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363 「軍属」について教えてください
1.階級はあったのでしょうか?又、何処まで権限を持たされていたのでしょうか
2.制服や階級章など決まっていたのでしょうか?
「軍人」についての資料が多数ありますが「軍属」については見たことがないので
よろしかったら教えてください
梅太郎

  1. 1 軍人のような階級はありませんが、身分は親任・勅任・奏任の高等官、判任官、雇員、傭人と一般の役所と同じのがあって、権限は大臣級からアルバイト級まで、いろいろありました。軍隊と共に行動する時は、軍属は該当する軍人の階級に相応した待遇を受けましたし、高級将校相当者には当番兵もつきます。また平時でも陸軍省など規模の大きい官衙では、高等官食堂がありました。
    2 それぞれ軍人の階級に該当する官等を表す徽章(肩章や袖章、臂章)を着けた制服(文官服)がありました。 陸軍監獄の看守も軍属(判任官待遇:下士官と同等)です。法務官(高等官:将校と同等)もそうです。法務部制服(法務部で定めた文官服:定色は白)を着ています。 陸軍病院の看護婦さんも軍属で、婦長さんは曹長相当(判任待遇)です。その他、海軍では工廠の職工や、海軍省の理事生(女性事務員)も軍属です。士官學校など軍學校の軍事學以外の教官も文官で、「陸軍教授」(高等官)と云い、これはフロックコートなど平服を着ていました。戦地にある軍属は、軍服類似の制服を着ていました。廉ある時は、高等官は金ぴかの大禮服を着ました。これらはすべて昭和はじめ頃までのおはなしです。
    あるめ

  2.  旧日本軍だと、例えば待遇が佐官の軍属が職業軍人の中尉に顎で使われるなど、実際の待遇は悪かったそうです。
    tomo


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