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現在、戦後すぐの日本の状況について調査しています。 戦争が終った直後の日本における軍人(元軍人か?)に 対する世間の感情ってどんな感じだったのでしょうか・・・。 詳しい書籍などがあいましたらぜひ教えて下さい。 ソミュア
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- こいうった問題は以前にも書きましたが、都市と地方等、地域差が大きいものです。旧軍人=職業軍人として話しますが、都市在住の旧軍人の中には公職追放などで困窮していた為に実際以上に辛く記憶に残っている場合もありますし、同じ都市でも横須賀などでは旧軍人を馬鹿にするような風潮はあまり無かった様です。また、地方農村部では別の見方が存在しました。非常に大雑把な見方ですが、世間一般の人々は旧軍人に対しては、ある種畏敬の念を持って接したり、敬遠したりしていた、と、まとめて良いのではないでしょうか。
BUN
- ちょっと一概には言えませんが、東京裁判の戦犯(軍人以外の戦争協力者も含むが)が一旦、公職追放された後、社会に復帰しそれなりの社会的地位についてたりするのを見ると、元軍人というだけで社会的差別を受けるようなことは少なかったのではないでしょうか。旧軍の解体も敗戦後のGHQ命令によるものだったし、日本国憲法制定過程を見ても、憲法第9条の戦争放棄、軍隊の不保持の規定を盛り込んだのはGHQの指示によるものだった(これが押し付けに当たるかどうかは問わないとして)。要するに、敗戦後、国内で軍隊及び軍人に対する反発が盛り上がり、日本人が自主的に軍隊を否定しようとするような動きはほとんど無かったわけで、それよりも明日の生活をどうするかという方がはるかに重要な課題だったのではないでしょうか。戦争首謀者とされる高級将校は別として、大部分の復員者は一般庶民に過ぎなかったわけですから。
アリエフ
- やはり一概には言えないということでしょうか。
たしかに旧軍人の中には政治家になったりしている人もいますね。
全体的に迫害されていたということではないのかもしれませんね。
ソミュア
- 徴兵で採られた軍人(兵隊)に対しては、一般庶民も仲間意識を持っていましたからそれ程悪い感情は無かったと思いますが。職業軍人である上級下士官、下級将校である尉官佐官クラスぐらいの軍人は、相当哀しいめに遭ったことも有るようです。昨日までは絶対的な権力を持って、威張り散かして、いいめみていた人もいた軍人が、いまや何の権力も持たずただの人どころか、自分達庶民を戦争で空襲で何もかも失わせた『憎っき弾正』ですから。相当酷い辱しめを受けた元軍人は大勢いたと聞いています。本当に悔しい思いをしたとは遠い昔多くの元軍人の人から聞きました。まあ「他人の不幸は最高の喜び」のうえに、自分がその他人の為に酷い目に遭った(事実は別としても)と、考えている非軍人にとっては、無理も無い事かも知れませんが。元軍人の方からすると「命をかけて御国の為に働いてきたのに、一体なんだ。」でしょうけれども。本当に特攻崩れのやくざも居たようですから。彼等を自棄に成らせるような世間の風潮は有ったんです。
ROHT
- ↑補足 私の最も脳裏に残っているある元将校の話は、旧軍の軍服で汽車に乗っていた時、前の席に座って煙草を吸っていた民間人に、「煙草を1本くれないか」と頼んだところ、吸っていた煙草を床に投げ捨てて「ほしかったら拾って吸え。穀つぶしが。」と言って、自分は新しい煙草に火をつけて吸ったそうです。まあこんな事も日常茶飯事だったのではないですか。
ROHT
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