化し続けたのは、ミニ四駆で利益を出していた、
    つまり、モーターライズキットで成功していたタミヤ模型なのですね。
    どんべ

  6. ほほう、さすが地元静岡県人の見解は違いますね(笑)。
    BUN


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