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プラモを作ってて疑問に思ったのですが、塗料の色に世界的な基準はあるのでしょうか? 例えば、タミヤとグンゼの同じ名前の塗料は同じ色なんでしょうか? (ヨーグモス) |
BUN
(ヨーグモス)
BUN
多少間違っていてもいいから、
シリーズ全体の「統一見解」が無きゃいけないと思います。
あれじゃ、参考にさえなりません。
どんべ
模型は自分で作る物。統一見解なんて百害在って一利無しですよ。みんな自分の努力と力量に合わせてリサーチすればそれで楽しいのでは?
それに艦艇の塗装に関して統一見解といった一貫したリサーチは今だ為されていませんし、各説あって結構だと思います。
BUN
私はむしろそういう「統一見解」は怖いと思います。一時期(1980年中頃)「プラモは精密かつ正確でなければならぬ」という一派が一世を風靡し、「不正確な模型」や「考証の間違ったジオラマ作品」を模型誌上で叩きまくった結果初心者離れを起こし、スケールモデル衰退を起こした過去がありますから。
それに「実物どおり」の色が必ずしも模型として映えるとは限らないですしね。模型メーカーがプラモのモデリングにあたってある程度の「デフォルメ」を施して見栄えを良くしているのと同様に、標準塗色についてもなるべく既存の色の組み合わせ(初心者にとってプラモに塗料を塗るのは一大冒険です。僅かな色調差のためだけに混色作業やら別の色瓶購入を強いてはなりません)で「本物らしく映える」色が出るよう、各社ともいろいろ工夫しているはずです。
そうやっていろいろ工夫しているからこそ、模型にメーカーごとの個性が出てくるのだと思います。その個性が気に入らなくなるほど技術が向上したなら、自分で塗料を混色して自分なりの「リアルな色」を追求すればいいのではないでしょうか?
ささき
思うところがありますので、書かせて頂きます。
私が言いたいのは、
1.模型は、初心者にとっては、それ自体が資料である。
2.模型にフィクションが入り込むのは止むを得ない。
の2点です。
1に関しては、模型を通じてこの世界に入った私にとって、ある意味当然の事です。
模型を資料と捉えている初心者に対し、
塗装に関しては自分で調べなさい、というのは、ちょっと冷たいと思うのです。
どこか、「攻略本が無いと絶対クリア出来ないゲーム」と同じような印象を受けます。
2に関しては、特にウォーターラインに関しては、1/700という小スケールであるという事、
多くの艦艇を発売しなければいけない事から、
省略やデフォルメ、一部に想像があるのは止むを得ないと考えます。
しかし、「一度ついた嘘はつきとおす」というのが優れたフィクションであって、
例えば多くの艦艇に搭載されている12.7mm連装高角砲なんかは、
少々カタチが違っていても、統一されていた方が、気持ちがいいと思います。
(最近そういう方向になっていますね。)
WLに関しては「メーカーごとの個性」は、ちょっと置いといて欲しいところです。
同じように塗装についても、メーカーの指示通りに塗れば、それらしく、見栄えの良い物となり、
複数の完成品を並べても違和感が無い、というレベルの指示ができないか、
言ってみれば、「完成された半フィクションの世界」を暫定的な指標として
初心者に示せないのか、という事です。
「初心者にとってプラモに塗料を塗るのは一大冒険」であるからこそ、
なおさらそう思うのです。
プラスチックモデルは、単なる素材では無く、
エンターテイメントであって欲しいと思っています。
ちょっと自分の話を。
私は子供の頃タミヤの「チハ」を作った時、迷彩でおもいっきり失敗しまして、
後に「チハ改」を作った時にジャーマングレイで塗ってみたら、
妙にカッコいい物が出来てしまいました。
また、やはり子供の頃「ピンクパンサー」を作った際、
本当にピンク色に塗ったらおもいきりダサくなってしまい、
最近作った同じキットでは、ダークイエローに塗っています。
と、いうように、私はかなりの大馬鹿野郎なのですが、
それでも、細部についてはそれらしい色にはしたいと思っています。
例えば、ゴムタイヤを赤に塗るのは絶対嫌です。
長々と失礼いたしました。
どんべ
各社の塗料につき、他社相当色の塗料との対照表みたいなものはないのでしょうか。
洋モノキットを買ってくると色指定がハンブロールだけだったりして、そこで製作がストップすることがあり、大変に不便な思いをしているのです。
Schump
(入っていないモノも多いですけど)を見ながらそれに近い色を使ってました。
基本的には箱絵のイメージで塗装するのが(プラモとしては)ベストなのだと思うのですが……
勿論、歴史上の実在した塗装を再現したいという人は独力で資料を集め、塗装すればいいし
そういったものを全く無視してオリジナルの塗装をしたい人はそうすればいい。
必要な色がなければ自分で調合です。
私がプラモをやめる直前の頃には大半は自分で調合していたような記憶があります。
タミヤとグンゼは勿論のこと、タミヤでもアクリルとエナメルではやはり微妙に違う。
(昔はレベルカラーなんてのもあったなぁ……)
極端な話、同じ色といってもビンによって微妙な違いがあります。
(メーカも基本的には原色を混合して作っているだけなので、混合の度合いによって差が出る)
原色(白、黒、赤、青、黄)あたりはさすがにそんな差は出ないので、これらを元にして
自分なりの調合リストを作ってそれだけを使用するというのが究極でしょうか。
(さすがにそこまでやっている人は知りませんが)
各社の塗色の対応表に関しては、「近い色」ならそれなりに示すことができるでしょうが、
「同じ色」というのは恐らく不可能でしょう。
マンセル色票でも使って、「ハンブロールのxxはどれに近いか」みたいな話が現実的でしょうか?
ただ先に書かれているとおり、同じメーカでも時代によって色が違っていたりもしますので
このあたりは注意が必要かもしれません。
PT
で、それ以来色にうるさいお客さんには日本塗料工業会の色票番号を使っています。
これはマンセル値をベースとしていますが95年版以降、色相、明度、彩度を区分した三属性表示方式になっています。
NIM
めっきりもなにも、全然作んなくなった今日この頃(笑)ですが。そいえば、
軍艦色とかも自分で調合して「おぉ!これはベスト!」って思っても、次回に
は再現出来ないんだなぁ。これが・・なんでだろ。そのうち変な色になるし、、
tackow
BUN
tackow