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第二次世界大戦でソ連軍は軍という単位(第56軍、第72軍など)でドイツの 師団や軍団と戦闘をしていますが、ソ連の軍というのはどのくらいの兵力 装備だったのでしょうか? ソ連には戦車師団というものが見かけなく、連隊、旅団、軍団という単位 ですが戦車師団が無いのはなぜですか? ちょっと気になると夜も眠れないです。どうでも良いことなのに 誰か助けてください。 屯田兵 |
- グランドパワー誌47号より1942〜45年の「戦車軍」の編成を見てみると、兵員4万〜6万5千名、戦車軍団3個、機械化軍団1個、戦車駆逐旅団1個、ロケット砲兵連隊1個、自走カノン砲連隊2個、榴弾砲旅団3個、架橋構築工兵旅団1個、高射砲兵旅団1個、通信連隊1個、重戦車連隊5個、補充連隊1個、長距離偵察大隊1個、建設工兵大隊2個、火炎放射大隊1個、科学防護大隊1個、道路整備大隊1個、自動車輸送大隊4個、警戒大隊1個、兵器大隊1個、野外製パン隊1個、需要品補給廠1個、修理工場隊1個、懲罰大隊1個となっています。
キモである戦車軍団の装備は1944年型で1個あたり、兵員11964名、7.62ミリ小銃7,180挺、7.62ミリ短機関銃2963挺、7.62ミリ軽機関銃415挺、7.62ミリ重機関銃47挺、12.7ミリ高射重機関銃55挺、14.5ミリ対戦車銃207挺、82ミリ中迫撃砲52門、120ミリ重迫撃砲42門、37ミリ高射機関砲16門、45ミリ軽対戦車砲46門、76.2ミリカノン砲48門、85ミリ自走カノン砲20門、152ミリ自走長榴弾砲20門、132ミリロケット発射機8基、火炎放射器10基、Tー34/85中戦車200輌、装甲車31輌、装甲兵員輸送車43輌、牽引車41輌、貨物トラック1369台、被牽引車24台、支援者241台、オートバイ110台、炊事車78台、製パン車2台、赤外線探知機470基。戦車の数だけ見るとドイツの1944年型戦車師団と同規模といえますが、装甲兵員輸送車の数が極端に少なくタンクデザント戦術に徹しています。
対独戦以前は戦車師団もあったのですが、バルバロッサのあまりの大損害の為に解隊され、新人、経験の少ない司令官でも指揮しやすい旅団に再編成されたこと(戦車の定数は41年8月・93輌、9月・67輌、12月・46輌、1942年2月・27輌、5月46輌)が羊頭狗肉ぶりにつながっています。
大戦終結後、戦車軍団は順次、戦車師団に改編・改称されていきました
バトゥ
- こんなサイトを見つけました。第二次大戦時の各国軍の編成を解説しています。
World War II Armed Forces Orders of Battle and Organizations
http://www.freeport-tech.com/WWII/index.htm
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