335 |
昭和18〜19年頃、陸軍特別幹部候補生というものがありますが、これはどのようなものだったのでしょう? 私事ながら、父親が上記に入隊していたらしいのですが…。 満州で捕虜になり、2年シベリヤ送りになり当時のことはあまり話したがりません。 親戚の話しでは通信兵だったようですが、本人に聞くのもなにか気が引けますので御存じでしたらお教えください。 ノモ |
- 特別幹部候補生は現役下士官の補充特例として昭和十八年に設けられた、飛行兵、通信兵等の下士官を養成する制度です。15歳から20歳未満の者を採用し採用後すぐに一等兵となり、6ヶ月後には上等兵、1年後には兵長に、1年6ヶ月後には下士官(伍長、軍曹)に任じ二年まで現役下士官としてその後は予備役に服します。
私の父もシベリア抑留の体験は決して語りません。
BUN
- BUNさんありがとうございます。
シベリアのことは、どなたも話したがらないようですね。
本の名前は忘れましたが、特別幹部候補生出身の方の著書があったらしいので
調べてその本を読もうと思います。
ノモ
- シベリヤ抑留の話は私の祖父はよくお風呂なんかで話してくれました。
4年もの間、極寒の地で暮らすのは非常に厳しく、本土に向かって走る鉄道が
ナホトカに向かい走っているのを知った時の話や、小便が出た先から凍り始める話
凍傷で指がなくなり丸太の様に固い亡骸になった戦友たちの話、黒パンと
名も知らぬ小さな果物の甘さに感動した話。祖父が他界してからはや6年が経ち
ましたが、戦争はしちゃあかんぞ。といういつものしめの言葉と共に今でも心に
のこっています。
伊達邦彦
- >2
故胡桃沢耕治氏が直木賞を受賞した『黒パン俘虜記』のことでしょうか?
木
- シベリア抑留の話しはかなり書籍があり、一応、読んでいます。
ただ光人社のよもやま物語シリーズに特別幹部候補生があったのですが、絶版のようで…、
他に候補生の生活など書いた本があれば読みたいなと思い捜しております。
ノモ
- 『黒パン俘虜記』は
陸軍乙幹部候補生の
(作中、古兵の皆さんからは「オツカン」と呼ばれていました)
モンゴル、シベリアにおける抑留生活
についてのお話です。
木