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現在自衛隊で教えている徒手格闘術や銃剣術は旧軍から受け継いだものなんでしょうか?それともアメリカ流? 本村 |
- 徒手格闘は日本拳法。
銃剣術(銃剣格闘)は柔剣道(これは旧軍からじゃないかな)から。
わたしゃちなみに柔剣道三段(誰でも取れるって?(笑))
でも、こういうのはあくまでもベースだと思ったほうが。
一度ビデオを見るのを薦めるですね。
sorya
- おっと間違い。柔剣道=>銃剣道。
正直なところ銃剣道は棒術の経験が非常に役に立ったかも。
sorya
- 僕は日本拳法部です。有段者の友達と試合をすると死にそうになります。
BOB
- おおっ、同好の士が。私も元日本拳法部員。
関東学連ですけどね。
自衛隊の徒手格闘は、ほとんど関東・日本拳法協会ルール(関東でも学連は関西ルールだが)の日本拳法そのものですな。習志野空挺の選手がよく昇段審査や個人戦に出てきてました。
以前はよく、「日本の格闘術・逮捕術は約束稽古で構成されて実践性が云々」という表現を見かけましたが(柘植某の小説にあったか?)、実際は(日本拳法については)相当な実戦的競技です。
柔道の様な試合形式の競技なので、「約束稽古」云々ってのはありませんね。(形も有るには有るが、昇段審査でしかやらない)
殴って蹴って、掴んで投げて、組み伏せて上から殴る蹴るヒザ入れる。
剣道のような防具付けてるので(自衛隊は靴まで履く)怪我はほとんど無し。
細かい技術はさておき、とにかく実戦形式でボコスカ殴り合うので、短時間にソコソコの強さが身につきます。
結局、公務員が「本業の片手間」にやる格闘技としてはベストなんじゃないかと、いろんな格闘技を見てきた今でもそう思っています。
「長きの修錬で達人になる」というよりは、「手っ取り早く強くなる」という感じか…もちろん、キャリアの長い「達人」の方も山ほど居られるのですが。
Revi
- ちなみに。
日本拳法自体は、昭和7年に澤山勝氏が、関西大学において「大日本拳法」として創始したのが最初です。関東に伝わったのは戦後になってから。
このため、関東よりは関西で盛んで、関東では競技人口の大半が学生と自衛隊という状況です。
武家の格闘術として受け継がれてきた柔術から、柔道に受け継がれなかった打撃技を中心に再構成されたものです。
「従来の形稽古は、技法が実際から離れてしまい(中略)技術修錬は良師についたとしても熟達にはきわめて長年月を要する。危険をなくし短日月に熟達させるために防具を着装し、思う存分突き、打ち、蹴りをもって撃ち合い、また組んでの投技、間接逆技を施すことの出来る乱稽古法を創始した」と手元の資料に。
自衛隊の他、70年安保闘争の頃から警察の逮捕術としても採用されています。
こちらは合気道や少林寺拳法などの要素を多く含んで再構成されていますが。
四年の秋に怪我で引退してから一度も防具付けて無いなぁ。
どこかで練習できないかしら。
Revi
- 自衛隊の銃剣道は旧軍から継承されていたようで、そのルーツは仏にあるようです。数十年前には、銃剣道+格闘という恐ろしい武道もやってたみたいですが、現在は銃剣道のみのようですね。
実は、いま、銃剣道3段を申請中(笑)
tackow
- 銃剣術に関してこのようなURLを見つけました。
http://www.jca.apc.org/keystone/K-ML9810/0749.html
記憶モードですが、米軍の銃剣術は、刺突よりも、銃剣による斬撃
及び、銃床による横殴り式打撃を多用しているようです。
このあたり、剣道とフェンシングの関係と逆に見えるのが興味深いところ
です。
このためか米軍の木銃?は棒の両端に大型のボクシングのグローブ上
のものが装着されたような形状をしており、兵士もボクシングのヘ
ッドギアのような防具を装着していたような記憶があります。(幾
分記憶あいまい)
SAW