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以前から気になっていたのですが、太平洋戦争に関して米国が行った日本への諜報活動について実際に記録に残ったいるものはあるのでしょうか? 1941年にソ連がゾルゲ事件を起こしたり、また地方にいたキリスト教の宣教師がスパイ容疑をかけられて特高にマークされたりという話は残っていますが、あれだけの国力の国が政府の中枢に対して直接的な諜報活動や情報操作を行っていないはずがないと思うのですが。 日本側の協力者の立場上、戦後全てもみ消されてしまったのでしょうか?漠然とした疑問ですが、何方か資料をお持ちでしたら教えてください。 すなめり |
- 資料ではないんです、すいません。
合衆国が日本に対して行っていたスパイ活動は、日本国内に情報提供者を置くのではなく、随時必要なときに日系二世のスパイを日本に上陸させ機密書類などを盗み出させていたと聞いたことがあります(本でみたんだっけかな?)
それによると、合衆国国内に「陸軍中野学校」というスパイ養成所を作り、日本の中野学校と同じ教育をして日本に送り込んだらしいです。
書類の盗み方は、大佐クラスの階級章、軍服を着せて、書類を管理している担当者を「貴様はなっとらん!」と因縁をつけて問答無用で書類を奪い取ってくる、というものだったらしいです。
もちろん、スパイだってばれちゃう事もあったようで、その本に載っていたのは「口からいい匂いがした(歯磨き粉の匂い)」というのがきっかけでつかまったそうです。
まあ、なんとなく話しに信憑性がないような気もしますが、参考程度に。
Sparrow
- ちょっと注意していただきたいのですが、政府の最高首脳会議(戦前の日本なら御前会議)や政府高官が持つ情報が、必ずしも最も正確とは限りません。現場から上げられてくる情報のうち、上に上げると都合の悪い情報を目立たなくしたり、あるいは当の政府高官が信用しないなど、情報伝達に歪が生じるのはどこの国、組織でも共通して見られる現象です。
諜報活動は、敵国の中央政府関係筋、その国の軍隊の第一線部隊や一民間人からのルート、更には第三国経由など、様々なルートからの情報を総合して分析するものであり、例えば最高首脳会議の提出資料が入手できなくとも、その他のルートからの情報を総合して凡その意図を掴むことができます。
ちなみにゾルゲ事件は彼がナチス党員だったこともあって、当時、大変な騒ぎになったわけですが、ゾルゲからの対独・対日情報もソ連の諜報活動の一ルートに過ぎないわけであり、これを過大視すべきではありません。それに、政府当局にとって好ましくない人物について、敵国のスパイといって、具体的証拠も無いのにしょっ引くことは、民主的な司法手続が取られていない国において日常茶飯です。
アリエフ
- アメリカに「陸軍中野学校」があったなんて、本当だったらすごい話ですね。参考になりました。
すなめり
- このQ.はもう終了かなぁ(^^;)
朝鮮半島の平壌郊外の某教会が米国のスパイ養成施設となっており、ここから主に反日朝鮮人をスパイとして送り出したそうです。だいたい3種類の活動家があり、
1:朝鮮人として日本本土の大学などに留学生として入り込み、日本の学生・知識人の考え方などを探る。
2:上海などの国際都市で地下活動(テロなど)に従事する。
3:日本人に変装して日本本土に上陸し、工場・港湾設備に関する情報を探る。
だそうです。
戦後、彼らの多くが北の共産体制に反乱を起こし(後ろで糸引いていたのがどこだか明らかですな)、捕らえられてシベリアへ送られた際に、抑留されていた日本人に話した内容だそうです。真偽の程は何とも・・・。参考までに。
さいどわ
- 推測にしかならないのですが。
某海軍新兵器を試験しようとするとB29が偵察に来る、外国人が通りがかる、といった事があったようです。抜き打ちでするとそのような事が無かった事と言い、上層部のところで何がしかの漏洩があったと思えます。
航フに長らくイラストを書いておられた長谷川氏も文中で、航空会社の工員が電車の中でいろんなおしゃべりをしていた事を記しておりました。
オンブー