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太平洋戦争中の旧日本海軍には731部隊のように細菌兵器等の開発や人体実験を行っていた組織はありませんか。また、他の国にも731部隊のような組織はありましたか。教えてください。お願いします。 クラマ |
- どなたもカキコされないので、僭越ながら薄学の私が記憶モードにて。
日本海軍の生物兵器というのは未見です。あまり海戦に使えるとは思えませんが、即効性のある生物兵器というのはあるのでしょうか。ノミをばらまいて甲板上の水兵の戦闘能力を奪う、ではギャグになってしまいますね。
毒ガス爆弾は名称だけなら記録がありますが、これも実際に実用化したのかどうか?
まして人体実験ともなるとそれなりの設備(隠匿対策を含めて)と人員(当然医学知識が必要)が必要でしょうから、艦隊決戦重視の日本海軍にその余裕が有ったかどうか・・・。
兵器とは異なりますが、ドイツで遺伝子研究の目的で強制収容所のユダヤ人を使って人体実験をしていたという証言があります。特に双子が実験対象にされたとのことです。
この件については、昨年ドイツで制作されたドキュメンタリーがNHK教育TVで放送されていました。
これも生物兵器ではありませんが、太平洋戦争中(1942〜43年か?)にイギリス陸軍とアメリカが共同で毒ガス(確かマスタードガス)の人体実験をしていたという証言があります。
実験対象とされたのはオーストラリア軍兵士で、事前にソロモン・ニューギニアの前線送りとガス実験を選択させられたそうです(最低の「あなたはどっち」)。
太平洋上の孤島に兵士を上陸させ、上空からガスを散布する、だったと思います。
この件については、オーストラリアで訴訟があったように記憶しています。数年前(十年以上前かもしれない)に、やはり海外で制作されたドキュメンタリーを教育TVで見たのが情報源なのですが、この程度しか覚えていません。
わずかでもお役に立てれば幸いです。
以下ゴミ+愚痴:ネ20は見そこなった(泣)。
さいどわ
- 貴重な情報を頂きまして有難うございました。たすかります。
クラマ
- 大和型の前部艦橋諸室は防毒ガス構造になっています。一応毒ガス攻撃を
想定はしているぐらいですから人体実験とまではいかなくても研究ぐらいなら
しているでしょう。731部隊は戦後アメリカとソビエトが大きく関心を
よせました。なぜならどこの国もやらないような実験と情報を持っていたからで、
両大国がこぞって情報収集をしていた所からでも、すくなくともソ、米とその
とりまきにはそのような組織が無かったのでは、と考えます。
伊達邦彦
- 伊達さん、ご指摘ありがとうございます。
確かに、防御の観点からの研究はあったでしょうね。
発想が攻撃一本槍でした。旧軍のこと笑えませんね…。
さいどわ
- 日露戦争以降の各国の軍艦に関する防御研究の中に
毒ガス砲弾による防御の項は常に存在しました
現代の艦艇でもNBC防御をしていますよね、それと同様です
また艦艇の場合は火災に伴う有毒ガス発生も無視できない問題でした
これは家屋の火災等で起こる事態を考えてもらえればよいかと思います
内装材の発するガスが色々と問題になっていたようです
また、艦偵に対してBC兵器を用いたという事例は寡聞にして知りませんが
もし、用いるならばBよりはCつまり毒ガスを使うでしょう
これはB兵器では即効性が無く
艦艇とはその場で始末したい戦術目標でも有るからです
反対に、港湾施設等を攻撃するのならば
B兵器で長期間使えなくするというのも一つの手でしょう
SUDO