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日本海軍航空隊に常設航空隊と特設航空隊の二種類がありますが、なにか差はあるのでしょうか? 戦時または事変のときに組まれる臨時軍事費を元に作られるのが特設航空隊で、臨時軍事費が組まれなくなれば解隊されるほかは、常設航空隊と同じ(組織、運用方法等)と考えてよいでしょうか。 源五郎 |
- 気にはしていたんですが、私もよく調べてはいません。
十七年十月以前の区分はお考えの通りで正しいのではないかと思います。
しかし、その後の航空隊は特設と常設の区分はあるものの、実際の部隊の支援補給に関しては両者を同様に「番号航空隊」として扱っている文書が見られます。戦争後期の空地分離以降は尚更に両者の区分は曖昧になるようです。後期には一線部隊である番号冠称航空隊と後方部隊または乙航空隊としての地名冠称航空隊の区分の方がより重要なものなっているようです。隊番号末尾の偶数、奇数での常設、特設の区分も最末期には本来の意味で徹底していないのではないか、との疑問も持っています。
BUN
- 回答ありがとうございます。
戦時編制表をみても空地分離以前は常設航空隊は艦船部隊の欄、特設航空隊は特設艦船部隊の欄に記
入されていたものの、空地分離以降は常設、特設両航空隊は艦船部隊の欄に、特設艦船部隊の欄に特
設飛行隊が記入されているので、常設、特設航空隊の区分は本来の意味を表していないのかもしれま
せんね。
ひょっとして空地分離制度が導入された時、番号の読み方が一部改定されてるのでしょうか?
この他にも、なぜ番号に余裕があるにもかかわらず二代目の番号航空隊が編制されているのか等にも
悩んでます。
源五郎