目にしたことはないけど、
「よもやま物語」のどれかにその手の既述があったような…
勝井

たぶん、大きな古本屋に行けば手に入ると思いますが、「ＰＸ」(コンバットマガジン別冊)NO.1、2に、「日本陸軍航空隊のパイロット食」として特集されています。
歴史から糧食の規格まで多数の写真によって詳しく解説しています。
手持ちの「ＰＸ」にはこれしかありませんが、続巻で海軍についてもとりあげているかもしれません。
もし普段の食事についてお尋ねでしたら、やはり一兵士の手記物を読み漁るのがよいかと。
それから、「海軍設営隊の太平洋戦争」(光人社NF文庫)では前線から取り残された部隊がどのようにして自活への道を切り開いたかよくわかります。
Jabo

旧海軍に限定します。

「高橋孟氏の著作」というのは、

・「海軍めしたき物語」(新潮文庫、昭和五十七年)
・「海軍めしたき総決算」(新潮文庫、新潮社、昭和五十九年)

でしょうか。これらには、確か光人社の本(元本ですかね)もあったように思い
ます。あるいは、

・「海の男の艦隊料理」(ノーベル書房、昭和五十八年)

でしょうか。逆にこちらの文庫本版もあったように思います。

で、「何を食べていたか」という問いに明確に答えられるような文献をずばり
答えることは私には出来ないのですが、私が持っているものには、これら文献
に加えて、

・瀬間喬「日本海軍食生活史話」(昭和六十年、海援舎)

があります。

これは、単に「何を食べていたか」だけではなく、海軍一般の糧食関係の話題
を集めたものでありますので、欲しているだろう情報からややはずれているか
もしれません。

でも、具体的な献立の例なども掲載されており、この資料を参考に私も本頁の
回答を書いたことがありますので、これに当られるのも一つの手かもしれませ
ん。

もっとも、この本は「頒布価格六千五百円」などとあるので、簡単に入手可能
かと言われたら怪しい気がします。

今泉　淳