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旧日本海軍は「海軍省」「連合艦隊司令部」「軍令部」(あと海上護衛総隊)みたいな感じで組織機能が分散していましたが、ロシア海軍やドイツ海軍なども同じなのでしょうか? そしてどういう組織名なのでしょうか? よろしくお願いします。 YUKI |
- まず、時代設定をお願いします。
勝井
- 申し訳ありません。
第二次大戦中でお願いします。
YUKI
- ドイツ1938.11の例ですと、
国防軍総司令官の下に海軍総司令官、さらにその下に海軍総司令部。
ここまでは一本線です。
その下は東部・北海・東海の3管区と実働部隊の4つに分かれ、
実働部隊はさらに潜水艦部隊、偵察部隊(魚雷艇・掃海艇部隊)・艦隊・装甲艦部隊に分かれます。
出典:世艦増刊「第2次大戦のドイツ軍艦」
勝井
- 問に挙げられている組織の例ですが、海軍省と軍令部は並列の組織と言っていいと思いますが、他の二つは別のレベルでの組織です。
何をもって、どういうレベルの組織の「組織機能が分散」と仰っているのかが良く分からないのですが・・・・。
海機55期
- >4
申し訳ありません。勉強不足でした。
「旧日本海軍の組織図」をみたとき海軍省、軍令部、連合艦隊司令部、各鎮守府、警備府などというふうにわかれていたので、安易に判断してしまったようです。
というわけで、ロシア軍やドイツ軍もこのようにわかれていたのか、別れていたのならなんと呼ばれていたのか気になったものですから。
というわけでよろしくお願いします。
YUKI
- 似たような名前でも機能の組み合わせは国によって違いますからね。
このままでは皆さん答えにくいのではないでしょうか。
例えば鎮守府は平時には警備戦隊というのを持っていて、日本近海を
手分けして哨戒しています。沿岸警備司令部でもあるわけです。例えば
アメリカのように沿岸警備隊という組織が海軍とは別にある(戦時だけ
海軍の指揮下に入る)場合、海軍のNaval District HQは日本の鎮守府
の重要な機能のひとつを果たしていないことになります。そもそも財務
省(のち運輸省)管轄の沿岸警備隊はどこまで準海軍なのか、とか言い出
すときりがありません。訓練・教育なども多くの機関で分担しています
ので、よその国との対応関係を調べるのはなかなか大変です。
指揮系統などは各種の書籍に載っていますが、国際比較はなかなか大変
です。特に海軍省など指揮系統に属さない文官組織や、鎮守府などの内
線部隊については組織図すらなかなか載っていないので、外国との対応
関係を調べるとなかなか難しいですよ。
マイソフ
- >6
なるほど。
参考になりました。
ありがとうございます。
YUKI