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もし、帝國陸海軍兵士になったとして、どんな任務についてみたいですか? ちなみに私は一撃必殺の徹甲爆弾を抱えて敵空母に急降下爆撃を行う艦爆 搭乗員になりたいです。 Ko |
…という皮肉は皮肉として(^^;)
気持ちはわかります。よくわかります。私も戦争の華やかな一面につい惹かれることがありますから。
でも戦争はゲームではありません。敵空母の知命部に爆弾を当てるということは、それは確実に何百人かの敵兵を殺すことであり、何千人かの(敵国の)家族や友人や恋人たちにとってかけがえのない大切な人々を葬り去るということなのです。
戦争が殺人であることは明白です。しかしそれによって自分の大切な人を守れるなら…ということで兵士の呵責は相殺されます。「地球より重い」と言われる人命を平気で天秤にかけてしまう、平時の非常識の最たるものが戦争なのです。そして一度戦争に飛び込んでしまえば、自分の命さえも天秤の上です。友軍の空母一隻を救うためには艦爆一機など簡単に見殺しにされます。友軍の誤射で死のうが、捨て駒として使い捨てにされて死のうが、兵士には恨み言を言う権利はありません。戦争とはそういう冷酷非情なものなのです。
私は軍人にはなりたくないし、戦争など行きたくありません。しかし、もしそうしなければ自分の家族や恋人を守れないというのであれば、覚悟を決めなければならないかも知れないとは思っています。もしそうなった時には華やかであろうと無かろうと、自分のベストの能力を発揮できる任務に就きたいです。
ささき
わたくし、マイナスgに非常に弱いので、背中向きに急降下して行く艦爆の後方銃手にだけはなりたくありません。
まなかじ
40才近くで天災技術者と呼ばれて(笑)、主任設計者として戦闘機作ってみたいです。
(もし今の自分で一兵士として徴兵されて当時の南方の戦場にでも行けと言われたら
怖くて精神的に耐えられないでしょうね)
まあ難しく考えず、単純に経験してみたいならやっぱり飛行機乗りです。
特に急降下爆撃はいいですね、経験出来るなら一度はしてみたいです。
佐藤利行2000
艦爆の後部搭乗員は急降下の時も旋回機銃を構えて後ろ向きに構えて
いたんでしょうか?あまりにも気持ちが悪そうですが。
Ko
文字化けした。「急降下の時も後ろ向きに旋回機銃を構えて」です。
Ko
急降下中は、急降下爆撃機にとって戦闘機に対し最も無防備な状態ですので、常に後方を警戒しなくてはなりません。
この場合、後方銃手の任務は、撃墜されないように、というより、敵戦闘機に邪魔されないように、ですね。
まなかじ
帝国海軍の艦爆乗りの生存率は極端に低い。99棺桶でなくとも投弾位置に着く前に「必殺」される。
GATO
GATO
急降下爆撃の「急」は「急角度」の「急」であって、「急速」の「急」ではありません。
エンジンはアイドリング状態にまで回転を下げ、翼下にダイブブレーキを開いているので、爆撃を諦めたとしても絶対に回避できません。
爆撃任務を「貫徹」するとするなら、上記状態でようやく480km/hていどの「急降下」速度のまま、操縦員は射爆照準器に敵艦を捉え、それに集中しきって、まっしぐらに、文字通りに直線に突っ込みます。横滑りしてたりしたら、爆弾、命中しませんからね。
しかも、急降下爆撃は、爆撃実行時には編隊を解かねばなりません。
爆撃に入る前ならば、編隊を詰めて防御火網を形成することもできますが、急降下中は単機です。
対して、これを追う(艦上)戦闘機は、パワーダイブを使っての優速と、余剰エネルギーを利用して易々と有利な射点につくこともできますし、針路を読むことも難しくないので偏差射撃もよく当たります。
急降下爆撃が安全なのは、時限信管式の砲弾を使う大口径高角砲に対してだけであって、高角機銃にも敵戦闘機にも非常に脆弱な攻撃法です。
まなかじ
お褒めにあずかり光栄です。
Ko
kazu
>爆撃に入る前ならば、編隊を詰めて防御火網を形成することもでき
>ますが、急降下中は単機です。
「帝国海軍の艦爆」に限定するならば、これは必ずしもそうでない
場合があって、編隊のまま突っ込むということもあります。
艦爆による降下爆撃は、一般に指揮官の「突撃隊形ツクレ」などの
命令によって、それまでの編隊を単縦陣になり、指揮官機から目標
に突撃する戦法を採っていましたが、これは指揮官機の投弾結果を
見て、後続機が弾着の修正をするなどの利点がある反面、地上や艦
上の対空砲火から見れば、それぞれの飛行機が一点を通過すること
になるので、被撃墜率の高さにつながっていました。
この件に対する一つの策として、扇の形のように編隊を展開して全
機が同時に同一目標に降下するという方法が採られるようになりま
した。正確にいつからかはちょっとわかりませんが、多分南太平洋
海戦頃からは採用しているのではないかと思います(家に帰らないと
はっきりとしたことは分かりませんが)。
まあ、これを「編隊のまま」と称するのはやや言いすぎかもしれま
せんが、「指揮官機に右へならえ」とか「小隊毎に高度差をつけて」
その形で突っ込むので、その意味においてのみでも単縦陣よりもか
なり危険だったようです。
今泉 淳
一番好きなWar Birdは、何を隠そう彗星艦爆ですし。
で、↑の編隊急降下について、単縦陣で突っ込むのが「突撃第一法」、扇形に横に展開して同時攻撃をかけるのが「突撃第二法」というのだと記憶しています。
大昔の丸の別冊を、文華堂で立ち読み(をぃ)した時の記憶ですが。
#高価いのだもの。
この名称から判断する限り、急降下爆撃が使われるようになった当初から一応は両方の技法があって、命中率にプライオリティを置いた緒戦では第一法を、被害がシャレにならなくなり出した後期では第二法を使ったのではないでしょうか。
・・・マリアナ以降は、敵艦戦の迎撃により「編隊爆撃」自体が実行し得なかったかもしれませんが。
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