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過去ログを見ているとWarbirdsには愛書家がたくさんおられるようで、もし良かったら最近面白かった本を紹介して下さい。よろしくお願いします。 松井 |
アリエフ
草鹿任一中将の「ラバウル戦線異状なし」が面白かった
です。いわゆる戦記でなく、苦労話や生活裏話を中心と
した内容でラバウルでの暮らしが描かれています。
Ks
今年に入ってから読んだ本のなかでは
荒俣宏「決戦下のユートピア」文春文庫(戦中生活)
NHK取材班「日本の選択5/対日仮想戦略オレンジ作戦」角川文庫
山本夏彦「誰か戦前を知らないか」文春新書(戦前文化)
アンソニー・ギデンズ「第三の道」日本経済新聞社(社会学)
カール・ソルバーグ「決断と異議」光人社(レイテ沖海戦)
橋本克彦「鉄道員物語」宝島社文庫(国鉄職員)
古山高麗雄「フーコン戦記」文藝春秋(ビルマ戦)
などがおもしろかったです。
(ささきさんが見たら笑うだろうな。見つからないことを祈ります。)
くろねこ
(San Jose の図書館にも日本語の本はあるのですが、流行本とビジネス書が
多くてドキュメンタリーは少ないのです…)
英語のミリタリー本では
"TUSKEGEE'S HEROS" Charlie&Ann Cooper, Motorbooks
"TANK KILLING" Ian Hogg, SARPEDON New York
"NIGHTFIGHTER" Ken Delve
"WARTHOG" William L.Smallwood, Brassey's(US)
"MUSTANG" M.J.Hardy, ARCO publishing
"CORSAIR" Barrett Tillman, Naval Institute Press
"MOSQUITO" Bill Sweetman/Rikyu Watanabe, Crown Publishers Inc
こんなの読んでます。一冊読むのに2週間くらいかかるので
必ずしも全部読破したわけじゃないですが(^_^;)、"TANK KILLING"
は字数も少なく英語も平易な割に内容は濃くておすすめ。"WARTHOG"
は分量は多いですが読みやすくて面白いです。丁度10年前湾岸
戦争真っ最中にロサンゼルスに居て毎日 CNN を見てたことを思い
出します。"NIGHTFIGHTER" は日本の名著「ドイツ夜間戦闘機」の
ネタ本かも知れません。ドイツ側だけでなく WWI の飛行船迎撃や、
BofB 初期のハリケーンやデファイアントによるイギリス夜戦の
奮闘ぶりが興味深いです。
雑誌では "FLIGHT JOURNAL" が面白いですね。今月号には 343 空の
特集があり、"Gallery" はサンタモニカの零戦22型です(^o^)
ささき
これは第二次大戦のヨーロッパの戦場について一通り知るのに向いています。
まあ、Ju87Gにダイブブレーキがあるとかの記述はありますが、
全体的にはビジュアルも多いし参考になります。
J
意外と誤解されている兵器としての毒ガスについて、解りやすく書かれた本として貴重。
実際に戦場で初めて使用したのは独仏どっちか判らないこと、各種ガスがどんな順番で戦場に現れてどう使われたか、日本の毒ガス戦準備の内容と目的とその水準など、これさえ読めば君も今日から「毒ガス将校」(悪夢)。良書だと思います。
BUN
ポラリス弾道弾載せた巡洋艦なんて凄いのが出てます(笑)
SUDO
(N)
読んでるのも月刊GUN誌と航空ファンぐらいだし・・・
まぐまぐマグロ
なぜ第二次大戦のドイツ軍が強かったのか、その源はナポレオン時代から・・・
これはまれに見る収穫、辺鄙な本屋なのに・・・
上のダイブブレーキですが、詳しく言えば「急降下の機速が加わる」って記述があったということです。
J
原書房(?)「航空技術の全貌」
出版協同社「陸戦兵器の全貌」
参謀本部編纂「日露戦争史」3巻組
大江志乃夫「日露戦争の軍事史的研究」
山本七平「私の中の日本軍」
「Fw190の開発と戦歴」
牧野茂「艦船開発物語」
牧野、内藤「平賀譲遺稿集」
原書房「日本の大砲」
「数式を使わないジェットエンジンの話」
読み返したりしたやつばかりだ
Navy
最近読んで面白かったのを順不同であげると、「山妣」板東眞砂子、「天然少女萬」こしばてつや、「5分後の世界」村上龍、「いつか勝てる」富樫ヨーコ、「連舞」有吉佐和子、「日輪の遺産」浅田次郎、「週刊プロレス」といったところであります。
itou
「メインタンクブロ−」(戦後50年に寄せる記録) 呉鎮守府潜水艦戦没者顕彰会 1996/03出版
値段が分かんない(非売品か?)
潜水艦乗りの方々が編纂した日本潜水艦の記録ですが、潜水艦乗りの人達(と家族含め)の回想記
から大戦全期の詳細な行動記録まで実によい資料です。
佐藤利行