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帝国陸海軍の「元帥」についてお尋ねします。 海軍における「元帥」とは、元帥府に列せられた海軍大将を指した(称号)そうですが、陸軍では「元帥」を大将の上の階級として認識していたと聞きました。 この解釈は正しいのでしょうか?制度的な面から教えて頂ければ嬉しいです。 匿名子 |
- 大東亜戦争当時、陸軍が「階級」として認識していたかどうかは、人の思考に関係するんでわかりま
せんし、明文化されたものも今だ見たことがありませんが、明治31年制定の「元帥府条例」に、
第一条 元帥府ニ列セラルル陸海軍大将ニハ特ニ元帥ノ称号ヲ賜フ
とあるんで、陸海軍とも「元帥」は「称号」であると解釈していたとするのが本当でしょう。
ただし、明治4年から6年までは、「大元帥」、「元帥」という官職が陸海軍に存在していたことが
あります。
源五郎