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何故、海軍の将校の食事は自腹で払わなくてはならないのでしょうか? ? |
- 我が海軍だと自腹じゃないですよ。時代によって違いますが、簡単に言えば、下士官以下は品給(現物)、準士官以上は金給。ということです。
tackow
- ナポレオン時代のイギリス海軍を題材にした小説「海の男/ホーンブロワーシリーズ」(早川文庫)などを読むと、「士官になれば、クソまずい水兵のエサを食べずに、自費でまともなものを購入して食べることができた」、というような状況だったようです(←原資料に当たらずにえらそうに)。その伝統でしょうか。
大名死亡
- 大戦中のイギリス海軍コルベット乗員の記録を読むと、水兵も副食はお金を
出して艦内で買っていたようです。ホーンブロワーを読んでも、すべてを艦長
などの自腹で支弁しているわけではなく、自腹で贅沢なものを付け加えるのが
慣行になっている、という感じですね。ただしもちろん上記の兵士の場合、
艦内で調達できる範囲のものしか買えません。なにかの事情で給料を使い果た
して、毎食情けない思いをしている兵士もいないわけではなかったようです。
日本海軍の場合も、大戦が始まるとお金があっても物はなく、軍で調達した
ものを食べざるを得なかったと書いてある本も見たことがあります。
ドイツ陸軍の場合、都市部に駐屯する部隊などは一定の食事手当てが支払わ
れる代わり、食料を給しないことがありました。もちろん士官も同様で、
司令部御用達のレストランなどもあったようです。
マイソフ