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西側諸国で使われている(東もか?)ミサイルや戦闘機、戦車なんかに使われている集積回路、超LSIなんかの多くは日本製と聞いたことがあるのですがそれは本当ですか? またそうだとしたら憲法違反にならないのですか? りょう |
アリエフ
あず吉
たとかというハナシもありますね。
tackow
ブラック・タロン
S&Tというボードシミュレーションゲーム雑誌に、TOYOTA War というチャド内戦のゲームがあります。このゲームの解説によると、リビアの支援を受けたチャドの反政府ゲリラが、リビアから供与されたトヨタのピックアップトラックに機関銃を装備してゲリラ戦に活用し、襲撃を終えて帰っていくピックアップトラックの貨物台後部にはTOYOTAのマークが鮮やかに刻まれているところから、チャド内戦にトヨタウォーという別名が付いたとなっています。
トヨタのピックアップトラックはソマリアの内戦でもゲリラ側が機関銃をつけて使っている写真を見たことがあります。アフリカのゲリラの間では、ランクルばかりでなく、信頼性が高くて安いトヨタピックアップトラックの評価も高いようです。
カンタニャック
部品として転用できる(ばらして使う)ので、大量に輸出する際は通産省の許
可がいるとかいらないとか
これも武器輸出に抵触でしたね
ペンギン
として述べさせてもらいます。
工業製品の軍事目的への利用というのはいくらでもやりようがありますから、その輸出が
憲法第九条に反するかという話になると日本が輸出できるものはなくなってしまいます。
ですから輸出するものとその相手によって対応を変えることになります。
まず輸出するものについて
補完的輸出規制(通称16項規制)にて輸出規制のかかっている品目が決められています。
半導体(特にIC)は殆ど規制品目になっているはずです。
そこにあげられたものを輸出する場合には、相手が誰であろうと必ず事前に通産省に申請
をしなければいけないことになっています。
私も海外の工場に対して不具合の改善用にICを送ることがあるのですが、それでもかなり
面倒な手続きを必要とします。(現地でも容易に入手可能なICなんですけどね)
で、大量破壊兵器(核、細菌、化学兵器及びそれらを搬送するもの(ミサイル))に使用
されるのが明白な場合にはおそらく許可がおりないと思われます。
直接使用するだけでなく、研究、開発、生産に使用されることが明白な場合も同様です。
輸出する相手については、かつてCOCOMと呼ばれる対共産圏への輸出規制がありました。
今はCOCOMという名前もなく、対共産圏という明確な境界もありませんが、特定の国
(明確に名前があがっているのはイラン、イラク、リビア、北朝鮮)や地域に
対する輸出規制のシステムはそのまま引き継がれており、ワッセナー・アレンジメント
と呼ばれています。
PT
となりの大トロ
ガンヘッド
カンタニャック
あと、なんでPS−1(US−1)は輸出できないんでしょうね?
ガンヘッド
となりの大トロ
制御ソフトを付けてソ連に輸出しています。このためアメリカではこの事件のことを
「東芝-コングスベルグ」事件と呼称しています。
大塚好古